体験型ツアーを得意とする「トラベル京都」が企画し、「京都府山城広域振興局」が主催する『日本最古のてん茶工場と山城のty畑をめぐる旅』という1日ツアーに参加したミモロ。
「さぁ、次は、山城の食材などを使ったお昼を頂きましょう…」と。
「わ~お昼だって…嬉しいなぁ~。どんなお弁当かな?」と期待するミモロを乗せたバスは、目的の京料理のお店「八百忠 別館」に到着です。

というのは、このツアーの参加費用は、2500円。交通費だけでなく、そこに昼食代も含まれていたのです。だから、ミモロの想像では、プラスチック容器に入った幕の内弁当だろうと…。

広々した敷地に建つ歴史ある料亭…。ここは、今回のツアーの企画者のおひとりでもある、おもてなし大使の小山明美さんが、手配してくださったとのこと…。予想を超えた展開に、ぼう然とするミモロ…。
「ミモロちゃん、ボ~と立ってないで、上がって…」と言われ、「は~い」広いお玄関で靴を脱ぎます。

この日は、3月3日の雛祭。玄関の広間には、雛飾。そしてお座敷の床の間にも桃と菜の花が春を…


さぁ。いよいよお食事がはじまります。
広いお座敷には、テーブルが用意され、そこに次々に、春らしいお料理が…


「あ、お椀のなかに、菱餅型のシンジョが入ってる…お雛祭りらしいおもてなし…」
「これはてん茶の茶殻を使った和え物です。今回は、お茶を知る旅とうかがい、それに合ったものをご用意しました」と女将。

近年、お茶を使った料理やデザートは、世界的に人気だそう。抹茶アイスやクッキー、チョコレートなどあらゆるものに、幅広く抹茶が使われています。現在、飲むための茶葉より、料理に使われる茶葉の需要が急増中だとか。「やっぱりお茶って、癒してくれるよね~」とミモロも大好き。
「お茶って、茶殻でも捨てないで、食べられるんだ~」と、言いながら、ペロリ。
竹かごに入った季節のお料理…。

そして、〆には、ほうじ茶で焚いたご飯。グリーンピースがいっぱい…。

「すごく美味しい…。こんな豪華なお昼がいただけるなんて思わなかった…」と、大感激のミモロ。
実は、このツアー費用の一部は、「京都府山城広域振興局」から補助金が…。「山城の魅力を多くの人に使えて欲しい」という思いから、このツアーは、旅行業者、ガイド、お茶を使う料理人、そして、京都の観光文化を使えるミモロなどを、招いた特別なツアーだったんです。ミモロは、プレスという立場で参加…。

さて、料理をすっかり食べ終えた頃、お座敷には、立礼の煎茶のお点前が始まりました。

お点前をなさるのは、ここ「八百忠 別館」のご主人の吉田忠康さん。


流れるようにお点前が進む中、ミモロの前には、お茶を使ったデザートが…


ミモロの関心は、いっきにデザートに集中…。目を細めながらデザートを頂きます。
「はい、お茶をどうぞ…」
小さな器に入った玉露は、とろけるような味わい…。

ゆったりとした雰囲気の中で、いただく旬の食材をふんだんに使ったお料理…。そして、煎茶のおもてなし…。
「このツアーに参加してよかった~」としみじみ思うミモロでした。
京都の料理人さんは、茶道を習得している方が大勢います。茶道を知ることは、京料理の真髄と深く通じるものがあるからです。「東京の料理人さんって、あんまり茶道やってる人見ないね~」とミモロ。そう、若い料理人さんでも、お稽古に通う人がいるのが、京都らしいところです。
毎週末、どこかで行われるお茶席…ミモロも、年間、10回ほどお茶席に…。
「そろそろちゃんと茶道お稽古しようかな~」と思い出したミモロです。
すてきなおもてなしをしてくださった「八百忠 別館」のご主人と女将。


「お世話になりました~。ありがとうございま~す」と、バスからいつまでも手を振るミモロです。

*「八百忠 別館」の詳しい情報は、ホームページで

人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚のクリックお願いしま~す。ミモロより
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます