ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

いよいよ祇園祭の後祭り「大船鉾」の粽の準備とボランティアの説明会

2017-07-10 | 京都


今年も、ミモロは、祇園祭の後祭り(7月24日山鉾巡行)のしんがりを務める「大船鉾」のボランティアをします。
まずは、21日の午後から授与される「厄除け粽」のセッティングのお手伝い。

「大船鉾」は、四条町の鉾で、3年前に150年ぶりに復活した鉾です。会所の近くの「池の坊会館」が、粽セッティングの会場。そこには、ボランティアの学生さんや「NPO法人 京都の文化観光を考える会 都草」、そして四条町の人たちなど100人くらいが集まって、約7000本の粽の準備をすることに。

「ミモロちゃん、粽、お机に運んで~」といわれ「は~い」とミモロは、粽の束を机に運びます。
「ヨイショ・・・」
一見同じように見える粽ですが、作る農家の方々によって、微妙に形や大きさが異なります。
それぞれの粽の状態に合わせて、袴という山鉾の名前などを書いた紙をセットし、ビニール袋に入れてゆきます。

「ミモロちゃんは、袴の紙、粽にセットする係ね~」と。ほかの同じ机の方々は袋詰めを担当することに。
「うん、ミモロ、紙貼るの得意だから…」。今年はすでに前祭り(17日山鉾巡行)の「蟷螂山」で、作業に参加しています。
すでにベテランの粋のミモロでした。

まず、粽の状態を見極めます。
曲がっているのは、真っすぐに形を整え、粽を束ねている部分にある細い藁を傷つけないように注意します。
「この藁の部分、アンテナみたい」
そして、グルリと袴といわれる紙を粽に巻き付けて、シールで止めます。
「こんな感じだね~」

「できた~」「さすが馴れてるミモロちゃん、上手ね~」との声。「まぁね~京都のネコだからね~」とちょっと鼻を膨らませるミモロ。

作業は、朝9時から12時まで続き、同じテーブルの方々とお話しながら、進めます。口も動くけど、手も休まず動かします。


「わ~もう終わっちゃった~」
大船鉾の7000本の粽は、それからお祓いをして、ご祭神のパワーをいただき、21日から授与されます。
「ここは1本700円」そう、山鉾の粽の値段は、山鉾により異なり、700~1200円というのが目安です。

厄除けの粽は、京都の家の玄関の上などに飾られ、災い除けになります。

作業を終えると、お弁当をいただき、午後からは、恒例のボランティア説明会が約1時間行われます。

「フムフム・・・」京都に暮らし始めてから、毎年、「大船鉾」のボランティアをしているミモロ。今年は、会所も整えられ、鉾の見学がよりスムーズに。

ミモロたちは、粽や手ぬぐいなどの授与や見学者の誘導などを担当します。

今年、大船鉾の先端には、大きな金の御幣が飾られます。「昨年は、龍頭だったけど…」。そう、1年ごとに交代で御幣と龍頭になるのです。


ミモロは、宵山(7月23日の夜)に大船鉾でボランティアをしています。「浴衣着なくちゃ~」と、浴衣姿がボランティのきまり。毎年「厄除け粽どうですか~」と、京都弁で対応するミモロ。「京都弁の方が、観光客喜ぶから…」と、東京生まれのネコながら、この日ばかりは京都弁で…。

「祇園祭」は、「八坂神社」のお祭り。
 
10日は、神輿洗いの神事があり、いよいよ神輿が本殿の前に並びます。

「もう、こんな季節になったんだね~。1年ホント早いね~」とつくづく思うミモロでした。

前祭りの山鉾は、10日に鉾建てが始まり、12日に試し引きが行われ、17日の巡行まで、四条通や室町、新町通などに24基が並びます。
後祭りの山鉾は、17日、前祭りの巡行が終了の後に鉾建てが始まり、20日に試し引きが行われ、24日の巡行まで10基の山鉾が並びます。









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