友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

自分本位のおせっかい

2014年11月10日 18時00分48秒 | Weblog

 クラス会の出席者は18人だった。いつも参加するが、他に用事があって来られない人が6・7人いるわけで、中には身体の具合が悪いあるいは連れ合いの具合が悪いと言う人もいる。古希を迎えた、または迎える歳なのだから仕方がない。それに酒が飲めないからという人はともかく、医者に止められている人が3人もいて、3時間半の宴会中、ずぅーとウーロン茶を飲み続けていた。それでも参加してくれたことに感謝だが、なんだか気の毒な気がした。

 身体障害者1級は私ともうひとりだが、幸いなことにふたりとも元気で、付き合い程度の酒は飲める。2次会でカラオケに行ったが、友だちは相変わらず歌もうまい。2次会まで付き合ったメンバーはやはりみんな歌がうまいし、元気だ。クラス会は決して定員増になることはなく、減っていく一方だ。今年もクラス会の直前になって、次の幹事予定者が亡くなった。九州旅行の最中に電話がかかってきて相談されたが、クラス会としては何もせず、クラスの中で親しくしていた人が見送ることにし、幹事は昨日のクラス会でそう報告し黙祷した。

 私はクラス会誌『麦の歌』第1号と第3号の復刻版を持って出かけたが、宴席に持って行くのはよくなかった。せっかく先生が丹念に作り上げた会誌なのに、バックを持たない男たちは折り曲げて持ち歩く。宴席に忘れていく者がいないかと心配になる。幹事が最後に見て回り、忘れ物をチェックしてくれた。その幹事から今朝メールが来て、「こんなこと書いてたのかなー」とあった。54年も前のことだから忘れて当然だが、読み返してみればみんな立派な文章を書いている。幹事は研磨技術を持って、世界へ出かけているのだからたいしたものだ。

 ただ、欠席した友だちのことが気になる。幹事が「いつ死ぬか分からんのだから、クラス会には絶対出席するように」と檄を飛ばしていたが、その通りだ。古希まで生きてきたのだから、それ以上の贅沢は望まないが、一日一日が楽しくあれば自ずと充実したものになるはずだ。自分が楽しくもないのに、人のためなどは欺瞞だろう。欠席した友だちにクラス会誌『麦の歌』を郵送してやろう。どうも私はどこまでも自分本位のおせっかいのようだ。死ぬまで治らないなら、徹底してやるしかない。

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