ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

下鴨の住宅地にある完全予約制の隠れ家レストラン「雲心月性」。温かみのある和洋家庭料理

2015-05-26 | グルメ

下鴨エリアにお引越ししたミモロにある日、近所のお友達から「素敵な料理屋さんがあるから、お引っ越し祝いのお食事しませんか?」とのうれしいお誘い…。「え~ホント~うれしいなぁ~」と、大喜びのミモロです。

お友達と下鴨神社の鳥居の前で待ち合わせして、神社の西側を走る下鴨本通のさらに一筋西側の道になる下鴨西通を北へと進みます。
「え~こんな住宅地にレストランあるの?」と、歩きながら周囲をキョロキョロ。「あ、ここ~」とお友達は、1軒のお家のドアを押します。
 「え?ここ?料理屋さんってわかんないね~」とミモロ。そう、きっと知らなければ、ここがなんのお店なのかわからないはず。まさに隠れ家的レストランです。

木の扉から中に入ると、そこは、民芸風とも、西洋風ともいえそうな、不思議な雰囲気。
自然な姿の木と白い土壁…「へぇ~こんな風になってるって、わかんないね~。なんかすごく洒落てる~」と、ミモロはビックリ。

ここ「雲心月性」(うんしんげっせい)は、和洋家庭料理のお店。完全予約制で、昼は2人以上から、すべておまかせコースで、昼は3000円コースのみ。そして夜は、3800円と4000円のコースです。

店の奥にテーブル席などが、1日昼と夜、それぞれ3組ほどが予約できます。

すでにお店を初めて十数年以上になるとか。料理人は、この家のオーナーである吉川由美さん、麻美さんの姉妹です。

料理好きの姉妹が、おかあさまの後を引き継ぎ、このお店をなさっています。

和洋家庭料理といいますが、とても家では作れないような品々が次々に…。
献立は、月替わりで、その季節の食材がふんだんに登場します。

 
五月のお料理は、春の三種の盛り合わせ、生麩の田楽や和え物などが…。お椀は、えんどう豆入りの自家製飛龍頭の揚げ出し。
「わ~やさしいお味~」と、夢中でいただくミモロ。
そして、魚のお料理とお肉料理も続きます。
 
「いろんな食材がたくさん味わえて体にいい感じ…。どれも美味しい~」とミモロは、すべてペロリと…。

〆は、えんどう豆の炊き込みご飯

春らしいご飯です。自家菜園で収穫した無農薬のえんどう豆を使ったもの。

そして最後にデザートも…。

「今夜は、ごちそうさまでした。こんな素敵なところに連れてきていただいて、ミモロ感激です」とお友達にお礼を…。

お店の入り口のそばに、「あ、葵…」
みずみずしい葉を茂らせた葵です。

「ミモロの葵もこんな風に育つといいなぁ~」と憧れのまなざし…。

「ミモロちゃんも葵育ててるんですか?」と吉川さん。「はい、最近、鉢買ったんですけど、まだちゃんと育つかわからなくて~」と。「大丈夫、結構強いから…。花が咲くと、株が増えるみたいですよ」と教えてくれました。
ミモロの葵に花が咲くのは、来年くらいでしょうか?


「わ~すごく素敵な雰囲気とお料理…こんなお店が、ご近所にあるとうれしいかも…。今度、東京のお友達連れて来よう…」

外は、すっかり暗くなり、空には、三日月が、輝いていました。

お店の名前、「雲心月性」は、雲のように自由な心、月のように清らかな思いという意味で、淡泊にして、無欲で、さわやかな澄み切ったようすを示す言葉だとか。その思いは、お料理にもあらわているようです。


知っていることをちょっと自慢したくなる隠れ家のレストランなのです。

*「雲心月性」京都市左京区下鴨松原町28-1 075-781-3767 完全予約制。


ここでちょっとおねがい…
「雲心月性」の吉川さんより、「子ねこの里親さがし」のお知らせです。
吉川さんの知人に、子ねこの里親を探している方がいます。子ねこは、アメリカンショートヘアが混じったミックスで、生後1月半。もし、里親になれるかたは、ぜひ、「雲心月性」までお知らせください。

