鉢で育ててきた水仙が、葉は生い茂るのに花が少なくなった。「球根を掘り出してみたら」と言われ、鉢の土をひっくり返してみたら球根の数が3倍以上になっていた。取り出した球根は、マンションで花を育てているグループにもらって頂いた。
チューリップの球根も引き受けてくれるなら、「差し上げます」と伝えた。今年は新しく球根を買わずに、昨年の球根だったがまあまあの出来栄えだった。来年はチューリップは止めよう。少しずつ鉢を少なくしていこう。
朝晩は寒くなったが、昼間はけっこう暖かい。ルーフバルコニーで来年の春に合わせて、土作りを始めなくてはならないのに、どういう訳かその気になれない。井戸掘りのことが気になって仕方ないこともあるが、やっぱり歳のせいだろう。
キンモクセイの香りがすると、小学校の頃を思い出す。学校の隣りに市の図書館があって、その角にキンモクセイが植えられていた。キンモクセイの甘い香りは秋の訪れだった。小学校の音楽の時間に、何という曲だったのか思い出せないが、それまでとは違った感じの曲を聞いたのは何年生だったのだろう。
秋の曲で、寂しいというか冷え冷えと美しいかった。「星影さやかに 静かにふけぬ 星影やさしくまたたくみそら」だったか、「凍れる月影 空にさえて」だったか、思い出せない。日本の歌というより西洋風の気がした。
「ふけゆく秋の夜 旅の空の わびしき思いに ひとり悩む」だったかも知れない。昨夜の『セブンルール』は秋の寂しさとは無縁だった。小さな頃から知っているだけに、成長ぶりに戸惑い微笑んでしまった。若い人はいいなあ。
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