ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都で評判!今年2月にオープンしたケーキショップ「グラン ヴァニーユ」へ

2011-08-26 | 旅行
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昨日、京都の人気の食の話をしました。
今日は、そのひとつ、若いパティシエたちが作る個性的なスイーツをご紹介しましょう。


ここ「グラン ヴァニーユ」は、今年2月にオープンしたばかりのケーキショップ。
すでにその美味しさは京都の人々の間で話題で、
地下鉄東西線、烏丸御池駅から、徒歩5分ほどの
御池通から間之町通を北に上がる押小路通のそばにあるお店には、
連日、開店と同時に、お客様が次々に訪れます。




「ここかな?」白を基調にしたすっきりとしたお店の前にやってきたミモロは、そっと中を覗きます。

そんなミモロの様子に気づいたお店の方。
「アラ?小さなお客様・・・どうぞ、中に入ってください・・・」とドアを開けて、
ミモロを中に入れてくれました。


「ちょっと重そうなドアだったから、開けてもらってよかった・・・・」と、ホッとするミモロです。

さて、お店のガラスケースの中には、季節のフルーツがのった色とりどりのケーキが並びます。

「わーいろんな種類がある・・・。どれにしようかなぁー。迷っちゃう・・・」
ミモロは、ガラスケースの中のケーキをひとつひとつ食い入るように見つめます。


「みんな美味しそうー」いろいろな角度からケーキを眺め、どれにしようかと何度も行ったり来たり。

グラン ヴァニーユ」は、バニラの実という意味だそう。東京やフランスのお店に勤めた経験をもつパティシエの津田励祐さんが、2月にオープンした店。季節のフルーツをふんだんに使ったフレッシュな味わいのケーキが並びます。ガラスケースの中には、通常18~20種類のケーキが用意されるそう。いずれもほんのりと上品な甘さとフルーツの香りや甘酸っぱさが口の中で溶け合い、思わず微笑んでしまう・・・そんなしあわせ感に包まれるケーキです。

やっと、今日、食べるケーキを決めたミモロは、お店のイートインスペースのテーブルに。

「飲み物は、なんにしようかな?」ドリンクのメニューを見せてもらいます。
ドリンクには、お店おすすめの季節の紅茶などもあり、ケーキの味をいっそう際立たせます。


ミモロが選んだのは、「タルト フリュイ」という季節のフレッシュフルーツを使ったタルトです。
「ワーイ!フルーツがいっぱい!美味しそう・・・どこから食べようかな?」
ミモロは、鼻をピクピクさせて、まずは香りを楽しみます。

気が付くと・・・
「あー美味しかった!キウイやブドウ、オレンジなんかがのっていて、フルーツの美味しさが存分に楽しめるね。下のタルト生地の部分もいいお味・・・」。
あっという間に、フルーツケーキを平らげています。次はチョコレートのケーキを食べるつもりのよう。

「もうひとつ食べちゃおう・・だって美味しいんだもん・・・」。
まだ残暑が厳しい京都、でもミモロの食欲は旺盛です。

ミモロが、ケーキを食べている間も、次々にお客様が訪れます。
「すごい人気なんだねー」。今、京都で注目されているケーキショップのひとつというのが頷けます。

お店には、フレッシュなケーキのほかに、
フルーツの甘さを生かしたジャムプレゼントにもしたくなる焼き菓子なども揃っています。
東京へのお土産にと、新幹線に乗る前にやってくる人も。

「お友達にも教えてあげたいので、ショップカードくださーい」

「はい、どうぞ。またお友達と来てくださいね」
「もちろん、またねー」とミモロのお気に入りのお店が、また増えたようです。

grains de vanille グラン・ヴァニーユ」京都市中京区鍵屋町間之町ド通486 電話075-241-7726
営業時間:11:00~18:00 第2・4火曜、水曜定休  
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時代と共に変わる人気の食。京都の今、注目の食の流れ

2011-08-25 | 旅行
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京都にいると、手軽に食べるものとして、おうどんやお蕎麦などを食べる機会が多くなるよう。
美味しいお出汁のきいた品々に、つい誘われます。
そして甘いものも、抹茶を使ったお菓子などもいろいろあって、観光客に大人気です。

「でもね、ときどき食べたくなるものがあるの・・・・」と、京都暮らしのミモロ。

それはね・・・

サーティワンのアイスクリーム。「チョコミントが、大好きなの・・・」と。
あれ、お顔にもついてますよ。

それから・・・
ドトールコーヒーのジャーマンドックとカフェオレ。


「ちょっとお腹が空いたときや、時間がないランチにはいいよね」

さらに、マクドナルドにも行っちゃいます。

喉が渇くとオレンジジュースを飲みに入ります。ときどきフィレオフィッシュも注文したり。
(やはり魚好きのよう・・・ネコなので・・・)

みなさんは、ミモロのように、ふとファーストフードが食べたくなることありませんか?