ミモロも同じネコとして、「この子たちがしあわせになってほしい」と望んでいます。どうぞよろしく

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ガーデニング作業が楽しくなる品々がいっぱい。京阪三条の「Brodism(ブロディズム)」

2015-05-25 | お気に入りの品

ガーデニング好きのミモロが、このところ、何度か訪れているのが、京阪三条駅の近くにある「Brodism(ブロディズム)」というお店。川端通沿いに、少し北へと上がります。
 
このお店を見つけたのは、実は、たまたまその前を通りかかったとき…。「なんのお店だろ?」と中へ。
「あ、植木鉢…」
ちょうどお引越しを控えて、植木の植え替えをしなくては…と思っていたときです。
「なんか素敵な植木鉢ないかなぁ~」と思っていたミモロ。「あ、これカッコイイ…」。そう、真っ黒のシンプルなプラスチック製の植木鉢です。実は、なかなかこういうシンプルなものって、ホームセンターなどでは見つけられません。
これは、業者さんが使うものだとか。値段も手ごろなのも魅力です。

ここは、ガーデニングを楽しむためのメンズ向け衣料品のお店です。この場所には、2年前に移転したそう。男性向けのオリジナルのシャツやパンツなどが評判で、ロンドンなどでも販売されているそう。英国からの観光客が、わざわざ買いに来ていました。
ガーデニングをするときに便利なように、ポケットがたくさんあるデニムのパンツやベストなどは、普段着てもなかなかスタイリッシュ。
  
スタッフも愛用する品なのです。
 
「わ~履きやすそうなデニムパンツ…シューズもある…」と欲しそうなミモロ。でも残念ならがレディースはなくて、メンズだけ。「サイズが小さいものなら、女性でも愛用されていますよ…」とお店の方。でもミモロには、大きすぎます。

ここにある品々は、ガーデニングを楽しむために揃えられたもの。
  
エプロンやトートバッグ、ブランケットなどもあり、これらは、女性でも使える品々。
 
自然を愛するアメリカ先住民のグッズもあり、「これ寒さ除けにいいかも…」と。小さな織物を見つけて…。


ここで、ミモロが気に入ったのは、スタイリッシュなガーデニング用品。
 
一見、トートバッグに見えますが、実は、これ植木鉢です。
「ほら、こんな感じ~」土を中に直接いれても大丈夫。ミモロも植えてみました。軽く、いろいろなサイズがあるのも魅力。


「シャベルもカッコイイ~」「小さな箒もいいね~」

植木鉢を吊るす縄もいろいろ。
 
「こんにちは~」 
ミモロが見つめ合っているのは、植木鉢にさすアクセサリー。素焼きでできているので、その色で、植木鉢の水分がわかります。

小さな植木鉢は、多肉植物の栽培に適したものだそう。
一枝切って、入れておくと、育つのだとか…。

ほかにも、ガーデニング関係の優れものがいろいろ。「へーえ~こんなものもあるんだ~」と、ひとつひとつ見るだけでも、ガーデニング好きには、楽しいもの。

時間が経つのを忘れます。

*「Brodism(ブロディズム)」京都市左京区孫橋町31-5 075-771-0861 12:00~20:00 不定休
京阪三条から川端通沿いに、北へ。仁王門通の手前。




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りっぱな神輿が並ぶ「御霊神社」のお祭りへ。ミモロ、屋台の射的に初挑戦・・・

2015-05-24 | 祭事・神事・風習

5月は、毎週末、京都市内各所の神社の夏祭りが行われます。「もう行ききれない…」とミモロ。神社の数が多いだけに、お祭りの数も相当なもの。神輿の担ぎ手や剣鉾の差し手の方々は、引っ張りだこ。しかも、同じ日に重なることも多く、とてもまわりきれません。

先週、ミモロは、御所の北側にある「御霊神社」に出かけました。
ここは、昨年、夜、訪れた神社です。神輿が出るのは、月曜日。でも、日曜日にも、境内には、多くの屋台が軒を連ね、子供たちは大喜び。

「いろんな屋台が出てる~」ミモロも、本殿に向かう途中、あちこちの屋台をチラリと横目で見ています。
「あとで、遊ぶんだ~」と狙いをつけているようです。

本殿の前には、立派な神輿が3基、明日の巡行のために並んでいます。


「御霊神社」のご祭神は、早良親王(さわらしんのう)をはじめ13柱祀られています。その起源は、桓武天皇が平安遷都の折りに、早良親王らの怨霊を鎮める為に創祀したと伝えられます。

ご祭神の早良親王は、桓武天皇の母も同じ弟です。父である光仁天皇により、兄が天皇に即位した時に、次の天皇となる皇太子になります。ところが、桓武天皇は、息子を次の天皇にしたいと望むようになり、親王は、延暦4年(785)に起きた藤原種継暗殺事件に加担した罪を着せられ、淡路島へ流罪に…。無実を訴える早良親王は、抗議のため断食をし、ついに餓死してしまいます。
長岡京を造営していた桓武天皇ですが、あいつで不幸が起こり、長岡京を諦め、平安遷都を行うことに。しかし、それでも、疫病の流行、洪水などが災いが止まず、「これは早良親王の祟りである」と人々は震えあがります。

それを鎮めるために、延暦13年(794)に桓武天皇は、平安京の守り神として、早良親王をお祀りしたのが、この神社。そして、延暦19年(800)に、さらに早良親王に、崇道天皇(すどうてんのう)と天皇の称号を与えます。ただし、すでに他界している方であるため、皇位継承した天皇には、入っていません。

平安遷都も794年。その年に早々にこの神社を創建したということは、よほど延暦3年(784)の長岡京遷都でいろんな不幸が起きたことが想像されます。

ちなみに、桓武天皇は、弟を廃し、息子を次の平城天皇に…。その在位は、病弱のためわずか3年。その後は、上皇となった平城天皇は、かつての都、平城京に移り住みます。「平城京が大好きだったから、このお名前になったの?」とミモロ。そうとも言われています…。

平城天皇の在位の時の皇太子は、弟にあたる、後の嵯峨天皇。次に、嵯峨天皇の皇太子には、平城天皇の息子、つまり嵯峨天皇には甥に当たる高岳親王が立てられますが、親王は、父、平城天皇が復位を画策した「薬子の変」で皇太子を廃され、その後出家し、弘法大師の弟子に。そして、唐に渡り、修行の旅を…。その後、唐で消息を絶ち、マレー半島の南端で亡くなったと伝えられているそう。
なんともドラマチックな人生を歩まれた親王です。

嵯峨天皇は、本当は、すぐに自分の息子を皇太子にしたいところだったかもしれませんが、ちょっと遠慮して、弟の淳和天皇に譲ります。ここで、また自分の息子を皇太子にしては、その命が危ないと思ったか、兄の嵯峨天皇の息子を皇太子に。それが後の54代となる仁明天皇です。

「この時代の皇太子って、のんびりしてられないね~。いつ、廃され、どうなるか、安心できないもの…」本当に、平安時代の即位は、なかなか複雑な人間関係が、支配していたようです。

年表などを見ていたら、あまりの複雑さに思わず、引き込まれてしまいました。
京都が平安京として落ち着くまでには、かなり時間がかかったのです。
50代桓武天皇が平安遷都してから、82代後鳥羽天皇の鎌倉時代を迎えるまでの400年に、つまり33人の天皇が在位されたことに、それが多いか少ないかはよくわかりませんが、ともかく複雑なのは間違いないようです。


御霊神社のお祭りに来てるミモロ…。
「どうぞ、お祭りをしますから、心穏やかにお過ごしください…」と、ミモロは、本殿に参拝を…


「さぁ、屋台見に行こう~」


ミモロが、気になって居たのは、「大衆遊技場」と書かれた幕がかかる射的場です。

1回500円で5発の玉をもらえ、棚に並ぶ、お菓子や人形などを当てて、棚から落としたらもらえます。
どうみても、500円は高い…だってお菓子は100円くらいのものばかりですから…。

「1度やってみたい~」というミモロ。1回だけよ…

500円渡して、コルクの玉を5つもらいます。


鉄砲のばねの部分を引いて、先端に玉を込めます。

「う~バネが強くて引けない…」「しっかり下まで引いてください…」と屋台のおばさんに言われ、全体重を込めて…。
「鉄砲も重いよ~」

ミモロ、なに狙うの?棚の上の品々を見回して、「キティーちゃんの貯金箱にする…」と、なかなか大物狙いですが、それだけに落とすのは困難を極めます。

「キティーちゃんは、リボンを狙うと落ちやすいですよ~。倒れただけじゃダメ~棚から落とさないと…」とおばさん。

いよいよ鉄砲で狙いを定めて…発射ー!

