暖かな日が続き、東京で桜の開花宣言があった。桜の開花に一喜一憂する日本人は、めでたいのかそれとも何なのだろう。私も早速、外に出て桜の花が咲いていないか、見て回った。マンションの周りの桜はまだ蕾だったが、駅への道の昔からある家の桜は何輪も花を咲かせていた。
そんな時に、我が家のルーフバルコニーの水仙がやっと咲き出した。今年の水仙の開花は随分遅い、けれど隣りのツツジはもう咲こうとしている。いつもなら、水仙が咲き終わり、桜の花が舞ってから、ツツジが咲くのに不思議だ。天候不順とか地球温暖化とか話題になるが、順序が狂うのはどうしてなのだろう。
昨日から、マスクを着けるか否かは個人の判断となった。しかし、何という無責任な政策かと呆れてしまう。マスクはコロナウイルスに有効だったのか、何もわからないままだ。風邪や花粉症にもマスクが必要というのであれば、初めから着けるか否かは個人の判断に任せればよかったのに、専門家の指示に従ってきた。
中国を筆頭に、政府が専制的な権力を行使して、街ぐるみ閉鎖したり、コロナ検査を強制したり、ワクチンを接種しない者を差別したり、どこの国も無茶苦茶なコロナ対策を行ってきた。コロナウイルスが下火になっても、また次の感染症が世界に蔓延するだろう。人とウイルスの戦いは一方的に勝利することは無く、永遠に続くからだ。
みんなが待ち望んでいた「桜の宴」は、岩倉市が五条川での桜祭りを中止したので、残念ながら勝手にやることは出来なくなった。どこでどのように「宴」を開いても、個人の判断と責任で行えばいいようなものだが、世間に合わせるのが日本人の常識なので、勝手なことは出来ないのだ。
明日は二科展を見に行くから、名古屋の桜も見て来よう。