ファーストフードが、日本に入ってきたばかりの時、それを食べるのが、すごくオシャレな気がしたもの。
あのころは、今よりも、マクドナルドもサーティーワンも、今よりピカピカに輝いていたよう・・・。

ファーストフードを食べると、そんな時代を思い出してしまいます。


食文化は、時代と共に変わってゆくもの。京都の食文化にも、やはり時代の流れがあるようです。


今、京都で人気の食
・若いパティシエたちが作る個性的なスイーツ。ここ数年で、京都にはスイーツのお店が急増。
 
・京都の食材をふんだんに使った料理を味わうカウンター割烹。作り立ての料理が気軽に楽しめます。

・女性でも気軽に入れるBAR.町家を改装した趣あるバーは京都らしいもの。男性だけのスペースと思われがちなバーですが、スイーツやパスタなども食べられるところもあり、女性にも人気です。

・オープンカフェスタイルのレストラン。疎水や白川、鴨川沿いなど、外の景色を楽しみながら、のんびり過ごせるレストランも人気に。



懐石料理やお弁当、湯豆腐ももちろん美味しいけれど、それだけでなく、時代と共に生まれた、いろいろな食のスタイルを楽しんでください。きっと、もっと京都が楽しくなるはずです。
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あだし野念仏寺の千灯供養へ。東北で失われた尊い御霊のご供養に。

2011-08-24 | 旅行
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「毎年8月23日と24日にあだし野の念仏寺で千灯供養があるのよ。ミモロちゃん知ってる?
今年は多くの失われた尊い御霊のご供養のためにも、ロウソクを奉納に出かけましょう」と
お友達に誘われたミモロです。

夜の7時過ぎ、JR嵯峨嵐山駅から、バスに約10分乗って、「あだし野 念仏寺」へと向かいます。


この界隈は、いつも昼間、観光客で大賑わい。
でも、この夜は、しっとりとした静けさが辺りを包んでいました。

お土産物屋さんが並ぶ道沿いには、いくつもの灯籠が、念仏寺への道標のように人々を導きます。


昼間とは、まったく違った幻想的な景色です。


念仏寺の境内に入ると、ミモロの目の前には、幾百ものロウソクの灯が、闇の中に煌めいています。


「わーまるでお星さまみたい・・・亡くなった方の御霊が、煌めいているんだね」
ミモロは、しばらくその灯を静かに見つめていました。

お寺でいただいた資料によると・・・
戦乱や疫病が続く平安から鎌倉時代、ここ化野(あだし)は、東の鳥部野(とりべの)、北の蓮台野(れんだいの)と共に、亡くなった人を風葬した地だったそう。多くの身元のわからぬ死者を悼み、その御霊を供養するため、人々により石仏が祀られるようになりました。しかし、時代の流れで、それらの石仏は、地中に埋もれ埋没したり、散乱状態に。そこで明治時代になり、見捨てられたようになった石仏たちを、この境内に集め、供養するようになったのです。



「名前も知らない昔の人たちの御霊だけど、ある意味でみんなご先祖さまになんだよねぇ・・・・」
とミモロ。なかなか深いですねー。
今日、生きている人は、きっとなんらかの縁で昔生きた人たちを繋がっているからこそ、今があるのです。

今年は、東北の震災で、多くの方が亡くなり、今だ行方のわからない方も多くいらっしゃいます。
本当に心が痛みます。

「御霊がいらっしゃる世界は、どこでも繋がっているから、ここでお祈りしても、きっと届くねー」。
そうね、ご供養の心は、どんなに遠くても距離を越えて届くもの。

境内の提灯に導かれ、奥へと進むと
「ロウソクをお供えしてください。こっちですよ」と、やさしい笑顔のおねえさんに声を掛けられました。


トコトコと後をついてゆくと、「これどうぞ・・・」
と、白い和ロウソクを1本手渡されました。

ミモロは、落とさないように大切に帯に挟んで、おねえさんの後に続き、
石仏が並ぶ場所で、白いロウソクに火を灯し、小さな石仏の脇に供えます。



「どうぞ多くの御霊が安らかに・・・そして、私たちを見守ってくださいませー」と
ミモロは、静かにお祈りします。

「よくお参りくださいました」とおねえさん。
「いえ、どう致しまして、ありがとうございました」とミモロは、お礼を言ってから境内を離れます。

石仏のそばで灯るロウソクの光ーそれは、ここを訪れた人が1本ずつ、心を込めてお祈りした光でした。


道の両脇にトウロウが灯る中、トコトコと歩くと、
「東北の復興支援の手ぬぐいです。がんばれ東北!東北を応援しましょう」との呼び声が聞こえます。


地元の方が、東北の震災被害者を支援するための募金を集めるテントです。

ミモロは、テントに近づくと・・・
「あ、カワイイ子だね。よく見てってね!」と、お手伝いをしている男の子に見つめられミモロは、ドッキ・・・


さっそくテントの机の上に並んだ「ガンバレ東北」と染め抜いた手ぬぐいを見るミモロです。


「東北のみなさん!がんばってくださいねー。私たちも応援してまーす」と地元の皆さん。


京都からの思いが、どうぞ東北のみなさんに届きますように・・・。

あだし野念仏寺 千灯供養は、8月23,24日 開門17:30~20:30 (行事開始は18:00から)*混雑のため電車やバスなどの利用をおすすめ。
詳しくは、ホームページで。

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極楽浄土を思わせる清らかなハスの花。朝もやの中の南禅寺へ

2011-08-23 | 旅行
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「やっと朝晩、涼しくなってきたねー」とミモロ。
時々出かける早朝散歩の空気も、グッと冷ややかになりました。

今日は、南禅寺方向に、お散歩に。お気に入りのコースです。

門前の道をトコトコ歩いき、駐車場の近くを通りかかったとき、
「わーキレイー」。突然、ミモロは、道を外れ、駐車場の方向に。

そこには、池一面のハスの花が。


ハスの花は、仏教を深いかかわりのある花。原産国は、インドで、「蓮華(れんげ)」と呼ばれ、仏教と共に伝来したと言われます。ハスは「泥から出て泥に染まらず清らかな花を咲かせる」ことから、古代インドや中国では、清らかさや聖なる象徴として崇められてきました。如来像の台座は、蓮華をかたどったものです。



「前に来たときは、気が付かなかった・・・。
本当にキレイ・・・見ているだけで、心が浄化されてゆくみたい・・・」

早朝に花を開くハスの花、午後には、その姿を見ることはできません。
まだ冷ややかな空気の流れる朝に、朝露に葉や花を湿らせながら、朝日を浴びるハスの花には、
神々しさが漂います。ほんのりと甘い香りも立ち込めます。

「ハスの花って大きいね」
初めてハスの花を見た人は、きっとその大きさに驚くはず。
花の直径は30センチほどで、水連は、水の上に浮かぶように葉を広げるのに対し、
ハスの茎の高さは、水に浸かる池の面から上に1メーターほども伸びています。
まさに堂々とした姿。


「仏様のお花にふさわしい風格だね」

池一面に茂る葉の大きさも、実に見事です。

直径50センチ以上と思われる大きな葉には、水滴なコロンと中心に集まっています。


これは、ハスの葉の特徴のひとつ。水を弾くような葉の構造で、決してベトーっと濡れることはないそう。
この性質を利用して、昔は、食べ物を包むのに使うことも。

「ハスの葉にたまったお水で墨をすって、お習字すると上手になるんでしょ?」
ミモロは、だれからか、そんな話を聞いたのでしょう。

東京では、ほとんど見たことがなかったハス。
京都では、7月ごろから夏の時期にお寺や神社の池に、しばしば見ることができます。


ハスの咲く池ーそれは、間違いなく、素晴らしいパワースポット。

ぜひ、京都に夏訪れたら、見てほしい美しさです。



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京都、夏の終わりの「地蔵盆」。子供たちが主役の町内のお祭り。

2011-08-22 | 旅行
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8月21日の日曜日。京都各所で夏を締めくくる地域のお祭り「地蔵盆」が行われます。

京都の町には、お地蔵様をお祀りした小さな社があちこちに点在していることに、町を歩くと気づくはず。


「まるで道祖神さまみたいに、いろんな場所にあるよね」

平安から鎌倉の中世時期に、健やかな成長を願う子供の守り神として、人々の間に広まった地蔵信仰。
町の辻に祀られれたお地蔵様には、朝夕、お参りする人々の姿を、今もよく見かけます。
京都の人々に深くかかわりのあるお祭りです。

特に、8月の「地蔵盆」では、きれいに清められたお地蔵様に、新しい前垂れを着せ、
お飾りやお供え物をして、日ごろの感謝を示します。

この風習は、京都では一般的ですが、東京など関東では見られません。
だから東京生まれのミモロにとっては、初めての経験です。

地蔵盆の当日は、その社の近くに、町内の子供たちが集まって、ゴザや縁台の上で、直径2~3mの長い数珠をみんなで囲み、お坊さんの読経に合わせて順々に回すそう。(ミモロの町内では、やりませんでした)

最近は、子供の夏祭りのような色彩が強く、金魚すくいや投げ輪、くじ引きなど
大人たちが工夫をこらし、子供を楽しませるいろいろなイベントを行います。

ミモロが参加した「地蔵盆」は、マンションのロビーと中庭で行われました。

「いろいろ楽しいものがありますから、遊んでいってね」と言われ、トコトコとロビーを進むと、
「あ、金魚すくい?」青いビニールプールには、小さな色とりどりのおもちゃの金魚と小判が浮いています。
「やってみますか?」と言われ、ミモロも金魚すくいのポイをもらいました。


「たくさんすくっちゃうもんね!がんばろう!どれにしようかなぁー」
ミモロは、じっとおもちゃの金魚を見つめて、どれをすくうか狙いを定めます。

なかなか慎重ですね。

しばらくして、「ほら、こんなにすくちゃった!!」と、自慢げに金魚と小判を抱えて戻ってきました。

よかったわね、たくさんもらえて・・・「うん!うれしい」

次に向かったのは、中庭。ピンクのビニールプールがここにも。
「なにしてるんですか?」どうやらシャボン玉のコーナーのようです。


ミモロが庭に入ると、ふんわりと大きなシャボン玉が目の前に現れました。
「うわー大きいー、ミモロもやってみたーい」
でも、ミモロは、体が小さすぎて大きなシャボン玉づくりは無理。
そこで、アワアワのプールに近づき、
小さなシャボン玉で遊びます。


ロビーには、クレヨンや色鉛筆が用意されたぬり絵コーナーもありました。


「結構、得意なんだもんね」とミモロもさっそく挑戦。


真剣に塗り絵に取り組みます。一度始めると、結構、夢中になるミモロです。




突然、「サアー、みなさん、くじ引きが始まりますよ。中庭に来てくださいー」
との声に、急いで庭に出てみると。

2階から籠がついたロープが1階まで伸びています。
スルスルと、ロープをたくり、籠を引き寄せます。
籠の中には、子供たちが引いたくじの景品がはいっていました。

「わー面白い!」ミモロも子供たちと一緒に楽しそう。
これは「ふごおろし」という福を引き寄せる、昔ながらの地蔵盆のくじ引きのやり方だそう。

ちょっとドキドキする楽しい仕掛けのくじ引きですね。

「あ、ボーリングみたいな遊びもあるよ」

ゴムボールを、離れたところに立つお人形に当てて、倒したら景品がもらえる遊び。
ミモロもやってみることに。
「キティちゃん狙っちゃおう!」と、ゴムボールをキック。

残念・・・ハズレ!

あれ、ミモロ、そっちに立ったら、お人形に間違えられてボールぶつけられちゃうわよ。


「あー面白かった・・・」ミモロの楽しい夏の思い出に。

京都の人は、だれでもこの「地蔵盆」の経験はあるようで、子供の頃の思い出のひとつになっているよう。「でも、これが終わると、夏休みも残りわずかで、宿題をしなくちゃいけないのよねー」と、苦い思いもよみがえります。ともかく、京都には、地域にしっかり根付いた風習が今も、続いています。暮らしてみると、地域の催しものも多いと感じます。外から来た人は、入りにくいと言われますが、参加するとなかなか楽しいもの。またこのような地域の結びつきの強さは、観光で訪れるだけでは見えない部分だと痛感します。

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