音楽喫茶・ヤギヤ店長の日記

クラシックなどの音楽が聴ける金沢の喫茶店ヤギヤの店主が音楽、コンサートなど仕事と趣味を楽しみながら過ごす日々を綴ります。

久しぶりの東京 肴や明石

2010年03月29日 20時34分22秒 | お酒・料理・スイーツ
北越谷のブロッサムに長居してしまったので築地に行くのがちょっと遅れてしまいました。
途中で電話で少し遅れると連絡して電車に乗りました。

築地と言えば築地市場というくらい、築地は魚の美味しい街というイメージがあります。
その中でも個人的に好きなお店「肴や 明石」に行ってきました。

「明石」の店名の由来は、元は築地に隣接する明石町にお店があったのでそう付けられたそうです。
今のお店の場所は以前よりもさらに市場に近くなりました。

明石の特徴は魚料理が美味しいこと。
僕はもともと魚料理は嫌いでしたが、このお店で考え方が変わったほど。
北陸に住んでいながらなぜ築地で魚が好きになったのか?
今でも不思議です。
それと「肴や」とあるとおり、いいお酒(日本酒・焼酎)が置いてあるのもこのお店が好きな理由。
もちろんご主人の人柄も大好きです。
今回も美味しい料理と日本酒をいただきました~



まずは突き出し。
これ写真だとわかりませんが、甘辛い味付けでカズノコと辛子がすごくいい感じです。
突き出しでこの味なのでこの先が楽しみになります。



最初に飲んだ「美和桜 大吟醸」はフルーティーで美味しいお酒でした。
ネットで見たことはありましたが、飲んだのは初めてです。
これは個人的に好きなタイプのお酒です。



ご主人オススメのホッケも身が厚くて脂もしっかりあります。
身が多いので食べ応えあります~
というか、これだけでもお腹いっぱいになります。



でこれがお造り。
真ん中左は馬刺しです。
いやあ、お造りも新鮮ですごくいいです。



で、明石と言えばウニという感じで。
これは毎回食べていますが、本当に美味しい。
最初にこのお店で食べたときに聞いた話しでは岩手県のウニだそうで。
甘くて変な味がしないんですよ。
ウニは甘くても変な後味が残る場合がありますが、これはそんな事がないんです。



これはムツだったかな?
この時間になると酔っててよくわかんなくなってます(笑)
ご主人に
「骨がありますけど、その骨を食べてください。」と言われ、食べてみるとすごく柔らかいんです。
かなり太い骨なんですが、骨とは思えない柔らかさ。
身も脂身たっぷりで口の中でとろけます~

もうお腹いっぱいで食べきれないくらいでました。
その間にご主人オススメの日本酒が頼んでもいないのにどんどん出てきます(笑)
あまり覚えていないのですがこんな順番で飲んだと思います。



「十四代 大吟醸新 播州山田錦 生」
これは十四代らしいフルーティーで飲みやすい味です。
今年から作られたタイプの大吟醸らしいです。
ラベルの大吟醸の文字の下に「新」と印が押してあるのが目印だそうです。初めて見た。



「凱陣 純米酒 山廃無濾過」
これは純米酒とは思えない華やかな味です。
大吟醸と言われてもわかないのでは?
皇室関係者が大好きだそうですが、それも納得できます。



「醸し人九平次 袋取り大吟醸 COLLECTION EYE 2006」
九平次ってこんな味だっけ?と思わせる味わいでした。
ワインのような味なのかな。
でも他のお酒もインパクトがあったのでこれは普通に感じてしまいました。
きっとこれだけ飲んだらすごく美味しいだろうなあ、もったいない(笑)



「自然酒 五人娘 純米」
もう味がよくわかんなくなってます(笑)
しっかりした味わいだったと思います。



「於茂多加 男山 柱焼酎仕込み」
もろみに自家製の焼酎を加えて搾ったお酒だそうです。
でも焼酎の味はあまり感じません。
それよりも東北のお酒らしいコクのあるお酒でした。
しかし、珍しいお酒もあるんですね~



「大倉 辛口純米 五百万石 おりがらみ」
ネットで調べても直汲みはあるが、おりがらみは見つかりませんでした。
いったいこのお酒はなんなのでしょう?
しかし、すごく飲みやすいお酒。
個人的にも好きな五百万石のお酒ですのでとっても満足です。
奈良源のお酒のようです。



