熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

知財の利回り

2010-04-19 13:55:26 | Weblog
岸 宣仁さん執筆の「知財の利回り」を読みました。

以前、ブログで書きましたが、産業空洞化により企業の業績が回復しても雇用増大に結びつかない問題点を解決できるヒントになるのではないかと思い読んでみました。

この本は、インテレクチュアル・ベンチャーズ(IV)を取り上げて、その実態を探ろうとするものです。

IVのビジネスモデルは、彼らの言によると、「インベンションキャピタル(発明資本)」だそうです。
これは、ベンチャーキャピタルが企業に投資するのに対して、IVは特許やその基になる発明、あるいはアイデアに投資するものです。
当然、投資にはお金が必要になりますが、IVは、ファンドを通じて巨額の資金を調達する仕組みを作り上げたというものです。

IVの説明によると、これまでに5000億円のファンドを集めて、そのうち1000億円を投資家に還元したということです。
これが正しいとすると、利回り20%ということになり、十分にファンドとして成り立つことになりそうです。

IVに対しては、パテントトロールではないかという疑心暗鬼の声がかなりあり、その正当性については意見が分かれています。

その正当性については、ここでは言及しませんが、このビジネスモデルは興味深いものです。
IVの事業内容は、以下の3つのプロジェクトから構成されています。
①インベストメント(特許購入とライセンス)
 すでに権利化された特許を買い取り、企業などにライセンスとしてロイヤリテイーを得る。
②ファクトリー(発明・特許出願)
 社内のスタッフだけでなく、社外の発明家とも共同して発明を創造し、特許出願して権利化を目指す。
③ディべロップメント(発明・特許の評価と出願サポート)
 大学、研究機関、企業の研究者とパートナー契約を結び、彼らの発明や特許の市場性を評価するとともに、社内の専門家が特許出願の代行をしたり、商品か戦略のアイデアを練ったりする。

②については、日本でもIVとパートナー契約を結び、発明のアイデアを提供している企業もあるそうです。
事業化せずにアイデアを提供することがビジネスとして成立するというのも興味深いものです。

IVのようなビジネスモデルと、アイデア提供集団というビジネスモデルとの双方が成立するのであれば、産業の空洞化が起こっても雇用の減少に繋がらないという利点があります。

つまり、発明の成果である物作りは、製造コストの制約を受けるため、人件費の安い発展途上国に工場が移転して、雇用が減少しますが、発明想像という知的資産を想像するビジネスは人件費の影響を受けることが少ないので、雇用減少に繋がらないからです。

このように、知的資産の活用を物作り以外に適用するビジネスモデルを構築できれば、雇用減少と言う問題を解決できるのではないかと思われます。

知的資産の活用は、発明だけでなく、ホテル・レストラン等のサービスノウハウ、料理のレシピ、アニメーション等々、日本が優位に立つと思われる知的資産は数多くあります。
これらの知的資産を活用するビジネスモデルを構築することが、これからの日本の課題ではないでしょうか。

「知財の利回り」という本に触発されて考えてみました。



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オランダ・ベルギー・ルクセンブルク 7日目

2010-04-18 17:49:30 | Weblog
オランダ・ベルギー・ルクセンブルク旅行もいよいよ最終日となりました。
今日午前中は、キューケンホフ公園散策です。




キューケンホフ公園は、球根植物中心の公園としては世界最大規模で、広大な敷地にオランダ中の栽培農家や業者らが、秋に自慢の球根を持ち寄って植え付け、春にはチューリップやスイセン、ムスカリなど4000種600万株が咲き誇ります。
1年にわずか2カ月だけ公開される贅沢な花の催しです。

公園内は、実によく整備されており、時期的に少し早いためか、観光客が少なくゆっくり散策できました。




















噴水もオシャレです。




公園の中にも風車がありました。



この風車は、デッキを備えた大型風車で、内部の見学とデッキに登って公園内を見渡すことができます。



デッキから見た景色です。



公園内では、様々な種類の花を楽しむことができます。




















カラフルな花を見ていると、時間の経つのを忘れます。




















公園内で昼食をとっていると、いつの間に足元にカモが現れました。
残り物を期待しているのかな。





キューケンホフ公園散策を楽しんだ後は、アムステルダム市内観光です。










先ず、国立美術館を見学します。
国立美術館は、1885年に開設した広大な美術館です。
残念ながら本館は改装中で、別館のみの見学となりましたが、レンブラントの「夜警」、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」等の代表作を見ることができ、素人美術評論家としては大満足です。

次に、ゴッホ美術館を見学します。








ゴッホ美術館は、油絵200点、素描500点余り、書簡700通以上に、ゴッホが集めた浮世絵や絵画を含むコレクションを有しており、世界でも最大規模の美術館です。


ゴッホの絵を堪能した後は、ダイヤモンド工場見学です。
ダイヤモンドの品質等の基礎的な説明と加工現場を見学して、ショッピングの時間となりました。
日本で購入するよりも割安ということですが、ダイヤモンドだけに値段はやはりお高く、なかなか手が出ません。
ツアーの皆さんの中から、お一人がお買い求めになりました。
何かホットしたような妙な気持ちです。

これで、オランダ・ベルギー・ルクセンブルク観光も終わり、帰国するだけとなりました。

振り返ってみると、訪れた街は全て魅力的でしたが、私が最も良かったと思う街は、ブリュージュです。
前評判以上の素晴らしさです。
宿泊したホテルの素晴らしさも言うことはありません。

期待した以上に素晴らしい街はゲントですね。
旧市街の良さと、学生街の気安さ、活気が同居している、何とも言えない魅力に溢れた街です。
また訪れてみたいですね。

やはりヨーロッパは魅力的です。
次回は、北欧、中欧、スペイン、ポルトガル等々、どこにするか迷いますが、予算の関係上、来年ですね。

あ~待ち遠しい。



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オランダ・ベルギー・ルクセンブルク 6日目続き

2010-04-17 19:04:37 | Weblog
ハーグ観光を楽しんで、午後は、デ・ホーへ・フェルウェ国立公園(通称、ゴッホの森)とその国立公園内にあるクレラー・ミューラー美術館を見学します。

デ・ホーへ・フェルウェ国立公園は、5500ヘクタールを有するオランダ最大の自然公園です。




デ・ホーへ・フェルウェ国立公園がゴッホの森と呼ばれるのは、公園の中心部に世界有数のゴッホのコレクションを有するクレラー・ミューラー美術館があるためです。

クレラー・ミューラー美術館を見学します。








美術館は、屋外展示(彫刻)と屋内展示とからなっています。


屋外展示は、箱根の彫刻の森美術館のスケールを大きくしたような感じですかね。













鏡を配置した芸術作品。
自分が自然の中の芸術作品と一体となっている感じがします。
ちなみに、撮影しているのは妻です。





クレラー・ミューラー美術館に多く所蔵してあるゴッホ作品のなかから2点。
一つは、フランスのアルル地方にある跳ね橋を描いた、「ラングロワの橋」です。





一昨年、南フランスを旅行したときに、アルルでゴッホの「ラングロワの橋」のモデルとなった跳ね橋を見学しました。
その時の写真です。





もう一点。
やはりアルル地方で描いた、「夜のカフェテラス」です。




このカフェテラスも訪れました。
それも夜に。
その時の写真です。





ゴッホの代表作と、そのモデルを実際に見られたことは、素人美術評論家の私としては感無量です。


明日は、キューケンホフ公園です。



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オランダ・ベルギー・ルクセンブルク 6日目

2010-04-16 17:29:07 | Weblog
ロッテルダムのホテルで宿泊して、ハーグ観光に向かう前に、少し時間があったので、ホテル近くの公園を散策しました。