ポンと玉は、キティーちゃんの上をそれて…。「失敗…次は落とすよ~」と意気込みだけは十分ですが、5つの玉は、全部あらぬ方向へ。
「はい、ハズレね~。なにあげようかなぁ~」とおばさんは、袋の中をごそごそと…。
「はい、これあげる~」とミモロに渡されたのは、小さな鈴が1個。

「ネコに鈴…おばさん、ミモロがネコだってわかってたのかなぁ~。いつもクマに間違えられるのに…」とミモロ。

チリンチリン…小さな鈴をもらったミモロ。

家に帰るまで、ずっとチリンチリンと歩くたびに鳴る鈴です。

「お好み焼きにすればよかった…」とミモロは、ポツリ…。同じ500円なら、そっちの方がお腹がいっぱいになったはず…。

いつもは、静寂に包まれた境内…祭りのときのにぎわいに、早良親王も、きっと楽しまれていらっしゃることでしょう。


*「御霊神社」の詳しい情報は、ホームページで

さて、本日24日は、寺町の「下御霊神社」のお祭りです。そちらにもぜひ…

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葵を育てる上賀茂神社の「葵プロジェクト」の活動に参加。ベランダで育つ葵やサカキ

2015-05-23 | 癒し

岡崎エリアから下鴨エリアにお引越しをして、1か月が経ちました。ミモロもようやく新しい住まいやご近所にも馴れてきたよう。いっしょにお引越しした植物たちも、新たな環境への適応を示しています。

「この榊、なんか蕾があるみたい…」

1か月前に植え替えたサカキやマンリョウも、順調に育っています。
「少し大きくなったみたい…」

鉢を大きくした榊も、ずいぶん背が伸びました。この榊は、奈良の三輪大社に参拝した時、神社で販売されているお山で育った小さな苗を育てているもの。

「これも大きくならないかな~」と、新たに育て始めたのは、ベランダの目隠しにしたい杉系の木です。


残念ながら、ミモロがどんぐりから育てた椎の木の苗は、枯れてしまいました。
でも、その鉢には、また小さな芽が出てきました。

ミモロなに植えたの?「う~ん、忘れちゃった~」種があると、鉢の中に埋めるミモロ。いったいなんの実を植えたのやら…。
ともかく小さな芽が出たので、大切に育てることにしました。

そして、これも新しい仲間…まだ弱々しい感じの葵です。

この葵は、上賀茂神社で購入したもの。

葵祭には欠かせない葵の葉。祭りには1万本以上の葵が使われます。

かつて神社の境内などで、よく見られた葵は、近年、見ることが少なくなり、そのため、有志の方々が葵の育成活動「葵プロジェクト」を立ち上げ、小学校や公共施設などで広く育成するとともに、多くの方に、育成への協力を促しているのです。
1鉢1000円で、上賀茂神社で販売されている葵。それを家に持ち帰り育て、株が増え、大きくなった葵を再び神社に返却します。

祭事に適した大きさの株は、祭りの飾りに使われ、ほかの株は、神社の境内に移植されるのです。

葵は、水を好む植物。育てるポイントは、水を切らさないこと。植木鉢の土の表面が乾いたら、水をたっぷり与えます。
「あんまり、日当たりが良すぎてもダメなんだって~」夏の時期、強い西日などに長く当てると元気がなくなるそう。

「こんな風に、いっぱい葉っぱが増えるといいなぁ~」と
それには、2年ほどはかかりそうです。日陰でも育ちやすく、また寒さにも強い葵。
「いつか神社にミモロの育てた葵、持ってゆくんだ~」と、それを楽しみにするミモロです。

