「今年も、艶やかに咲いてる~」とミモロが毎年愛でる桜のひとつが、京阪電車「出町柳駅」の南にある浄土宗の「長徳寺」の「おかめ桜」です。
「なんか今年は、遅いみたい…」というミモロ。2月下旬に咲くことがあり、梅の時期と重なることが多かったのでした。
「おかめ桜」は、カンヒガンサクラとマメサクラの交配種。イギリスの桜研究家のイングラム(1880~1981)が作り出したもの。
まだ蕾も多く、枝が丸い花に囲まれるには、もう少しかかりそう。
「ゆっくり見られて嬉しいね~」と、川端通を通るたびに、車やバスからチラリと見ては、その花の状態を楽しみにしているミモロです。
鴨川沿いのソメイヨシノは、まだ先…「また、急に冷え込んじゃったから…やっぱり3月下旬にならないとね~」と予想するミモロ。
「う~ここはどうかな?」と向かったのは、出町柳駅から徒歩10分ほど、寺町通にある日蓮宗の本山「本満寺」です。
ここのしだれ桜は、満開になると、まるで大きな桜色の傘を広げたようになり、多くの人がその姿をカメラに納めようと訪れる場所。
こちらも、満開は、来週になってから…という感じです。
「京都御苑の桜咲いてますよ~」と、立派なカメラを手にしたおじさんが教えてくれました。「え?そうなの~ありがとうございます」と、ミモロは、自転車で今出川通から京都御苑に入ります。
「思ったより、人が少ないね~」と…
「京都御苑」の桜の名所といえば、今出川通近く、敷地内では北に位置する「旧近衞邸跡」エリアです。
「あ、ホントだ~しだれ桜咲いてる~」
まだ満開ではありませんが、十分見ごたえがある景色。
「まだ来週までは、楽しめそう…」枝先には蕾が…
ミモロが、初めてここのしだれ桜を見た時の感激を今も忘れられません。
御所を背景に、まるでこぼれるように、たくさんの花を垂らしていた桜です…でも…
近年の台風などで、その長い枝は折れ、木全体のボリュームが減ってしまったのです。
「また、いつかあの景色みたいに、たわわな花が見たいなぁ~桜さん、がんばって~」と、密かに願うミモロです。
このエリアには、素敵なお休み処があります。京菓子の「笹屋伊織」の味が楽しめる場所。この時期、桜を眺めながら味わえる京の味は、この上ないものが…。「ここの抹茶ソフト大好きなんだ~」というミモロです。
「また来週も来よう~」と、自転車で来られる距離に住むミモロ。桜の開花と共にお散歩の楽しみもいっそう。
夏の猛暑や台風など、ミモロが京都に暮らし始めた10年前に比べ、京都各所の桜は、その姿を変えているように思われます。
多くの桜が、枝を折ってしまったり、また害虫などの被害もあるのかも…。鴨川沿いのソメイヨシノは、高齢化したのか、枯れてしまったところも…。
「今年は、お花見できるのか?」と。
京都は、実は、夜桜の下で宴会をする場所が、少なく、東京のような宴会の賑わいはありません。
残念ながら、今年祇園の「円山公園」では、3月24日から4月9日まで、大きなしだれ桜のライトアップは18時から22時まで行われますが、宴会用のゴザの貸し出しは中止、また持参のシートを敷いてのお花見も規制されています。
また、ミモロがかつてお友達とお花見の宴会を楽しんだ「平野神社」は、コロナ禍になってから、花見茶屋や屋台が廃止され、夜の宴会花見ができなくなりました。「う~楽しかったのにね~」と残念がるミモロです。
なお、境内の桜のライトアップは、3月24日~4月16日 日没から21時頃行われる予定です。
「でも、ここの桜、すごく素敵なんだ~」と昨年訪れて、その景色がすっかり気に入ったよう。
「まぁ、お花見は、来週からだね~。また来よう…」と下見を終えたミモロでした。
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