公園から眺めたホテルです。




ヨーロッパは公園が多く、緑豊かな環境がいいですね。





ハーグは、首都アムステルダムに対して、国会議事堂や政府諸官庁が多く存在する政治の中心地です。

先ず、女王の執務室である、ノールドアインデ宮殿を見に行きます。







次に、平和宮を見に行きました。



平和宮は、高くそびえる時計台と美しい庭園が特徴的な建物です。

建物は、1913年にアメリカの大富豪アンドリュー・カーネギーの寄付により完成しました。
現在は、国連の管轄下にあり、国際司法裁判所として使用されています。
法律を学んだことがある方は、「ハーグの国際司法裁判所」の名前を一度は聞いたことがあると思います。


平和宮の正門近くに、197の国や地域が参加して建てられた記念碑「World Peace Flame」があります。




日本の位置は、87Cということで、このあたりの石でしょうか。






次に、ビネンホフに向かいました。




かつてホラント伯爵宮殿を中心とした歴史ある建物が集まる一帯がビネンホフと呼ばれています。

現在は、この場所に国会議事堂、総理府、外務省などの中央官庁が入っており、政治の中心となっています。

国会議事堂として使われている建物は、騎士の館と呼ばれています。






フェルメールの代表作「青いターバンの少女(真珠の耳飾りの少女)」が所蔵されている、マウリッツハイス美術館を見学します。
マウリッツハイス美術館は、水鳥が浮かぶホフファイファ池のほとりにある優美なたたずまいの美術館です。









フェルメールの世界を十分堪能して、午後はオッテルローへ向かいます。




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オランダ・ベルギー・ルクセンブルク 5日目続き

2010-04-15 16:08:06 | Weblog
午前中、アントワープを観光して、午後から世界遺産「キンデルダイクの風車」を見に行きました。

産業革命以前のオランダには1万基近い風車がありましたが、今は10分の1に減少しています。
その中で、ロッテルダム南東にあるキンデルダイクにある19基の風車は、ユネスコの世界遺産に登録されました。

キンデルダイクとは、「子供堤防」という意味で、満々と水をたたえた運河が流れる美しい干拓地です。


駐車場に着くと、この季節には珍しく、大勢の観光客がきていました。
どうもリバークルーズのお客さんらしいです。





風車が運河の両側に並んでいます。





運河の真ん中の道を歩いて行くと、風車が大きくなってきました。







風車の中には、現在でも使用されているものもあり、実際に風車の中に住んでいる家族もあるそうです。
単なる見る世界遺産ではなく、利用している点が素晴らしいですね。


乾草の上にヤギでしょうか?
面白いので、思わずパチリ。




明日は、ハーグ、オッテルローの美術館を巡ります。



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オランダ・ベルギー・ルクセンブルク 5日目

2010-04-14 16:49:14 | Weblog
ブリュージュでの楽しい2日間を過ごして、名残り惜しいのですが、アントワープへ出発します。
アントワープ出発前に、少し時間があったので、ホテル周辺を散策してみました。

ホテルは運河に面していて、なかなか趣のある場所です。






ホテルの裏側(旧市街と反対の場所)は静かな雰囲気で、ヨーロッパの街並みの特徴が良く出ています。








名残惜しいのですが、ブリュージュを後にしてアントワープへ向かいます。

アントワープへ行く道は何通りかありますが、バスのドライバーさんが運河に沿った道を選んでくれました。
何でも、ドライバーさんのお気に入りのルートだそうです。
これもツアーの楽しみの一つです。





