michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護で 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

こんなステキな ‘お雛さま’♪   〔メルマガ〕

2010-03-03 07:36:59 | Weblog
信州安曇野に、
『おぐらやま農場』という
自然農法にこだわって頑張っている素晴らしい農場があって
そのメルマガを配信してもらっているんです。

  (上のリンクしたサイトの、
   ‘サイトマップ’を開くと、
   メルマガ登録コーナーがありますよ。)


きのう、そのメルマガの中で、
お雛様にまつわるステキなお話が紹介されてました。 
 


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< 私が皆さんに、ひなまつりに紹介したいお話 >

私は以前、ポッドキャスト(iPodなどの携帯プレイヤーに音声データファイルを保存して聴く事が可能な放送・配信番組)で、「野口嘉則の幸せ成功法則」 という番組を時々聞いていました。野口さんのお話を聞きながら「幸せ」についてじっくり考えてみる機会を持つことが、忙しく過ぎていく毎日の中でふと立ち止まって自分を省みる大切な時間になっていました。

その中に、忘れられないお話があります。「本当の豊かさとは?<映画・三丁目の夕日>を見て」というタイトルで配信された約17分のお話の最後にこんな行が出てきます。

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これは林覚乗(はやしかくじょう)さんというお坊さんが講演会でお話しされていた内容ですが、28歳の主婦の方が朝日新聞に投書されたものを紹介されていました。その投書を読んでみたいと思います。 多分、春の桃の節句の頃に新聞に投書されたものだと思います。

私は4人姉妹の長女として育ちました。私が小学校3年生の時、友達が「うちは大きなおひな様の人形を買ったんだ!」と、教室で自慢をしていました。そしてその子が私に問いかけてきたのです。「あなたのお家は女の子が4人もいるからさぞかし立派なおひなさまがあるんでしょうね」

私の家は貧しくて人形を買うお金などありませんでしたが「うちの家にはない」と素直に言えずに、情けない思いをしながら家に帰りました。そして泣きながらそのことを母に打ち明けたのです。すると母はこう言ってくれました。「うちには可愛いおひなさまが4人もいるからお母さんは人形なんてなくてもいいんだよ。」

そしてお風呂上がりに出窓の所に風呂敷を敷いて、それをひな壇に見立てた母がお風呂上がりの湯気の立つ娘たちを一人ずつ並べて人形代わりに座らせました。母は離れて眺めたり近くに寄って髪の形や寝巻を整えてくれたりしてくれました。

「どの子が一番可愛い人形かな」 と、母が言うので私たちはみんな精いっぱいのすまし顔で母を見つめました。母は腕組みをしてうなっていましたがこう言ってくれました。 「みんな可愛いね。うちのおひなさまはどこの家のお人形よりも一番かわいい。」私たち姉妹はその一言でとても満足でした。

そして母の提案で折り紙でおひなさまを作って大きなダンボール箱に段々に貼り付けました。これが我が家の雛人形となって何年もの間、桃の節句を祝ってくれたのです。高価な人形よりもこの不揃いのおひな様の方が私たち姉妹には素晴らしく思えました。

母は私たちにお金では買えないものをたくさん与えてくれました。子どもの心をいつも明るく受け止めてくれる母でした。感謝の思いを込めて今ここに投書します。

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このお話は、以下のアドレスで開いたページを下までスクロールすると、「このプレイヤーでも聞けます」というバナーが出てきますので是非、野口さんの語りで聞いてみてくださいね。
http://siawaseseikou.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/10_4467.html


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なんて素晴らしいお母様
ステキな家庭ですね。


私も、こんなお話を
語り継いでいきたいです。

コメント
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