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京都北西部、紫野に位置する大徳寺で、思いがけず坐禅体験ができたミモロ。
「心も体もスッキリした感じ・・・・気持ちいいねぇ」。足のしびれも消え、足取り軽く広大な境内の散策を続けます。

朝は、まだ人影ももまばら、澄んだ空気が境内に満ちています。
大徳寺は、茶の湯の世界にゆかりが深く、千利休をはじめ、多くの茶人が訪れています。
塔頭では、茶会が開かれることもしばしば。
「今日も、茶会があるみたい・・・」

夏の和服を召した方々の凛とした姿も。
広大な境内には、利休が秀吉の怒りをかったという、自分の木像を安置した三門をはじめ、数多くの重要文化財や国宝が点在しています。さらに織田信長が建立した黄梅院、大友宗麟が建立した瑞峰院、一休ゆかりの寺院で村田珠光作といわれる庭園のある真珠庵など、21ある塔頭は、それぞれ歴史上の人物に関係する、まさに日本史の教科書をたどるよう。
歴史好きには、見逃せない寺院です。
ただし、常時拝観可能なのは、龍源院、瑞峰院、大仙院、高桐院の4か所。
またこの秋期間限定で特別公開されるのは、真珠庵、聚光院、蓬莱庵などです。
「わー秋の公開が待ち遠しいね。この秋も忙しいねぇ・・・」ミモロの秋の予定もいっぱいになるほど、京都には、見逃せない寺社などの特別公開が目白押しです。
ミモロが坐禅をした場所は、境内の奥の方。お腹が空いたミモロは、出口方向へと戻ります。
途中、見つけたザクロの実。

お腹が空いているので、なんでも食べたくなるミモロです。
道沿いに進むと、高桐院の門前に。

「ちょっとだけ中を覗いてみよう・・・」

まだ公開時間には早く、残念ながらお庭の拝観はできませんでしたが、美しいアプローチは鑑賞できました。

今は、苔と竹の緑が際立つ道も、秋ともなれば、周囲の楓が色づいて、苔や石畳の道に散り落ちる景色は、よくポスターなどでも見る日本らしさ満点の美しさ。
ここ高桐院は、細川家ゆかりの寺。戦国大名、細川忠興や妻、ガラシャの墓もここに。また出雲阿国と伝えられる墓もあります。本堂前の庭の紅葉は、見惚れるほどの美しさ。心洗われるひとときが過ごせます。
「アラ、こんなところにキノコが生えてる・・・」
緑の苔に小さなキノコを見つけました。

「これ食べられるかな?」じっと見つめるミモロです。
もう、わかりました。さぁ早く朝ご飯を食べに行きましょうね・・・・。