クラブ報告
2015年6月14日(日) 天候 曇り時々晴れ 参加者 39名
CL 藤沢
赤兎山の小原林道の開通の見通しが立たなかった為、二転三転して中央分水嶺の高島トレイルの一角であり、関西百名山でもある、湖西に位置する赤坂山に変更。
関市役所からどんよりした空模様の中、途中道の駅「池田温泉」、「あぢかまの里」でトイレ休憩をとり、登山口のあるマキノ高原駐車場に着く。ストレッチを終えた後、3班に分かれスキー場より寒風に向かう。スキー場を登る頃には日が射し暑くなるが、目こぼしのワラビを採りながらの登りは、勾配も余り気にならない。
樹林帯に入り登山道がジグザグになると「西山林道・寒風3.5K」分岐に出る。登山道が溝状に変わると余計暑く感じるが、気持ちのよいブナ林がそれを癒してくれる。ベンチのある展望台で休憩。樹木が一部伐採された展望台からはマキノ高原が望めた。樹林帯を抜けると寒風に着く。
寒風山迄行けるのか、Sさんが走って見に行ってくれたが、どうも藪のようなので断念。寒風からは、大谷山、赤坂山、明王の禿、三国山、琵琶湖等が望めた。ゆっくり休憩をとっていたら、今までの暑さが嘘のように寒くなってきた。休憩後暫く行くと樹木は消え、目の前に広々とした草原(高山風衝植物群落)が広がる。環境の厳しさで樹木が育たないようです。右に阿弥陀頭(794m)、左に大塚(841)、雲谷山(786.4)の右からは、若狭湾が望めた。琵琶湖と日本海に挟まれ気持ちのよい大展望の稜線歩き。傍らの山に目をやれば点在するヤマボウシの白が緑に映え美しい。遥か前方の稜線に、クラブの先行した皆の姿を捉える事ができ、思わず手を振る。
送電鉄塔が見えてくると大谷山、赤坂山、マキノ高原の3点分岐の粟柄越に出る。粟柄越は海津から美浜に物資を搬送する山越えの道。旅の安全を祈ったのか、大きな岩に石仏が祀られている。その横を通り10分程で山頂に着く。山頂は遮るものは何もない。花崗岩が風化した荒々しい「明王の禿」、近江・若狭・越前の三国境の山、「三国山」を眺めがてら昼食をとる。
集合写真の後、赤坂山自然遊歩道で下山開始。瀬音が聞こえてくると堰堤に出る。ヨキトギ川の支流沿いに進むと「ブナノ木平」に到着。東屋を横目に、ここからMさん提案の三角点捜し。登山道より少し登った所に、4個の保護石に囲まれた483.4mの4等三角点を見つける事ができました。調子ヶ滝の分岐を過ぎ、段差のある階段を下りるとマキノ高原に着いた。
マキノ高原「さらさの湯」で汗を流し解散。諸役の皆さん、本当にお疲れさまでした。
次回は、花の時期に沢山の花に合いにきたいです。
出合った花
オカトラノオ、ニガナ、ヤマボウシ、ベニドウダン、コアジサイ、ギンリョウソウ、イナモリソウ、テンナンショウ、コナスビ、ササユリ、サワフタギ、ウツギ、レンゲツツジ ガマズミ等
(記録担当 藤沢の報告より)
コースタイム
関5:00=池田温泉6:03~12=あぢかまの里7:18=マキノ高原駐車場7:35~8:15 … 西山林道分岐8:50 … 展望台9:18~25 … 寒風10:28~30 … 粟柄越11:40 … 山頂11:50~12:35 … 堰堤13:26 … 東屋13:40 … 調子ヶ滝分岐14:09 … マキノ高原さらさの湯14:30~15:45=関18:40
(スライド写真提供 三輪さん・須田Kさん・水野さん)
(スライド写真提供 須田Kさん)
この地図は地理院地図を加工し掲載しました (地図提供 須田Kさん)
きちっと覚えていない私は不安でした
一つでも多く覚えたいです