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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」などを務めたライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。

岡崎のおしゃれなカフェ「菓子・茶房チェカ」でひと休み

2011-05-06 | 旅行
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京都東山の琵琶湖疏水に沿って散策を楽しみ、南禅寺や永観堂に立ち寄ったミモロ。

「すごく歩いたから、なんか疲れちゃった。お茶しながら、ひと休みしたいよー」と、
ちょっとグズリはじめてしまいました。

そこで立ち寄ったのが、岡崎の動物園に程近い場所に見つけた
「菓子・茶房チェカ」というお店。



「なんかいい感じのお店だよ。ここにしよう・・・」そういうとサッサと
お店の中に入るミモロです。

動物園の北側を走る二条通に面したお店は、手書き風の看板が目印。
とても自然な雰囲気が漂い、東京の住宅地のカフェみたいな感じです。

「わ、美味しいそうなケーキがいろいろある!あのここでこのケーキ食べられますか?」もうミモロの頭の中は、ケーキでいっぱい!


「2階が茶房になっていますから、そこでどうぞ。どのケーキにしますか?」
とお店の方。

またいつもの通り悩んでしまうミモロです。

「うーみんな食べたいのに・・・・」ミモロは、目の前のロールケーキが
まず気になったよう。

2階に上がると、そこはシンプルな心地よいスペース。
動物園側の窓からは、明るい陽射しが店内に注ぎます。



窓に面したカウンター席のほか、大きなテーブルのお席や、
畳敷きのような座っていただけるスペースがあります。

「なんか洋風のような、和風のような感じがする・・・」とミモロ。

確かに白を基調に木の家具などを配した感じは、フランスの田舎風。
でも、座って過ごせるスペースは、和室の感じ。

コーヒーは、お店の一角にある茶道に使う茶釜でお湯を沸かして、それで煎れてくれるんです。



「なんか京都っぽいね」と東京生まれのミモロは興味津々で、わざわざ近くまで行って、コーヒーを煎れる様子を見ていました。


やがて先程、1階で注文したロールケーキといっしょに、茶釜の湯で煎れたコーヒーがミモロの前に運ばれてきました。


「これも和と洋が感じられるね・・・」芳醇なコーヒーの香りがミモロの鼻をくすぐります。

フワフワのロールケーキは、ほどよい甘さのクリームとしっとりしたスポンジの調和が美味しさを作ります。

「やっと疲れがとれた感じ・・・・」

やさしいお店のスタッフに、「かわいいクマちゃんですね」と声をかけられ、
「あのネコなんですけど・・・」と、ちょっと恥ずかしそうに答えるミモロです。


このお店は、昨年10月にオープンしたばかり。


1階では、ケーキができる様子をガラス越しに見られ、
ミモロもしばらく見ていました。


「今度は、お友達といっしょに来よう!」
すっかりミモロは、このお店が気に入ったよう。

岡崎にできた、お洒落なカフェです。


旅のポイント:ミモロおすすめのカフェ、「菓子・茶房チェカ」は、京都市動物園の北側、二条通沿いに。市バスなら5番の岩倉行きで「法勝寺町」バス停そば。地下鉄東西線「蹴上駅」から徒歩7分ほど。
住所:京都市左京区岡崎法勝寺町25 電話075-771-6776 
営業時間:10:00から19:00(商品がなくなり次第終了)
定休日:月・火曜 ロールケーキのほか、ティラミス、シュークリーム、プリンなど種類も豊富。












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新緑の眩しい庭と京都の町を一望できる永観堂で過ごすひととき

2011-05-05 | 旅行
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南禅寺から、その脇を添って歩くと、永観堂に至ります。

ここは、秋の紅葉の名所。春は、境内をみずみずしい新緑の木々が包みます。



キラキラした春の陽射しにちょっと眩しいそうなミモロです。

永観堂は、浄土宗西山禅林寺派の総本山。
今年は、開祖、法然上人800回忌に当たり、浄土宗のお寺では、
特別法要が行なわれています。



ここ永観堂でも、ミモロが訪れた日は、法要のため、建物の中には入れませんでしたが、その代わりにお庭の拝観は、無料に。

「お庭だけでも、いいよね」とミモロは、嬉しそうにさっそくお庭をめぐります。


「多宝塔には、行けますよ」とお寺の方。

多宝塔は、お寺の一番高い場所に位置する二重の塔。緑の木々の間に、凛とした姿を見ることが出来ます。


そこまでは、階段が・・「フーフーフー」ちょっと息を弾ませながら
塔の場所に到着。

「わースゴイ」。

汗を額ににじませながら、上った甲斐がありました。ミモロの前には、
京都の町は広がっています。


「いい景色だねー」。
春の爽やかな風の中、しばし絶景に見蕩れるミモロ。
「絶景かな、絶景かな・・・」とミモロ。
ねぁ、それは南禅寺でしょ?

