minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

破壊と構築

2008年12月02日 | 家族の日常
ウルガではNaked MAU 3で楽しく実験的なジャズ。なんだか本当に素っ裸の演奏をやっちまったな~w。お客様も新宿のディープな大人たちが多くて嬉しかった。

トシキのファンの青年Aが、一部を終わったあとで
「難しかったですぅ~!」ともらすとすかさず、隣にいた女性が
「どこが難しいの?生の上質な音をそのまま楽しめばいいのよ。」
「そ、そうですね・・・。」

そんな上質なお客様たちに支えられて、ミュージシャンも聴き手も育っていく。ジャズライブハウスの正しい姿だな。新宿の客、恐るべし。

ライブ終了後に、いつも来てくれる詩人のJさんが秋田からきりたんぽを持って来て下さったので、さっそく「凛々」で打ち上げきりたんぽ鍋パーティ。後片付けをしてからトシキとウルガのマスターと3人で「凛々」に向かう。気がつけば外は冷たい雨。

「凛々」の重たい木の扉を開けると、さっきウルガに来てくれていたお客さんたちが沢山待っていた。
「よかった~!」と口々に感動を伝えてくださる。ミュージシャン冥利につきる、ありがたい言葉の数々。

「3人がまるで会話をしているかのようで、次に誰がどんな会話で受けて行くのか・・・想像し、しかも自分の想像以上のクオリティで反応しあう3人の演奏を感動しながら聴いていました。」

嬉しいなあ。こういうお客様たちがどんどん増えていけば、日本のフリージャズも捨てたもんじゃない。きりたんぽを頂きながら、至福を味わった楽しいライブだった。

次回のMAUは12/8(月)です。夢二君のフライヤーをアップしておきます。次回のMAU@OPENでは、ライブ盤を2種類発売(限定CDR)。こちらも夢二のジャケットデザインで毎回のライブをシリーズで発売していく予定。まずは8月と10月のライブより。コレクションしてみてください。どうぞお楽しみに・・・。