「大古酒(おおこしゅ) 桑の都」

東京の酒蔵のお酒で、5年以上熟成されているそうです。
なのでお酒の色もほとんど紹興酒(笑)
味も紹興酒のように熟成された古酒の味がしました。
さっぱりまろやかで飲みやすいお酒です。



こんな感じで飲み比べさせてもらいました。
いやあ大満足です。
ご主人には料理もサービスしてもらい、すっごく安くすんじゃいました。
ありがとうございました。

しかもお土産には「梅乃宿 発泡純米酒 月うさぎ」までいただいて、本当にありがとうございました。
まだ飲んでいませんが、楽しみです~

定休日は土日なのでなかなか行くことが出来ずに何年ぶりかで訪れましたが、実は予約すれば土曜日でもお店を開けることもあるそうなので次回は電話してから行こうと思います。
今回も美味しいお酒と料理と楽しいご主人のお話(特に若い頃の話し(笑))で楽しいひとときを過ごせました。
東京に行く時にはきっとまた行きます。

で、そろそろ終電の時間になったので急いで店を後にするのでした。
ご主人にはお見送りまでしていただいて恐縮です。


またまた長くなったので翌日の話しは次回につづく。。。

久しぶりの東京 カフェ・ブロッサム

2010年03月29日 19時31分33秒 | アート・音楽
先週は金曜日に休暇を頂いて東京へ3日間行ってきました。
今回の目的はカーサクラシカというライブハウスと北越谷のブロッサムという喫茶店の見学(?)です。

久しぶりに電車での移動です。
金沢からだと時間がかかりますが、東京に近づくにつれどんどん天気が良くなるので気持ちもどんどん晴れてきます(笑)
特に関越トンネルを抜けると世界ががらっと変わりますね。
太平洋は大好きです(笑)

今回の宿は北千住のホテルです。
目的地の最寄り駅が東武伊勢崎線の北越谷と赤坂見附なので中間地点を選びました。
なかなか綺麗なホテルでサービスもいいし、楽天トラベルのクチコミ評価が高かったのも納得です。
お昼くらいに到着してしまったので、荷物を預けてさっそく最初の目的地、北越谷のブロッサムに向かいます。

ブロッサムは北越谷の東口を出てそのまままっすぐに歩くと左手にあります。
洋風のお店は開店してまだ2年くらい。
中は新しくて綺麗です~
主にウッドを使っている洋風の店内はすごく落ち着いた雰囲気で、僕の好みにぴったり。



先客の方がベートーベンの交響曲をゆったりと聴いていました。
もちろんソースはアナログレコードです。
一緒に聴いていましたが、落ち着いた音ですね~
お店の雰囲気にぴったりです。

交響曲が終わったので次に僕のリクエストでバッハの無伴奏チェロ組曲を聴かせていただきました。
録音が古いはずなのに艶やかな音がします。
レコードなのにノイズの少なさにもびっくり。
これは店長の古川さんがレコードを大切に扱っているからだと思います。

ブロッサムの特徴はなんといってもタンノイ社のオートグラフミレニアムでしょう。
イギリスのスピーカーとして古くから有名なスピーカーで僕も昔から憧れていました。
このスピーカー用のアンプは真空管。
モノアンプを二台使って鳴らしていました。
カートリッジはオルトフォン製。
コントロールはカウンターの奥のラックで。
ここにはレコードもたくさん置いてありました。



レコードを聴きながら古川さんにオーディオシステムやお店の事をいろいろと教えていただきました。
今回は新しい真空管アンプの調子が悪くて聴くことはできませんでしたが、それでも大満足。
このような空間で一日を過ごせるというのは幸せだなあって思います。

この日は奥様手作りのイギリスパンのガーリックトーストとチーズケーキとコーヒーを頂きながら聴いていました。
このイギリスパンが美味しくて、おすすめです。
コーヒーは水出しを注文しましたが、コクがあって、苦いけれども飲みやすかった。
ゆったりした空間でゆったりとレコードを3枚も聴かせていただきました。
いやあ、満足です。
最後の1枚はビールを飲みながら聴かせてもらいました。幸せ~




もっと聴いていたかったのですが、夕食の予約をしてあったので後ろ髪をひかれる思いでブロッサムを後にしました。
次は築地のお店で夕食ですが、長くなったので次回につづく。