「ミモロちゃん、久しぶり~。ごはん一緒にしない?」と連絡をもらいました。
「うん、どこ行くの?あの~前にも連れてってもらって、また行きたいところあるの~」とミモロ。
ミモロが、また行きたいと思っていたのは、北大路通と千本通の交差点の南東にある「おおさかや」という定食屋さんです。
「そうここ…」
京都には、気軽に楽しめる定食屋さんがあって、地元の人たちが長年贔屓にしている、まさに地元密着型の定食屋さんです。そんなお店は、観光名所のそばではなくて、住宅地や商店街など、地元の人の生活の場所にあるので、あんまり観光客のためのガイドブックには、登場していません。
ここ「おおさかや」も、何度かミモロは、その前を通ったことはありましたが、お友達に連れて来てもらって初めて入った店です。
奥行きのある店内には、テーブル席が並びます。
実は、ミモロたちが到着したのは、20時すぎ。そのときは、満席で、ミモロたちは、お店の壁沿いに並べられた椅子で、しばらく席が空くのを待つことに。平日の夜ながら、家族連れやカップルなどの姿も目立ちます。
席が空くのを待つ間に、注文します。
「ミモロちゃん、何にする?」とお友達。「う~ん、悩んじゃう…」といつものミモロ。
ここのメニューは、なかなかバラエティに富んでいて、選ぶのに悩むのもわかります。
「とろろ定食、豚しゃぶ定食・・・カレーに、いろんなフライやハンバーグ、とんかつもある~」メニューを見てますます悩むミモロです。
以前は、うどんなどもあり、もっとメニューはあったようですが、今の人気は、フライもの。
「あ、魚フライだって…キスとアジのフライに、ハンバーグもついてる…ミモロこれにする…」と、大好物のものがセットされたものを選びました。
テーブル席が空いて、ミモロたちが落ち着くと間もなく、注文していた品々が運ばれてきました。
「わ~いっぱいのってる…」
大好物の品々を前に、思わず顔もほころぶミモロ。「え~これで720円・・・信じられない…」
その値段にも感激。
お友達は、さらにちょっと贅沢に「北大路セット」というハンバーグ、チキンカツ、だし巻き卵などがついたセット870円を注文。
「すごい、いっぱい!」と、そちらも気になるミモロです。
「ミモロちゃん、これ食べたかったの?」とお友達。
「うん、なんかすごくリーズナブルで、しかも美味しいよね」といいながらパクパク。
そう、ここは、メニューにのっている品々はすべて1000円以下。これはランチだけでなく、夜も同じです。
「たくさん食べた?また来てくださいね~」とこのお店のご店主。
「はい、もうお腹いっぱいで~す」とポッコリ膨れたお腹をさすりながら答えます。
すでに10時近く、店内はお客様の姿が消え、後始末に入り始めたご店主です。
さて、この「おおさかや」は、以前は、北野天満宮のそばにお店があり、この北大路通千本にお店を移転したのは、2000年。すでにここで16年。
「あの~なんで京都なのに『おおさかや』っていうんですか?」と、お店の名前を不思議に思うミモロです。
作業にお忙しいご店主に替わり、奥様がお話してくださいました。
そもそもこのお店のルーツは、大阪にあって、なんと創業は大正時代。かつてはお菓子問屋をやっていたそう。
それから、いろいろな商いをして、定食屋さんもそのひとつに…
「へぇ~大阪にあったから、『おおさかや』なんだ」と納得。
「それにしても、え~ルーツから、もう100年もたってるの…すごい~」と驚くミモロ。
戦後、のれん分けなどで京都にもお店が・・・。今は、大阪にはルーツとなるお店はないそう。
京都でお店を始めた、先代のご店主。はじめはいろいろなメニーを…。
現在のご店主になり、ここに移ってからは、洋食屋さんの雰囲気が強まったそう。
「あの~この価格で商いするの大変じゃないですか?ミモロは、リーズナブルな価格でうれしいけど…」と。
「そう、最近は、野菜なんかも値上がりして…。でも、いろいろ工夫して。お客様に喜んでもらえるようにしてます」と奥様。
この辺りには、大学などもあって、学生さんにとっては、強い味方のお店です。
「あの~また来ますね…。今度はランチに来よう…」
お店の奥で、後片付けに忙しいご店主に挨拶して、お店を後にするミモロたち。
「ホント、お腹いっぱい~。こういうお店があるのって、いいね~」と、お友達の車の中でしみじみ。
*「おおさかや」京都市北区紫野下御輿町7 075-451-5524 ランチ11:30~15:00 夜17:30~22:15 水曜休み
人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね~ミモロより
ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら