友人二人・妻の4人で16日(金)から、C社の「アンコール遺跡群を年代順に見学!感動の世界遺産アンコールワット5日間」に参加した。
総勢20人のツアーで、シュムリアップのホテルに3連泊で移動が少なくて楽だった。当日空港7時半集合だったので、15日は成田のエアーポートレストハウスに前泊した。空港内のホテルなので、目の前が空港という好条件。翌日ハノイ乗り継ぎで、夜8時頃ホテル(ANGOKOR RESORT &SPA)に到着。

17日は、〈9世紀~10世紀の遺跡群〉ロリュオス遺跡群のバコン、バンティアスレイ、東メボン等を見た後、宮廷舞踊を楽しんだ。


翌18日は、アンコールトム、アンコールワットを見学した。ワットでは、聖なる場所弟三回廊の急な階段と人混みに驚いた。


最後の見学日は、タ・プロム寺院で、1186年建立だがその後カジュマルの木に埋もれていたところ、その様子は圧巻だった。

帰りもハノイ乗り継ぎで、20日6時半頃成田に着いた。

《雑感》
あのポルポト時代(1975-79年)の大虐殺を経て、30数年で良くここまで立ち直ったものと感慨深い。観光地のトイレは清潔(水洗)だった。ホテルも素晴らしい設備だった。
現地ガイドによると、生活は横ばい、平均月収は60米ドルくらい(観光地では米ドルが普通に通用-現地通貨は必要ない)で楽ではないし仕事も少ないという。プノンペン周辺には工業団地もあり外国企業も立地しているが現地人は月収70ドルくらいで食費が一日3ドル節約しても2ドルはかかり食べるのがやっとという状態だという。
学校は午前午後の2部制で、学制はほぼ日本とおなじらしい。街を一歩離れると小さい子供は裸足で遊んでいる。学校に行かないときは、観光客に絵はがき(10枚1ドル)などを売り歩いている。観光客目当てのお土産売りの大人 も目につく。
移動手段は自転車、とりわけバイクが普及していて一台に家族全員4人くらいは乗って走っている。自動車の隣をバイクが行列していて、見ていても危なそうに見える。免許は要らないという。乗用車は金持ちだけと云っていた。道路も幹線は舗装されているが他は悪路も多いし、観光地は道幅も狭いので小さいバスに乗り換えていくことが多かった。
荷台のあるタクシーにあふれるほどの人を乗せているのも目についた。シクロ(125ccのバイクにリヤカーを付けたようなもの)一台日本円にして30万円ほどするという。一日の稼ぎは20ドルほどだという。生活は苦しそうだが、人口構成は日本と逆で子供が多いという。この国の未来は明るい。現地人の人柄も穏やかなな感じの人が多いようだった。楽しい旅だった。