ぜひ、京都に来たら、葵の鉢をおうちに持って帰り、育ててはいかがでしょ。
京都では、平たい鉢に緑の苔と共に葵を植えている方が多く、なかなか風情があります。

*NPO法人「葵プロジェクト」事務局の詳しい情報は、ホームページからどうぞ


さて、今、ミモロが葵栽培と共に毎日楽しみしているのが、アゲハの幼虫です。

ミカンの木に、毎年、アゲハがやってきて卵を産み付けています。それは下鴨にお引越してからも、目ざといアゲハがやってきて、卵を葉に生んでいきました。
始めは、3ミリほどの黒い幼虫。しばらくするとかなり1センチ以上に…。
黒い体が、青味を帯びてくると、青虫へと変化します。

それから、食欲旺盛にミカンの葉を食べ、ぐんぐん大きくなって、3センチ以上になるころに、突然、動きを止めて、気づくとサナギになっています。そして、やがてアゲハ蝶になって、飛び立ってゆくのです。

「ミカンの木も大きくなったから、葉っぱたくさん食べてもいいよ~」と、毎朝、青虫に声を掛けていたミモロ。

昨日、いつものようにミカンの木を見に行ったミモロ「わ~いない…どこに行っちゃたんだろ?」と大きな声を出して、慌てています。
ミカンの葉を裏返したり、青虫を探しますが、その姿は忽然と消えています。

「あ、もしかして…」ベランダのあちこちに、鳥のフンを見つけました。
「きっと鳥に食べられちゃたんだ~」と、他の小さな黒い幼虫の姿も消えて、成長を楽しみしていたミモロはがっかり。

「わ~ん、かわいそう…」と涙ぐんでいます。

以前も同じようなことがありました。下鴨でもスズメやもっと体の大きな鳥が、ミモロのベランダに遊びに来て、さえずっていることが…。
これも自然の摂理…。鳥たちのエサになってしまったようです。

「また、アゲハさん、卵産みに来ないかなぁ~。今度は、ミモロ、鳥が来ないように見張ってるから…」と。

本当に野鳥は、目ざとく、ミモロのベランダをよく見ているようです。岡崎にいた頃も、マンリョウとセンリョウの実を食べられてしまいました。「ほかにもっとたくさん実が付いてるところあるのに…なんでミモロの鉢を狙うの!プンプン」と、怒っていたミモロです。

「でも、スズメさんも好きだしなぁ~」と、どうしたら、みんながハッピーになれるのか、悩むミモロです。

自然豊かな京都、もうすぐ蛍も飛ぶ季節に…。

「今年は、下鴨神社行ってみよう…」6月に入ると、糺の森に蛍がはなたれ、「蛍火の茶会」が開催されるそう。
「夜のお散歩でも見られるみたい…」楽しみにするミモロです。



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白鳳時代の伽藍が復興した「薬師寺」。壮麗な姿を、現代に蘇らせて…。

2015-05-22 | 奈良、近畿

修学旅行で訪れた人も多いと思われる「薬師寺」は、近鉄西の京駅のすぐ近くにあります。「唐招提寺」からも歩いて10分ほど。電車に乗る前に、ミモロも訪れることに…。


16時近くに到着したミモロ。「まだ入れる~」とお友達と中へ。

修学旅行生の団体が何組が見学しています。修学旅行生たちは、まずはお寺の歴史や心に刻んでおきたい言葉などのお話しを僧侶から伺っていました。
 
ミモロもちょっと後ろで、説法を伺うことに…。テーマは、どうも「諦める」ということ。
途中からちょこっと聞いただけなので詳細まではわかりませんが、「諦める」とは、単純にギブアップではなく、まず物事を明らかにすること。そして自分の進むべき道を明確にし、覚悟を決めることというようなお話しです。
「こういうお話しって、歳を重ねた人の方が、心に沁みるんだよね~」とミモロ。確かに、中学か、高校の頃、薬師寺を訪れて、同じように説法を聞いた気がしますが、その内容は、全く覚えていません。

