mitumine 夢幻庵日記

夢うつつで過ごしている日々、趣味の絵・旅行・写真・ハイキング・読書などを写真を交えて気ままに記しています。

樺山紘一 著 「地中海-人と町の肖像」 岩波新書 を読んだ

2006-08-02 19:23:41 | 読書

                

 西洋文明の原点、地中海を取り巻く地域でその時代を画した対照的な人物2人を、比較対照しながらその時代を描こうという意欲作だ。

 テーマは、歴史(ヘロドトスとイブン・ハルドウーン)、科学(アルキメデスとプトレオマイオス)、聖者(聖アントニウスとヒエロニムス)、真理(イブン・ルシュドとマイモニデス)、予言(ヨアキムとノストラダムス)、景観(カナレットとピラネージ)の6部門12人。

 歴史、科学、景観の章が面白かった。この地域は、民族・宗教が交錯する地域だけに、とても興味深く読むことが出来た。新書版では細部に渡っての書き込みが出来ないので残念な感じだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする