しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

石榴 ( ざくろ ) <季> 仲秋

2010-09-20 |  秋の草木 の 俳句

◉ 柘榴 (ざくろ)・実柘榴 (みざくろ)

柘榴くふ女かしこうほどきけり ・・・・・ 大 祗
石榴赤しふるさとびとの心はも ・・・・・ 高浜虚子
柘榴割る鍵屋が辻の古き碑に ・・・・・ 長谷川かな女

シルクロードを伝わって
平安時代に渡来したと言われます。
独特の風情があり、
庭木や盆栽などにして珍重されてきました。
果実は大きく、
熟すと橙赤色になって果皮が割れ、
深紅の外種皮がのぞきます。
果肉は多汁で甘く酸味があり、
生で食べたりまたは果実酒などにします。
果汁はグレナディンシロップに利用されます。
仏が鬼子母(きしも)を諭し
「人の子を食べようとする時には、かわりにこれを食べよ」
と石榴の実を与えたという説話は
広く知られています。
* 石榴の花 (仲夏)

  [ ザクロ科ザクロ属の落葉高木、ペルシア・インド原産 ]

石榴の実愚痴を言ふてもはじまらぬ ・・・・・ みなみ


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