音楽喫茶・ヤギヤ店長の日記

クラシックなどの音楽が聴ける金沢の喫茶店ヤギヤの店主が音楽、コンサートなど仕事と趣味を楽しみながら過ごす日々を綴ります。

ドイツ旅行記 5月31日 vol4 ヴュルツブルク

2020年03月26日 20時00分00秒 | 海外旅行

ホテルの部屋で休みながら美帆さんたちを待ちました。

ちょっと歩き疲れました。


しばらくしたら3人で部屋までやってきました。

初めて会うふたりのお子さん。

思ったより大きい()

自宅から歩いて来たそうです。ホテルから近いのかな?



みんなで歩いてレストランに連れて行ってもらいました。




レストランはワイナリーが経営しているレストランだそうで、建物のほとんどは醸造所だそうです。

建物の一部と中庭をレストランにしているみたい。

レストランにもいちいち歴史を感じてしまう。実際古い建物なんでしょうが、とっても素敵です。


今回案内していただいたアレクセイ一家。


アレクセイも大学でピアノを教えています。すごいなあ。音楽一家になりそうですね。

普通に音楽に触れて、日常にも当たり前にあって、音楽を受け継ぐことも普通にな国と土地柄。日本では難しいのかな~なんて考えてしまいますね。

せっかくの食事に前にそんなことを考えちゃいけませんね。




そしてやっぱりビール(笑)



ビールは日本のオクトーバーフェストでもよく見かけるPAULANERのHefe Weißbier と 
ヴュルツブルクの地ビール、Würzburger hofbrau Pilsner
やはりその街のビールは飲んでおかないとね(笑)

ヴュルツブルクでは唯一の醸造所だそうです。そちらのピルスナーをいただきました。

すっきりしているけど、ちゃんと味のあるビールです。

ドイツは街ごとに、いや街にいくつもの醸造所があるのでビールを飲み比べるのが楽しいです()




こちらはアレクセイが注文した肉料理。黄色くて丸いのはクノーデル。

クノーデルはドイツでは一般的な料理で、ジャガイモのように見えますが、茹でたジャガイモをいったん潰して、丸くしてから再度茹でるというもの。時々、中に別の具が入っていることがありますがほとんどはプレーンなジャガイモでした。

美味しそうだけど1人では食べられそうもない量です。




このシーズンはホワイトアスパラガスが旬だそうで、どこに行っても売ってます。レストランでもホワイトアスパラガスを使った料理が必ずメニューにありました()


写真は茹で上げたままですが、これにソースを付けて食べるととーっても美味しい。




そして定番のソーセージ。
やはりビールにはソーセージですね〜



アレクセイに撮ってもらいました。
2人で旅行していると2人揃った写真はなかなか撮る機会が無いので貴重な1枚です(笑)

写真ではわかりませんが、かなりお腹いっぱいになってる頃です。

翌日は大学で美帆さんが学生の発表会のピアノ伴奏をするそうなので、そちらに行くことにしました。

たくさん食べて、お腹いっぱいになったところで二人の職場というか、大学の練習室を見学させていただきました。


子どもが寝るので美帆さんは先に帰り、アレクセイに案内してもらいました。




写真のお店は大学に行く途中のビール屋さん。
アレクセイ的オススメの店らしいです。
残念ながらこの日はお休みでした。
ヴュルツブルクに行くことがあればぜひ立ち寄ってみてください。
たくさんの種類のビールがあるそうですよ。


