ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

清水寺周辺をお散歩。老舗の薬味屋さん「七味家本舗」でお買いもの。

2011-08-17 | 旅行
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清水寺周辺をお散歩しているミモロ。
「そうだ、おそうめんに入れる山椒が切れたの思い出した!」。そういうとミモロは、
産寧坂を上がり、清水寺に通じる五条坂へと向かいます。


坂を上がりきった角にあるのが、薬味を扱う老舗「七味家本舗」です。



創業は今から350年前の明暦年間で、4代将軍家綱の時代。
黄門さまで知られる徳川光圀が、大日本史の編纂を行い、俵屋宗達が活躍したと言われる時代です。

もともとは、清水寺参拝に訪れる人を、お茶などでもてなす茶店だったそう。
その折出す「からし湯」が人気となり、その後、七味唐辛子を商うお店に発展したのです。

ちなみに、お湯に唐辛子を入れた「からし湯」は、清水寺で滝行をする行者さんへ、体を温めていただこうと、お店からの心のこもったサービスでした。


「料理に山椒や七味を入れると美味しさも倍増。ピリッとした味って、暑い夏にも欠かせないね。
これで、食欲不振も解消できるよねぇー」と、ミモロ。あれ?いつ食欲不振だったの?


「竹の筒を容器にしたのって、すごいアイディアだと思わない?」
昔ながらの薬味容器は、趣もあり、機能性も高いもの。今も竹筒や木製の瓢箪の形の容器は、人気の品。

「あのー、おそうめんに入れる山椒と七味をください」とミモロ。

「はい、いろいろな種類がありますけど、どれにしますか」とお店の方。
店には、様々なサイズの袋詰めの品が並んでいます。
「種類?ホント、たくさんある、えー、どれにしようー」。ミモロは、迷ってしまいました。

そこで薬味の使い方を思い出します。
「いつも大きな容器入りを買って、冷蔵庫で保管してても、気が付くと、香りやピリッとした刺激が消えて、あまり美味しくなくなっちゃうんだった。だから、1回づつ使えものの方が、ミモロにとってはいいかも」。

今回、ミモロが買ったのは、1袋づつ小さく梱包されたもの。

値段は、割高ですが、たまにしか使わない人や、消費量が少ない人には、
賞味期限まで美味しくいただけるおすすめの品です。


「これで、美味しくおそうめんが味わえるー。よかった・・・ホッ」

「七味家本舗」のホームページから、通信販売も利用できます。

こぼれ話・・・
京都の人は、山椒が大好きなよう。関東で山椒をかけるのは、鰻を食べるときが一番多いかも。
でも、うどん、親子丼などの丼ものにも、関東は、七味ですが、京都は山椒や一味が一般的。名物のちりめん山椒などから見ても、京都の食生活に山椒は不可欠な味なのです。



ミモロは、お買い物の後、再び、産寧坂と二寧坂へ戻ります。
坂道の両脇には、京都みやげを売るお店が軒を連ね、終日、観光客で賑わっています。

京都観光スポットの人気ナンバーワンが、実は、清水寺。道理でいつも人が多いはずです。

みやげもの店の一軒に、軒先にたくさんの瓢箪が下がったところが。

そこには、猫のグッズもいろいろ並んでいました。「ネコがいっぱい・・・カワイイー」

ミモロは、ユニークな表情のネコたちに興味津々。

たくさん並ぶ招き猫のマネをして、「ミモロも幸せ招きネコ!」とおどけます。


コメント
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