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学問としても、エンターテイメントとしても、一般に浸透している心理学だが、そこには多くの誤解がある。時には心理学を学ぶ学生でさえも勘違いしていることがある。そういった誤解のいくつかが海外サイトにまとめられていた。
今のことは普通に憶えていられても、過去のことは何もかも忘れてしまっている。そのような記憶喪失はポップカルチャーでもお馴染みだ。これは逆行性健忘と呼ばれる、現実に存在する症状だ。だが、前向性健忘という症状もある。これは逆行性健忘よりもはるかに質が悪いとされるもので、過去のことは憶えているが、新しい長期記憶を形成できないという症状だ。
夢の分析は人を理解する上で確立された手法であり、臨床の現場でも頻繁に利用されていると思われがちだ。だが、これは映画やテレビドラマなどによって広まった誤解だ。
フロイトの理論によれば、夢は無意識と強く関連しており、その多くが小さな子供の夢を取り扱っている。しかし、最近の研究は、小さな子供の夢には細部もその背後に潜む意味もほとんどないことを明らかにしている。心理学の発展に大きく貢献したフロイトだが、性や夢に関する彼の理論は間違っていると現在では概ね考えられている。
これには諸説ある。泣いている赤ちゃんは泣かせたままにしておくべきという説もある。だが、赤ちゃんをあやしたからといって害になると考える研究者はあまりいない。むしろ、泣く赤ちゃんを無視する方が有害であるとする研究もある。大切なことは、少なくとも生まれて最初の数ヶ月は泣き出した赤ちゃんをあやした方がいいという研究結果が得られていることだ。
一度に複数のことをこなせる能力に自信を持っている人もいるだろう。だが、こうしたマルチタスクは現実には存在しない。ある程度の集中力を必要とする作業を同時に2つ以上こなすことはできないのだ。確かに、複数の作業を目の前に脳を素早く切り替えることはできる。だが、脳が一度にこなせる認知作業は1つだけだ。唯一の例外は、左右の脳をつなぐ脳梁が損傷している両断脳症候群の人物である。
心の専門家なのだから、他人の心を読めるか、あるいはちょっとした仕草から心理を詳細に分析することができると思われても仕方がない。この都市伝説に取り組んだある心理学者は、人間の心は非常に複雑で、専門家であっても自分の心の理解すらままならないことを指摘している。彼らは、人間の言動を理解する技術を備えているが、だからと言って心まで読めているわけではない。
世間には、心理学者の研究対象のほとんどが異常者であるという印象があるようだ。だが、心理学には異常者について触れもしない様々な分野がある。そして、ほとんどの心理学者が勤しんでいるのはそうした分野だ。また、心理学の学位を取った者なら誰でもカウンセリングができるという誤解もある。実際には大学を卒業した程度では不十分で、大抵は大学院での学習が求められる。
これもまた映画の影響だろう。統合失調症と聞けば、その患者はありもしない声を聞いたり、光景を見たり、さらには人格まで複数あると想像しがちだ。だが、統合失調症にかかったからといって必ずしもありもしない声を聞いたりするわけではない。幻覚に至ってはかなり珍しい。そして、より重要なことに多重人格などではない。解離性同一性障害という多重人格症は確かにある。だが、これに関しても賛否両論であり、実はかなりの心理学者が複数の人格が存在することすら認めていない。
男の子や女の子の性同一性は、社会的環境によってのみ育まれるという説がある。その対極として、性差は完全に遺伝子に基づいているという説もある。ご想像の通り、どちらの説も間違いだ。
男性と女性は性向と言動に影響する異なる身体的特徴と異なるホルモンバランスを有しており、違いが存在することは明らかだ。もちろん、環境もまた重要であり、社会的な期待が男性的あるいは女性的な振る舞いの形成に大きな役割を果たしている。
幼い頃から大量の刺激を与えれば、賢く育つ…こうした見解に基づく製品はたくさんある。だが、残念なことに、過剰に刺激を与えても賢く育つどころか、その逆の結果になることが判明している。
ある英才教育ビデオ教材の効果を調査した研究では、これを観て育った赤ちゃんは、そうでない赤ちゃんよりも語彙が少なかった。一部の小児心理学者によれば、赤ちゃんの知性を育む最も良い方法は、両親との一対一のコミュニケーションなのだそうだ。
カウンセラー、心理学者、精神科医、それぞれの仕事についてもよく誤解される。具体的に説明するのはあまりにも話が長くなりすぎるのだが、掻い摘んで言うとこうだ。まず、カウンセラーは必ずしも心理学者ではない。多くの場合、ソーシャルワークに関連した修士号があればカウンセラーになれる。心理学者は心理学に関する博士号を持つ人たちだ。カウンセリングを行うことはできるが、大抵の場合は全く行っていない。精神科医は基本的に医学博士であり、心の健康問題を治療する薬の処方の専門家である。
via:listverse
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学問としても、エンターテイメントとしても、一般に浸透している心理学だが、そこには多くの誤解がある。時には心理学を学ぶ学生でさえも勘違いしていることがある。そういった誤解のいくつかが海外サイトにまとめられていた。
10. 「記憶喪失には1種類しかない」は過ち
今のことは普通に憶えていられても、過去のことは何もかも忘れてしまっている。そのような記憶喪失はポップカルチャーでもお馴染みだ。これは逆行性健忘と呼ばれる、現実に存在する症状だ。だが、前向性健忘という症状もある。これは逆行性健忘よりもはるかに質が悪いとされるもので、過去のことは憶えているが、新しい長期記憶を形成できないという症状だ。
9. 心理カウンセリングでは夢が重要? 実はそうでもない
夢の分析は人を理解する上で確立された手法であり、臨床の現場でも頻繁に利用されていると思われがちだ。だが、これは映画やテレビドラマなどによって広まった誤解だ。
フロイトの理論によれば、夢は無意識と強く関連しており、その多くが小さな子供の夢を取り扱っている。しかし、最近の研究は、小さな子供の夢には細部もその背後に潜む意味もほとんどないことを明らかにしている。心理学の発展に大きく貢献したフロイトだが、性や夢に関する彼の理論は間違っていると現在では概ね考えられている。
8. 泣いている赤ちゃんをあやし過ぎてはいけない?
