友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

季節は秋に向かっている

2020年09月08日 17時35分53秒 | Weblog

 朝、久しぶりにルーフバルコニーで掃除をしていると、「そこ、そこ」「いいよ、いいよ」と元気な声が聞こえてきた。子どもたちが運動場で遊んでいるのかと思って見るが姿が無い。学校の南の公園でゲートボールの興じる人たちがいる。元気な声の主は老人たちだった。天候がよくなり、久しぶりのゲームに力が入っているようだ。

 黄金色のトンボが鉄柵に止まっている。キンモクセイの枝に小さいながらも花の芽が出来てきている。天候不順が続いていても、やっぱり季節は秋に向かっている。無常というのは、常では無いことだと思っていたが、周りばかりでなく、自分も常に同じでは無いのかも知れない。

 私の部屋は西に大きく窓があるので、夕方になると西陽が床を照らす。するとそれまで見えていなかった埃がよく見える。細い髪の毛も光のせいで目に付く。私は神経質ではなかったが、落ちている髪の毛が気になり、床を見つめて1本、1本と拾い上げる。

 昔、高校に勤めていた頃、教官室には先生が3人と助手が2人いた。教官室が紙屑などで乱雑になっていたので、ひとりの先生が助手に掃除をするように指示した。男性の助手は、「大丈夫ですよ。紙屑くらいで死ぬ人はいません」と言った。ビックリした。豪快な男だったが、注意をした先生は立つ瀬が無かった。

 その助手の子は東大に入学したというから、またビックリした。人にはいろいろな才能があり、それを開花させるのは、本人の力と周りの環境だろう。ひたすら努力を続ける人もいれば、思わぬ方向で名を遂げる人もいる。結果は結果であり、幸せか否かは本人にしか分からない。自民党の総裁選が始まった。結果はハッキリしているので、どう展開するかに興味が集中している。

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