西山の「善峯寺」の北門を抜けて、ちょっと進むと「三鈷寺(さんこじ)」に至ります。
地図で見ると、「吉峯寺」から、少し距離があるように思えますが、実は、同じ西山にあり、「善峯寺」の北門を通って、再び、「善峯寺」に戻れるのです。
誰もいない境内。この時の参拝者は、ミモロだけ。お寺の受付に行くと、「なんですか?」とお寺の方。「あの~参拝したいんで拝観料をお納めしたいんですけど~」とミモロは500円を納めます。「あ、そうですか。じゃ、本堂へどうぞ~。参拝が終わったら、客殿にお茶用意しときますから、ゆっくりなさってくださいね~」といわれました。
どうも参拝者の多くは、この素晴らしい景色を境内で眺め、そのまま帰ってしまうよう。
でもお寺や神社を訪れたら、ご本尊やご祭神には、参拝するのが礼儀です。
ある神社の宮司さんに伺うと、最近は、御朱印だけもらって、本殿に参拝しないで帰ってしまう人が目立つとのこと。
「ここは、景色だけの人多いんだ~」と思いながら、本堂へ向かいます。
ここは、天台・真言・律・浄土の四宗派兼学のお寺です。でも近年までは、天台宗だったそう。
開山は「善峯寺」の開山の源算が、承保元年(1074)に、草庵を建てたのが起こりで、後に法然の高弟 証空(しょうくう)が、念仏道場として再興しました。
「三鈷寺」の名は、そばの山の形が、仏器の三鈷に似ていることから。
ミモロは、本堂に祀られている不動明王や阿弥陀如来さまに参拝します。
「あれ?ストーブが付いてる~」6月というのに、本堂や客殿には、ストーブが…。「乾燥させてるのかな?」と、その理由は不明です。
参拝を終えたミモロは、景色を楽しみます。
「なんか静かだね~。日常を忘れるね~」
京都の町から、訪れた西山・・・ちょっとした旅気分に浸ります。
「あ、客殿にお茶、用意してくださってるんだった~」と、隣接する立派な建物へ。
「ごめんください~」と声を掛けますが、だれもいない様子。しずしずと奥へ進みます。
一番奥のお座敷へ。大きな窓からは、外の景色が見渡せます。
「あ、お茶がお机に上にある…」
お寺の方が、ミモロのために用意してくださったお茶。
「いただきま~す」
「わ~お煎餅もある~」のんびりとお茶で喉を潤し、お煎餅で疲れを癒します。
お座敷からの眺めは、圧巻。
「あ、京都タワーだ~」と知っている建物を見つけて嬉しそうなミモロです。
この客殿は、休憩所としても利用できるそうで、予約をすると有料でお弁当なども用意してくださるそう。
「2名以上で3600円からだって~。ここでお弁当食べるのいいかもね~」
「ご馳走さまでした~」とお寺の方にご挨拶。「どうぞゆっくりしてってください~」と。「でもこれ以上いるとお昼寝したくなっちゃうから~」とミモロ。「いいですよ~少し寝ても…」とやさしいお言葉。
「でも、眠っちゃうと、「善峯寺」に戻れなくなっちゃう…。ありがとうございました~」と、お礼をいって客殿を後に。
境内に再びもどり、もう一度景色を眺めます。
「すごいね~」
「きっと日の出きれいだろうね~」と想像するミモロです。
「三鈷寺」の門を出て、ミモロは再び「善峯寺」の北門へ。そこでインターホンを押して、お寺の方にゲートのロックを解除していただき、「善峯寺」の敷地へ再び入ります。午後5時には、閉門なので、それまで戻らないと、山を下り、グル~と回らないと駐車場に戻れなくなります。ご注意を…
「善峯寺」へ行ったときは、ぜひちょっと足をのばして「三鈷寺」へ。客殿でのんびり・・・とても寛ぐ時間でした。
*「三鈷寺」の詳しい情報はホームページで
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