これには諸説ある。泣いている赤ちゃんは泣かせたままにしておくべきという説もある。だが、赤ちゃんをあやしたからといって害になると考える研究者はあまりいない。むしろ、泣く赤ちゃんを無視する方が有害であるとする研究もある。大切なことは、少なくとも生まれて最初の数ヶ月は泣き出した赤ちゃんをあやした方がいいという研究結果が得られていることだ。
7. マルチタスクは可能である?
一度に複数のことをこなせる能力に自信を持っている人もいるだろう。だが、こうしたマルチタスクは現実には存在しない。ある程度の集中力を必要とする作業を同時に2つ以上こなすことはできないのだ。確かに、複数の作業を目の前に脳を素早く切り替えることはできる。だが、脳が一度にこなせる認知作業は1つだけだ。唯一の例外は、左右の脳をつなぐ脳梁が損傷している両断脳症候群の人物である。
6. 心理学者は心を読める?そんなことはない。
心の専門家なのだから、他人の心を読めるか、あるいはちょっとした仕草から心理を詳細に分析することができると思われても仕方がない。この都市伝説に取り組んだある心理学者は、人間の心は非常に複雑で、専門家であっても自分の心の理解すらままならないことを指摘している。彼らは、人間の言動を理解する技術を備えているが、だからと言って心まで読めているわけではない。
5. 心理学者なら誰もが異常者を研究対象とする?
世間には、心理学者の研究対象のほとんどが異常者であるという印象があるようだ。だが、心理学には異常者について触れもしない様々な分野がある。そして、ほとんどの心理学者が勤しんでいるのはそうした分野だ。また、心理学の学位を取った者なら誰でもカウンセリングができるという誤解もある。実際には大学を卒業した程度では不十分で、大抵は大学院での学習が求められる。
4. 統合失調症の患者は多重人格?
これもまた映画の影響だろう。統合失調症と聞けば、その患者はありもしない声を聞いたり、光景を見たり、さらには人格まで複数あると想像しがちだ。だが、統合失調症にかかったからといって必ずしもありもしない声を聞いたりするわけではない。幻覚に至ってはかなり珍しい。そして、より重要なことに多重人格などではない。解離性同一性障害という多重人格症は確かにある。だが、これに関しても賛否両論であり、実はかなりの心理学者が複数の人格が存在することすら認めていない。
3. 男の子も女の子も出生時に特有の性同一性はない?
男の子や女の子の性同一性は、社会的環境によってのみ育まれるという説がある。その対極として、性差は完全に遺伝子に基づいているという説もある。ご想像の通り、どちらの説も間違いだ。
男性と女性は性向と言動に影響する異なる身体的特徴と異なるホルモンバランスを有しており、違いが存在することは明らかだ。もちろん、環境もまた重要であり、社会的な期待が男性的あるいは女性的な振る舞いの形成に大きな役割を果たしている。
2. 赤ちゃんに刺激を与えるほど賢くなる?
幼い頃から大量の刺激を与えれば、賢く育つ…こうした見解に基づく製品はたくさんある。だが、残念なことに、過剰に刺激を与えても賢く育つどころか、その逆の結果になることが判明している。
ある英才教育ビデオ教材の効果を調査した研究では、これを観て育った赤ちゃんは、そうでない赤ちゃんよりも語彙が少なかった。一部の小児心理学者によれば、赤ちゃんの知性を育む最も良い方法は、両親との一対一のコミュニケーションなのだそうだ。
1. カウンセラー、心理学者、精神科医は良く混同される
カウンセラー、心理学者、精神科医、それぞれの仕事についてもよく誤解される。具体的に説明するのはあまりにも話が長くなりすぎるのだが、掻い摘んで言うとこうだ。まず、カウンセラーは必ずしも心理学者ではない。多くの場合、ソーシャルワークに関連した修士号があればカウンセラーになれる。心理学者は心理学に関する博士号を持つ人たちだ。カウンセリングを行うことはできるが、大抵の場合は全く行っていない。精神科医は基本的に医学博士であり、心の健康問題を治療する薬の処方の専門家である。
via:listverse
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