友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

「こんな怖い選挙はない」

2012年12月06日 17時29分52秒 | Weblog

 昨日の中日新聞に、社会部長の名前で「こんなに怖い選挙はない」という見出しの記事が載っていた。社説とか論説委員とかの形ではなく、社会部長名というのも何かを考えさせられる。記事そのものはとても感銘を受けた。

 記事の内容は、比例で自民党に入れるとした人の3割弱が、憲法9条の改定には反対だと答え、実に半数近くが、将来的な原発ゼロを求めている。自民党は9条を変える、と宣言している。そして原発は維持する立場だ。だから矛盾しているのだが、なぜそうなるのだろうというのが社会部長の視点である。

 理由は、9条や原発以外に自民党を選ぶ決め手の公約がある、自民党の主張をよく「咀嚼せず」(吟味しないで)、「何となく」決めている、この2つである。9条は先の大戦で途方もない犠牲を払って得た教訓で、それを変えるのはとてつもなく重大なことだ。さらに、原発事故では夥しい数の人が故郷を奪われた、そして二度と人の住めない土地にした。この失敗や悲劇から学ばなくてはならないと言うのだ。

 景気が良くなるとか、何となくだけで、選ぶならばこれほど「怖い選挙はない」と言うのである。にもかかわらず、今朝の新聞を見ると、どの新聞も自民党が単独で過半数を制する勢いであると報じている。そうすることで、これではイカンと自民党以外の政党へ支持を変える人はいるのだろうか。

 私の直感では、やはり自民党が第1党で、次に民主と未来が競り合い、3番目に維新の会になるような気がする。橋下・石原さんの維新の会は、当初は2番手くらいの勢いだったけれど、石原さんをトップに据えたことで大きく後退したような気がする。私の周りのジジ・ババは、石原さんの強硬路線が好きな人が多いけれど、橋下ファンの若者は、「あんなジジイと組んではダメだ」と悲観している。

 おっと、今日は井戸掘り仲間との忘年会である。それでは今日はここまで。

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