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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

三条寺町、繁華街の中心部にある「矢田寺」での「冬至かぼちゃ供養」で、美味しいかぼちゃを食べました。

2014-12-25 | 祭事・神事・風習

12月23日の天皇誕生日。その日は、京都各所でさまざまなイベントや祭事が行われました。
お昼に、鴨川沿いで行われた「サンタクロースマラソン」に出かけたミモロは、それから、三条通に急ぎました。向かったのは、寺町通と三条通が交差するアーケードにある「矢田寺」です。

「毎年、ここに来るんだよね~」とミモロ。そう23日は、10時から邪気を払い、諸病退散を願う「かぼちゃ供養」が行われるのです。
「あ、サンタクロースのかっこだけど、いいかなぁ~」と、ちょっと躊躇するミモロですが、「神様も仏様もみんなの幸せねがっているのに変わりないから、いいよね~」と。そう、日本の神様も仏様もみんな仲良しだから大丈夫。それが日本の素晴らしいところ。
お線香の煙でお清めをしてから、奥へと進みます。


この時期、本堂には、大きなかぼちゃいっぱい供えられています。

「デカイ~」ふつうのかぼちゃの何倍もあるビッグサイズ。「これを撫でると、病気にならないんだよね~」とミモロ。
思い切りかぼちゃを撫でます。ミモロの場合、撫でるというより、乗っている感じですが…。全身をかぼちゃにくっつけて、「どうぞ病気になりませんように…。食べ過ぎても、お腹こわしませんように…」とお願いしています。

さて、冬至にかぼちゃを食べるという風習は、日本全国にあるよう。かぼちゃを食べると、中風にならないとか、風邪をひかないといわれます。それはかぼちゃには、カロチンやビタミンが多く含まれるため、野菜不足の冬に食べるように…という昔からの知恵なのかもしれません。

「矢田寺」は、白鳳4年(700)に、天武・持統天皇の勅願所として、智通僧正によって建立された、歴史あるお寺です。もともと大和郡山の矢田丘陵にあり、平安遷都に際し、延暦15年(756)に、小野篁らによって、京都の五条坊門あたりに建立されたそう。その後、焼失などを経て、現在の場所には天正7年(1579)に移転されました。
 
ご本尊は、地蔵菩薩。
本堂の鐘につながる綱には、細い紐が、中にいらっしゃるご本尊さまにつながっています。さまざまな苦しみをわが身に受けて、人々を救ってくださるお地蔵様です。「ありがたいね~」と言いながら、お詣りを…。


「かぼちゃ炊きをどうぞ~」と…。「あ、まだある…うれしい…」とミモロは、大きな鍋で炊かれたかぼちゃの前へ。

この日は、朝10時から、先着1000名に、かぼちゃの接待が行われるのです。昨年は、10時に到着。お寺の前には100人を超す人が長い列を作っていました。

「今年は、列に並ばずにいただけちゃった~」
お寺の前に用意された緋毛氈の上で、さっそくかぼちゃをいただきます。
「ホクホクで美味しいんだよ~」ほんのり甘いかぼちゃの味わいが、口の中に広がります。

持ち帰りができるパック詰めのものも用意されています。500円です。


「今年もお詣りさせていただいて、かぼちゃもいただきました。どうもありがとうございます」と、本堂にいらっしゃるご住職にご挨拶。「あ、覚えてますよ~」と、ミモロのことを覚えてくださってました。「うれしい~」と、心で思うミモロです。


「あ、むすこさんもお手伝いしてる。こんにちは~」とミモロ。
初めてあったのは3年前。「なんかすごく背が伸びて、男の子らしく、たくましくなってる~」と、ビックリ。
何年経っても、変わらないミモロにとっては、なんかうらやましい感じなのです。

「このお地蔵様のお守りかわいいんだよね」と、ひとつひとつ丁寧に手作りされたぬいぐるみのようなカワイイお地蔵様のお守りです。「恋の苦しみから、救ってくださるんだって~。また何かあったっとき、身代わりになってもくれるんだって…」みんなお顔が違うので、自分の心にそったお地蔵様を選びます。


修学旅行生にも人気のある、カワイイお守りです。

サンタクロースの姿でのお詣り。「でも、やっぱりかぼちゃ食べなくちゃ~」間に合ってよかったね~ミモロ。

*「矢田寺」京都市中京区寺町通三条上ル 075-241-3608 開門時間/8:00~19:00


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ブログを見たら、金魚をクリックしてね~ミモロより
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