10連休が今日で終わる。私の娘たち家族も明日からに備えて、それぞれに名残惜しんでいるようだ。娘たちがまだ子どもの頃、私たちはニューファミリー世代らしくマイカーで高原や温泉地へ出かけた。自分たちが子どもの頃は、夢物語であった家族旅行の実現だった。
姉から「あなたたちはいいわね」と羨んで言われたが、私が小5の時は伊勢へ、小6の時は京都へ、両親と妹の4人で出かけていたから、私にとっては家族で旅行することは当然な行事だった。カミさんの両親を連れて行くのが私には夢だったから、知り合いから大きな車を借りて出かけたりもした。
戦前までの両親は教育者らしく、「学校から帰って来ても、家の宿題が用意されていて、子どもらしく遊び回る時間はなかった」と姉たちには厳しかったらしい。姉は書道、華道、琴などの習い事を強いられ、怠けたりすれば「ムチ(?)で叩かれた」そうだ。戦後の私や妹は両親から「勉強しなさい」と言われたことがない。叱られたり叩かれたりされた記憶もなかった。
私も娘たちに注意することはあっても叩いたことはない。勉強も、「自分が必要になればやるさ」と静観していた。娘たちにすれば、「もっと厳しく言ってくれたら勉強したのに」と思っているかもしれないが、本人にその気がなければ何をやってもそこそこしかできない。そのうち何とかなると私はいつも楽観している。
それにしても、10連休あったのは3割の人でしかなかったのには驚いた。看護師の孫娘は勤務が入っていたし、非正規労働者圧倒的に多くなっているのだから、当然のことかもしれない。令和の時代はもう右肩上がりの経済成長にはならないだろうから、そこそこに暮らしていければ良いはずだ。そんな価値観を持てるようになれば皆、幸せになれると思う。
空が暗くなり、雷が鳴りだした。近頃は天気予報がよく当たる。被害が出ないようにと祈りたい。先ほどまでルーフバルコニーで囀っていた小鳥もどこかへ避難したようだ。
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