お気に入りのルートだけあって、実に美しい景色です。


アントワープへ行く前に、ちょっと教会に立ち寄りました。




変わった彫刻がありました。





アントワープ到着。
アントワープは、北海に注ぐスへルデ川岸にあり、15世紀にはヨーロッパ屈指の貿易港になり、今でも港町の雰囲気が色濃く残っています。






スへルテ川畔にそびえ立つ城。
13世紀初頭に建築され、現在は、国立海洋博物館として利用されています。


グローテマルクト広場に面して建てられている市庁舎。
あまりの華麗さに見とれてしまいます。




ブリュージュにもありましたが、段違いの屋根が特徴的なギルドハウス。




グローテマルクト広場では、市庁舎で結婚式を挙げたカップルを祝福するお祭りが行われていました。
こういう催しもいいですね。









ノートルダム大聖堂に向かいます。




ノートルダム大聖堂はネーデルランド地方最大のゴシック建築で、ルーベンスの4大傑作「キリスト昇架(磔刑図)」「キリスト降架」「キリスト復活」「聖母被昇天」が飾られている事でも有名です。

グルン広場には、ルーベンスの像が立っています。





「フランダースの犬」の舞台になったことでも有名です。




ツアーの皆さんが見ているのが、「フランダースの犬」のネロとパトラッシュが最後を迎えた大聖堂の前に設置された記念碑です。
トヨタが寄贈したそうです。




「フランダースの犬」のお話は、こちらではあまり有名ではなく、記念碑が日本語で書かれているためか、日本人以外の観光客にとっては、単なる腰かけ、写真を撮るための台座としての意味しかないようで、かなり汚れていました。





大聖堂の中に入ります。










ルーベンスの4大傑作も見ることができました。



聖母被昇天の図




「キリスト昇架(磔刑図)」




「キリスト降架」






「キリスト復活」



ルーベンスの傑作を見て感動した大聖堂を後にして、キンデルダイクへ向かいます。



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アジア新戦略

2010-04-13 21:12:03 | Weblog
NHKクローズアップ現代で、「アジア新戦略」の特集を放送していました。

高成長を続けるアジアの活力を日本の成長にどう繋げるかをテーマに番組を構成しています。
インフラや法整備の問題などでリスクが高いため日本企業の進出は遅れていたインドですが、世界のメーカーが次々に拠点を移す中、追随せざるを得なくなりました。
しかし、企業が奮闘をしても、利益が日本国内には十分還流されず、GDPの成長には必ずしも繋がっていないという問題点があります。

そこで、経済産業省は、企業益と国益のギャップを縮めようと、税制改正を行ったり、優れた環境技術を持つ企業の海外移転に歯止めをかけるなどの政策を打ち出していますが、抜本的な解決には至っていないのが現状です。

企業の成長を国の成長にどう結びつけるかが、今後の大きな課題です。

最近、企業経営者からアジア(主に中国とインド)における特許出願戦略についての相談が多くなってきました。
セミナーの依頼内容も同様です。
マーケットとしての将来性から、企業経営者の関心は欧米からアジアに移ってきているのでしょう。
知財業務に携わる人にとって、中国、インド等のアジアにおける知的財産権法、裁判例等の知識、実務スキルは必須要件となってきましたね。

日本国内市場の重要性が益々低下してきました。


特許庁のデータでも、日本国内の特許出願件数は、1999年に約40万件だったのが、2008年には35万件弱と10%以上減少しています。

特許事務所経営者にとっては、厳しい数値ですね。

特に、企業の活動の場が中国、インド等のアジア諸国に移った場合、企業の収益が向上しても日本での雇用が増加することにはならないことが問題です。

この問題をどのように解決していくのかは、政府関係者が考えていることと思いますが、その解決策の一つになるのではと思われるヒントが、今読んでいる本に書かれていました。

この本の内容については、後日お話ししますが、弁理士にとっても真剣に考えておかないといけない問題です。
中国、インド等のアジア諸国での知的財産権の取り扱い業務と日本の弁理士資格とは、何の関係もありませんからね。