東京の中学・高校の修学旅行先は、断然京都・奈良が多く、私も、確か奈良では「薬師寺」「唐招提寺」「法隆寺」「興福寺」「東大寺」に行ったはず…。そして京都では、「清水寺」「竜安寺」「高山寺」と「比叡山 延暦寺」に行ったような気がするのですが、明確に覚えていません。再び、今になって訪れて、「なんか来たことがあるような気がする~」と。
今、「大人の修学旅行」として、再び、かつて訪れたことがあると思われる寺社仏閣へ行く旅が、流行っています。さまざまな人生経験を経た後、訪れる寺社仏閣は、若い頃は、見えなかったり、感じられなかったことが、心に迫ってくるもの。
ぜひ、大人になって、かつて訪れた場所をもう一度…

さて、全く記憶に残っていない「薬師寺」を、改めて見学してみることに…。


そもそも「薬師寺」は、もともと飛鳥の地に、680年、天武天皇の建立発願に始まり、698年、持統天皇により、本尊阿弥陀仏の開眼が行われ、文武天皇に至り、完成へ。その後、平城遷都で、現在の地に移転します。

壮大な伽藍を誇る薬師寺ですが、何度も焼失したり、地震で倒壊したりと、大変な目に会ってきました。その都度、再建されたものの、享禄元年(1528)に大和に勢力をもつ武将の戦いに巻き込まれ、東塔をのぞく、諸堂が兵火で焼失してしまいます。その後、なかなか再建は果たせず、さらに昭和19年(1944)12月8日、地震により仮金堂、仮講堂、東大門などが倒壊、東塔は、傾斜と、お寺のホームページの年表に…。
「え~そんな大きな地震が奈良にあったの?」とミモロ。市販の年表には記載はありませんが、マグネチュード8クラスの大地震が、紀伊半島、南、熊野灘沖やく20キロを震源に起こり「東南海地震」と呼ばれます。昭和20年の終戦までに、4年連続で起きた4大地震のひとつだそう。それら地震での死者は、1000名を超えたそう。ちなみに4大地震は、鳥取地震、三河地震、昭和南海地震と、この東南地震です。「え~近畿や名古屋付近ばかりじゃないの~」と驚くミモロ。

話戻って、今日見られる伽藍の復興が進んだのは、昭和42年に高田好胤管主によって、白鳳伽藍の復興が発願されてから…。金堂、西塔、中門、回廊、そして平成15年に大講堂が復興し、現在の姿に…。



「建物は、ほとんどが新しいんだ~」

朱塗りの色も美しい建物は、建造された歴史は浅いものの、白鳳時代もこのように鮮やかな姿だったのでは…。

「高い建物が珍しい時代…こんなりっぱな建物に、当時の人たち、きっと感激したよね~」とミモロ。


再建することで、遷宮のように技術が継承されていくのです。

建物は、歴史が浅いものですが、金堂の薬師三尊像およびその台座は焼失を免れ、白鳳時代の姿を今に伝える国宝です。

特に台座は、ギリシャの葡萄唐草文様などが施され、シルクロードを渡り、西の文化が日本にまで至っていたことを物語るもの。

また、鎌倉時代に再建された東院堂に祀られている聖観世音菩薩像も、白鳳時代の作と言われる国宝。優美なお姿には、気品が漂い、見る人を魅了します。

「わ~勇ましいお顔してる~」とミモロがマネているのは、享禄元年に焼失し、以来400年以上再建されなかった中門に、平成3年に復興された二天王像。


広々した境内は、京都の回遊式庭園などが美しいお寺とは、異なる、壮麗な趣を湛えます。


伽藍の北側には、「玄奘三蔵院伽藍」が広がります。
  
ここは、仏師、大川逞一作の玄奘三蔵の像が祀らているお堂。

「三蔵法師さまって、孫悟空に登場するお坊様?」はい、そのモデルと言われますが、三蔵法師というのは、名前ではなく、仏教の経蔵、律蔵、論蔵の三蔵に精通した僧侶のこと。「西遊記」の三蔵法師も、そういうお坊さんのひとりということなのだそう。

「なんか奈良のお寺もゆっくり訪れるといいねぇ~」と、ミモロ。


京都から、近鉄やJRで1時間あれば行ける奈良。
「また、来ようね~」と、すっかり奈良のお寺が気に入ったミモロです。

*「薬師寺」の詳しい情報はホームページで



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