「昔ながらの鍛冶屋さんって、興味ある~」と、4月下旬にミモロは、滋賀県高島にある「高島鍛冶場」を訪れました。
いつも京都の山里久多の自然観察や保全活動「ビーバーの山の会」でお世話になっている「カワネズミ」の研究者である堀田典男先生からのお誘いで、湖西線に乗って、「新旭駅」へ。
「久しぶりに湖西線に乗った気がする…」
車窓に見える琵琶湖の景色に、ちょっと旅気分のミモロです。
初めて下りた「新旭駅」
「だれもいない~」京都や大阪へ通勤する人もいるエリアですが、この時間帯は、人影もなく…
駅前のロータリーには、馬に乗った武将の銅像が…
「これ誰?」と思うミモロ。
この銅像は、この地域の氏神である「大荒比古神社」で5月4日に行われる「七川祭」という馬が活躍する勇ましい祭りの姿を映したもの。滋賀県無形民俗文化財に指定される歴史ある祭りです。
「滋賀県って、いろいろな祭りがあるんだよね~」と、その歴史の深さを改めて感じるミモロです。
駅でウロウロしていたミモロを「ビーバーの山の会」の代表の栗原さんが車で迎えに来てくれ、駅から5分ほどの目的の古い建物へ
「いらっしゃい~」とそこにいらしたのは、お誘いくださった堀田先生。
「あれ?なんか感じ違う…」とミモロ。実は、堀田さんは、亀岡で修業をなさった鍛冶職人でもあるのです。
鍛冶職人というと、刀剣などの刀鍛冶を思い浮かべますが、同じように鉄を鍛える仕事ながら、堀田さんが従事するのは、野鍛冶という分野。これは、農具の鎌(かま)、鍬(くわ)、鋤(すき)をはじめ、庖丁やハサミなど、暮らしに欠かせない道具を作る鍛冶屋さんです。かつては、集落には必ずいたという野鍛冶職人は、今やその数は、激減…堀田さんは、その技術をもつ数少ない職人さんなのです。
この日は、「高島鍛冶場」9周年記念式典で、火入れを一般に公開。
鍛冶場にある神棚に作業の無事と発展を祈願します。
さて、「今回、9周年記念??ということは、9年前にできたの?」とミモロ。
この鍛冶場の持ち主さんは、お父様が鍛冶職人だった方。そのお父様が亡くなってから、使う人なく放置された鍛冶場で、それを壊そうと…それを聞いた地元の方が、「なんとかこの建物を残そう」と活動を開始。それに賛同した堀田さんらの尽力で、なんとか取り壊しを免れ、鍛冶場として、再び蘇ることに…。
「その活動って、すごいね~」と感心しきりのミモロです。
復活を遂げて9年…今も堀田さんやこの地域に移り住んだドイツで鍛冶修業をなさった前田さんなどと共に槌の音が響くようになりました。
この日、神棚に奉納する蔵のカギのミニチュアを作ります。
近くで作業を見つめるミモロ。
しばらくして、完成した奉納の品。
神棚に向かい柏手を打ち、参拝しました。
「この後、鍛冶屋さん体験できるだって~」と目を輝かすミモロです。
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