「今は、きっとここの方がいい景色だと思うよ。秋のもみじの頃も
きっと素晴らしい景色だろうね。また来ようね」

ミモロは、名残惜しげに、その景色を後にします。

名残惜しいといえば、ここには、遅れた人を心配なさって、ふりかえったお姿の
みかえり阿弥陀さまがいらっしゃるのよ。

ミモロは、さっそく阿弥陀堂へと向かいます。

「あのお堂の中にいらっしゃるの?」
そう、でも今日は残念ながら中に入れないので、また今度ね。

でも、外から暗いお堂を覗くと、中に、そのお姿が・・・・。

「今度は、もっと近くで会いたい・・また来ますね」
ミモロは、阿弥陀様に約束しました。

旅のポイント:重要文化財の阿弥陀如来像(みかえり阿弥陀)をはじめ、国宝や重文など見どころも多い「永観堂 禅林寺」。お庭をめぐる楽しみも。特に秋の紅葉には、多くの人々が訪れます。ぜひ、一度訪れたい京都の名所のひとつです。


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緑したたる、京都、南禅寺のレンガ造りの水路閣へ

2011-05-04 | 旅行
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京都の東山の蹴上から、インクラインなどを経て、琵琶湖疏水沿いを散策するミモロ。

水路の両側には、新緑の木々が茂ります。

「この時期の木の葉は、若々しくて明るい色。まだ小さいからベビーリーフだね」

そう楓などの落葉樹は、春、まだ芽生えたばかりの小さな葉っぱ。
木漏れ日が、明るい葉を透かし注ぎます。

トコトコと疎水沿いの道を歩いて見えてきたのは、
レンガ造りのアーチの橋。



明治21年に作られた全長93mのレンガ造りの疎水橋です。

当時は、その西洋風な姿から、周囲からの批判もあったそう。でも
時が経つに連れて、その姿は、すっかり周囲の景色に調和し、
今は、歴史的な建造物のひとつとして京都市の指定史跡に登録されています。

明治の建造物ながら、今も現役。毎秒2トンの水が流れています。

この水路閣の美しい姿を作っているのが、アーチ。

あれ、ミモロの姿がありません。
どこ?と見回すと、突然、アーチから

「ここだよー」と顔を出しました。

「レンガの雰囲気がとても素適!」

京都には、レンガ造りの建物が、点在しています。
今度、見に行きましょうね。

疎水から離れ、南禅寺の法堂へ。


臨済宗の総本山らしく、まさに堂々とした威厳ある佇まいです。



「三門も立派!」見上げるばかりの大きな門は、高さ22m、まさにどっしりと聳え立っています。歌舞伎では、石川五右衛門が、この門に上がり、「絶景かな、絶景かな」とミエを切るシーンが有名ですね。でも、実際は、石川五右衛門が亡くなってから、再建されたそうで、歴史的には、合わないそう。

南禅寺には、文化財も多く、また庭の美しさも見事。まさに見どころがいっぱいです。
修学旅行で訪れたという人も、その時の記憶もきっと薄れていることでしょう。また子供の頃には、興味を抱けないものにも、歳を重ねてゆくと、心惹かれることも。

かつて、修学旅行で訪れた場所へ、ぜひ大人になってから、行ってみて下さい。
新たな感激に出会えるはずです。



旅のポイント:南禅寺では、早朝の座禅会や、月1回写経会も行なわれています。観光だけでなく、ぜひ参加してはいかがでしょうか?京都では、ほかの寺院でも、写経や座禅が体験できます。詳しくは、「南禅寺」のホームページで

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水が流れる風情ある町を散策。東山の琵琶湖疎水をたどるミモロ

2011-05-03 | 旅行
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京都の東山の麓に広がる岡崎エリアは、市街地の中で、特に水の流れが
風情を添える場所。

明治時代に作られた琵琶湖疏水は、東京への遷都で、勢いが衰えた京都の活性化を目的に、第3代の京都府知事が着手した一大事業。
琵琶湖の水を使い、物資の運搬などを行なった近代の京都を代表する大規模な事業のひとつです。


琵琶湖からの水は、灌漑、上水道、水運、水力発電などに使われ、京都の産業に偉大なる貢献を果たしたと同時に、
京都の町に、新たな風情を作り上げました。

今、水が流れる周辺は、市民憩いの場所。

琵琶湖から京都を経て、宇治川へと流れる疎水の水。
その流れるコースの中でも落差が激しい京都蹴上のエリアでは、インクライン(傾斜)呼ばれる部分があり、その名の通りのかなりの急勾配。そこでを船ごと台車に乗せてケーブルカーのように運搬したのだそう。



「ダイナミックな発想だね」とミモロも感心しきり。

今も、当時を偲ばせるレールが山の斜面に続いています。


現在は、その疎水沿いは、絶好の散策コース。
春は、桜、初夏は、青葉、秋は紅葉が訪れる人の目を楽しませています。

水が勢いよく流れる水門。


古き雅な歴史が色濃く残る京都ですが、実は、明治期から昭和の初めにかけて、
ハイカラな顔も数多く持っていました。


日本初の営業用水力発電所なども、京都で生まれたもの。
緑の中を太い水管の姿が、不思議に調和しています。

疎水沿いに歩くと、
この一大事業に貢献した技術者 田辺朔郎の銅像が、水の流れを見守るように立っています。


蹴上げのウェスティン都ホテル京都の向かい側の辺りから、インクラインのレール沿いに歩き、東山沿いに続く小道を歩きます。



「あ、ウグイスの声・・・」山間に響くようにウグイスにミモロの足も止まります。

緑が包みこむような小道には、フレッシュな空気がいっぱい。

ふと目を上げると、京都の町が眼下に広がっていました。


なんとも清々しい散歩道です。

「京都の町中から近い場所に、こんなに豊かな自然があるのは、いいね。
お散歩の場所がいっぱいある京都って大好き!ところでこの道は、どこに続くの?」

ちょっと心配そうなミモロ。でも大丈夫、もうすぐわかりますよ。


旅のポイント:京都を訪れる人の多くは、その見どころの多さから、かなりの距離を歩きます。そこで靴は、歩きやすいウォーキングシューズが大活躍。そして、服装もジーンズやパンツなどのカジュアルなスタイルです。でも、夜、どこかにお食事に行くなら、ウォーキングシューズやスニーカーではなく、女性ならパンプスで、それにあわせた服装を用意すると、高級な料理屋さんにも堂々と行けて、夜の京都をもっと楽しむことができます。


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京都岡崎でランチを味わいに、懐石料理「神宮道 波多野」へ

2011-05-02 | 旅行
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京都に来たら、やはり季節の懐石料理を味わいたいもの。

平安神宮のある岡崎エリアを散策しているミモロは、昼食の場所を探します。

平安神宮から、南に伸びる神宮道沿いを歩き、ふと気になる看板を発見。
「あ、松花堂弁当って書いてある」

1階には、じゃこ山椒などを販売する「三味洪庵」があり、その横に、暖簾が揺れています。

「2階のお店だね。初めてのお店って入るのに勇気がいるね。でも、行って見よう」
そういうと、暖簾をくぐり、階段を上がります。

「ようこそ、どうぞ、お座敷とカウンターのどちらにしますか」
とお店の方。

2階には、神宮道に面したお座敷と、奥には、カウンターと掘り炬燵のお席が続いています。

「カウンターにします」ミモロは、奥のカウンター席に進みます。

気さくなお店の方の笑顔に迎えられて、ミモロもほっとした様子。

ホントに、初めてのお店は、緊張しますよね。


お昼のメニューは、
お刺身御膳2,000円、松花堂弁当2,800円、そして食事後には、抹茶貸菓子セット1050円が用意されています。

ミモロは、「やっぱりいろいろ食べたいから、松花堂弁当をお願いします」と。

カウンター越しに主人が、黙々と調理する姿を眺めます。


お店を見回すと、網代天井や床の間、漆のカウンターなど、
茶室で過ごすような落着いた雰囲気。
「なんか、いい感じ・・・・」とポツリ。


しばらくして、ミモロの前には、春の味わいがふんだんに盛り込まれたお弁当が。


野菜の炊き合わせ、西京漬けの焼き魚、ゴマ豆腐、お刺身、赤だし、お漬物など
彩りも豊かな品々が、いっぱい。

「どれもいいお味、美味しいね。京都にいるって感じがする・・・・」
一品ずつゆっくり味わうミモロです。


「つい長居したくなっちゃうね」。

お店には、さりげなく山野草も飾られて、しっとりとした趣もいっそう。


「また、来ますね・・・」「どうぞ、お待ちしてます」

地元の人もふらりと昼食に訪れる気さくなお店でもあるのです。

旅のポイント:「神宮道 波多野」。京都市東山区神宮道三条上ル堀池町374-5 電話075-771-0959 京都市営地下鉄東西線「東山駅」徒歩3分。市バス「神宮道バス停」より徒歩1分。
昼11:30から15:00LO 夜17:30から20:00LO 月曜夜休
夜は要予約ですが、昼は、予約がなくても利用できます。
さりげなく暖簾が掛かったお店なので、通り過ぎないように要注意。


ランチを済ませたミモロは、「もう少し歩かないと、夕食が食べられない・・・・」
もう、夕ご飯の心配ですか?

そういうとミモロは、大きな道から、住宅地の道に入ります。



大きなマンションが建ち並ぶ道の奥に見える緑。「なんかこの道いい感じ」。
少し歩くと情緒ある佇まいの建物が見えてきました。



朝がゆで有名な「瓢亭」です。


「今度、ぜひ食べてみたい・・・」

400年の歴史を誇る料亭の味・・・一度は食べたいもの。

旅のポイント:「瓢亭」京都市左京区南禅寺草川町35 電話075-771-4116  朝がゆ 8:00から11:00 別館にて4,500円。
詳しくは、ホームページを。


京都の旅の楽しみは、目的の観光スポットなどを訪れるだけでなく、住宅地などの町歩きにあります。京都に暮らす人の生活を感じられたり、小さな神社やお寺、地元の人が贔屓にする食事処などに出会うのが、面白いのです。ぜひ、地図にも載っていないような細道も歩いてみてはいかがでしょう。












コメント (3)
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