「わ~満開だね~」とミモロが、歓喜の声を上げるのは、京都淀にある淀水路沿いの河津桜です。
京阪電車「淀駅」に降り立ったミモロ。「淀に住むお友達が、満開だから見に来たら~って連絡があったんだ~」と。
駅でお友達と待ち合わせして、徒歩10分ほどの桜が咲く場所へ案内してもらいました。
現在、満開を迎えている京都淀水路沿いの約200本の河津桜。
住宅地の中を流れる水路に沿って、ピンク色の帯が続きます。
そもそも「河津桜」は、静岡県の伊豆半島にある河津町で、昭和30年に原木が見つかった新種の桜です。早咲きの大島桜と寒緋桜(カンヒサクラ)が自然交配して生まれたものと言われます。昭和49年に「河津桜」と命名され、山桜やソメイヨシノなどの桜より開花時期が早く、春を待ち焦がれる人々に愛されるように…。そして、その苗は、神奈川をはじめ、いろいろな場所に植樹されてゆきます。
ここ京都の淀水路の淀緑地に植えられたのは、2006年以降。伊豆から持ち込まれた2本の苗木から始まります。その後、「淀さくらを育てる会」などの皆さんに大切にお世話され、毎年、見事な花をつけるようになったのです。
約1キロ余りの水路沿いを彩る「河津桜」。ミモロは、懐かしそうに眺めます。
というのは、実は、ミモロのママの実家は、河津桜発祥の地、河津にあります。「ママのおじいちゃんが、河津川沿いに河津桜植えたんだって…」とミモロ。そう、子供の頃は、まだ細い桜がパラパラと川沿いにありました。それが歳月を経て、なんとも立派な桜並木に…伊豆の温暖な気候は、同時に菜の花の開花時期にも、河津川の土手には、黄色の菜の花とピンクの河津桜、そして青い空というなんとも「春!」という景色を作ります。テレビでその景色を見たママは、「河津に帰りたくなっちゃう…」とポツリ。それを聞いたミモロは、「どこかで河津桜見たい…」と思っていたのでした。
河津の名を一躍有名にした桜…京都でも、多くの人に愛されているよう…「よかったね~見られて…」と口には出しませんが、ママの心を感じているよう。
淀水路沿いは、遊歩道が続き、桜の木の下では、お弁当を広げたり、のんびり過ごす人の姿があちこちに…。
ここの桜は、枝の剪定の方法のためか、木の高さは低めで、枝が大きく横に伸びています。
そのため、桜との距離が近く、写真撮影にピッタリ。多くの人がスマホで盛んに撮影をしています。
しばらく桜の道を歩いた二人、
「ミモロちゃん、お茶にしましょう!」とお友達。バッグから取り出したのは、「いちご大福」。
「お口に合うかな?」とお友達。「合う合う…合わせちゃう…」と目を輝かすミモロです。
パクリ…大きく口を開けてかぶりつくミモロ。いちごの甘酸っぱい味と白餡のほどよい甘さ、モチモチの大福の皮が口の中で、春のハーモニーを奏でます。
「ごちそうさま~」と改めて桜を眺めます。
「なんか平和だね~」と…。こんな穏やかなひとときを過ごせることを感謝します。
「ここからは、もっと見えるよ~」と、ネコの本領を発揮して、枝に飛び乗るミモロ。
ミモロの体が、ピンク色に染まります。「お花傷つけないように注意しなくちゃ…」と枝を気遣うことも怠りません。
「あ、メジロが近くに来てる…でも、人が多いから、枝まで来れないみたい…」と、耳をピクピクさせてメジロの声を聴くミモロ。
満開を迎えている淀水路沿いの「河津桜」。3月11・12日は、近くの「下津町公会堂」では、地元の人たちが中心になって、さまざまなイベントが開催される「淀さくらまつり」が行われます。
「来週はじめごろまで河津桜楽しめるね…桜吹雪も凄いだろうなぁ~」とミモロ。
ぜひ、週末出かけては…??
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