練習室はレジデンツの真正面にありました。昔銀行だった建物を学校にして利用しているそうです。

古い建物もこうして再利用する考え方は日本でもどんどん見習ってほしいですね。 

大学校舎は2カ所にあるそうで、聖ヨハネス教会の隣とこちら。
写真の校舎は以前は銀行だったそうです。
右の奥に見える建物は新校舎です。



新校舎側から大学内に入ります。



こちらは練習室だそうです。
シンプルですが、思ったより広い室内で、スチームヒーターはあるけどやはりエアコンは無いみたいでした。


ここから新たな音楽家が育っていくかもしれません。

個人の可能性はどんどん広げないと。大人にはその責任(義務)があると思います。

音楽を教える人はもちろん音楽、音楽性、技術についても教えればいいと思いますが、音楽家として生きていくためにはどうすればいいのかという点も教えてほしい。




新校舎の階段を歩いていると足元に渦巻き模様。
こういうのには反応してしまうんですよね。


よく見ると思った通りアンモナイトの化石でした。
大理石からはときどき見つけることができます。
金沢だと旧大和デパートの階段にあったのですが、残念なことに建物が解体されてしまい、今では見ることができません。


練習室の窓から外を見ると、レジテンツが正面に見えます。

コンサートにやってきた人の車がたくさん停まっています。

昼間はほとんど車がいなかったのに。

奥にチケットブースらしきものも見えます。

まだチケット売ってるのかな?

何しろ当日券を買って入ろうと思っていたのでちょっと心配になりました()


レジデンツを見ていたら小さな屋台みたいな小屋の前に人が並んでいました。
どうやら今夜レジデンツの裏庭で開催される野外コンサートのチケットを買い求める列のようです。

大学を出て、アレクセイとはここでお別れして先ほどの小屋に向かいます。



チケットは自由席と指定席があるようでした。
指定席は20ユーロくらい。
自由席はチケットが残り少ないみたいだったので今回は指定席を購入。
プログラムもよくわからなかったけどとりあえず聴いてみよう。


会場のレジデンツの裏庭。
会場内でワインを販売していたので、それを持って席を探しました。
係の人に教えてもらいながら何とか探し当てました(笑)
すでにたくさんの人が椅子に座って待っていました。


ナイトコンサートでしたが、日が長いので夕方みたいに明るいときにスタート。
でもこの時は夜の9時すぎなんですよ。


庭の奥の方にも人がいっぱい。

ちなみに、自由席というのは立ち見席のようでした。

立ってみている人が多かったのですが、中には座っている人もいて。

椅子はどうしたのかな?と思っていたのですが、コンサートが終わったときに謎が解けました。

みなさん自分で持ってきていたんですね。

帰り道、椅子を持って歩いて帰る人がたくさんいましたよ。

地元の方は野外コンサートにも慣れていらっしゃる。




演奏が佳境に入る頃には空もいい感じに暗くなってきました。


モーツァルト・フェストなので演目もモーツァルトの曲だと思いますが、聴いたことのない歌曲でした。

小編成のオーケストラで屋外ということもあって、PAで音を増幅していました。

でも意外と自然な感じで違和感はありません。

もともと音はレジデンツの壁にしか反響しないので特殊な音響ですからね。

それよりも後ろが森だったので鳥の鳴き声がずっと聞こえてくるのがおもしろかった。

普段のコンサートでは鳥の声と一緒に音楽を聴く機会ってあまりないですから()




演奏の途中からゴロゴロと雷の音が聞こえてきました。
レジデンツの右側の向こうが時々光っていました。
野外なので雨が降ったら嫌だなあ〜
みなさんも雷が気になっていたみたいで、チラチラ見てました(笑)
幸い雨が降ることも無く、無事にコンサートは終わりました。


小編成だけどカッコいい演奏でした。
平地で遠かったのであまり良く見えなかったのが残念でした。

終わったらほとんどの方が歩いて帰路についてるようでした。
私たちも歩いてホテルまで帰りました。



今日も一日でいろんな事がありました。
まだ3日目なのにいろんな事がありすぎて毎日たいへんです(笑)
ということで、今日もいい1日でした。
おやすみなさい。

つづく


おまけ
旅行中に意外と便利だったのはジップロック。小物入れにもなるし。ガラス容器の物は割れたらスーツケース内が大惨事になるのでジップロックに入れておくといいですよ。





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