実力を向上させる以外に個人的な解決策はないでしょうね。

厳しい時代になってきました。




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オランダ・ベルギー・ルクセンブルク 4日目

2010-04-11 20:47:37 | Weblog
4日目は、歴史を刻む美しい運河の街、ブリュージュ旧市街観光です。

ホテルを出て、徒歩でマルクト広場まで向かいます。

ブリュージュの旧市街には、様々な彫刻が建てられています。










建物の壁に、マリア像の彫刻が多くみられるのも、この街の特徴でしょうか。


ブリュージュの建物は、レンガや石で造られたものが多いのですが、珍しい木造建築を見つけました。




赤いポストもオシャレです。




マルクト広場に到着しました。



多くの馬車が観光客を待っています。




馬車で市内観光もいいかもしれません。



馬の顔の蛇口が付いている馬の水飲み場。






マルクト広場に面して建っている、ゴシック建築の州庁舎です。


権力の象徴として建てられた鐘楼(ベルフォート)。
15分ごとに47個のカリヨンが美しい音を奏でてくれます。





階段状の切り妻屋根が美しいギルドハウス。





ブリュージュで最古の石橋の一つMeebrug。




白鳥の浮かぶ美しい愛の湖。
周囲は牧歌的な雰囲気の公園です。
この愛の湖は、レイエ川を切りひらいて巡らせた運河の水を一定量に調整するための貯水池でした。






運河クルーズを楽しむことにしました。




運河を進む船から見る景色は、視線が異なるためか、なかなか新鮮でした。








運河クルーズを楽しんだあと、また旧市街を散策します。

高さ122mのレンガの尖塔がひときわ強い印象を与えている聖母教会です。
修復中のため、全景を見ることはできません。




聖母教会の中にある、ミケランジェロ作の「聖母子像」。
白大理石でできています。





お金持ちが貧しい人の居住用に建築した住居。
現在は、貧しい人だけが住んでいるのではないそうです。



この住居に住んでいた貧しい人は、住居を立てたお金持ちのために教会で祈るのが義務だったと言われています。


水仙が美しい、世界遺産「ベギン会修道院」。







修道院の中では、修道女がお祈りの時間を知らせる鐘を鳴らしていました。




ベルギーは、チョコレートとレースが有名です。

変わったデザインのチョコレートを見つけました。




レース編みのプロセスを展示しているお店もありました。




ブリュージュの美しさをタップリ堪能した一日でした。



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区役所が変わった!

2010-04-10 20:31:37 | Weblog
先日、都内で開催されたセミナーに出席した後で、葛飾柴又の実家へ行きました。
1泊して所用で葛飾区役所へ行った時のこと。

区役所の入り口から入ると、新人らしき人が2人立っていて「こんいちは」と大きな声で挨拶してくれました。

入り口から少し進んだ通路にも新人らしき人が2人いて、やはり「こんにちは」と大きな声で挨拶しています。

よ~く見ると、他の場所にも新人らしき人が立っています。

これって、デパート等のサービス業で良く見られる新人研修ですかね。

用事を済ませるために2階の窓口へ行くと、担当者の方が飛んできて「どのようなご用でしょうか」と尋ねてきました。
おかげ様で、待ち時間ゼロで用事を済ますことができました。

私が担当者と話をしているときに、窓口に手続きをしに来た人がいました。
私と話をしていた担当者がその人を見つけて、「どなたか窓口をお願いします」と他の職員に声を掛けました。
すると、他の職員が直ぐに窓口に来て応対していました。

これって、今までの区役所には見られない光景ですね。
今までは、窓口に手続きをしに来た人がいても、私は担当ではない、という理由で暇な職員がいても応対することはありませんでした。

区役所が変わりましたね。

公務員に対する一般国民の厳しい目が影響しているのでしょうか。
いい傾向です。

私が住んでいる地方都市の市役所出張所でも似たような変化は見られますが、葛飾区役所のような大きな変化ではありません。
首長の考え方の差、リーダーシップの発揮の差等の影響でしょうか。

皆さんのお住まいの役所の対応は変化していますか?
一度チェックしてみましょう。

住民の厳しい目が、公務員の働き方を変える大きな原動力になります。

厳しい目でチェック、チェック。



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セミナー

2010-04-09 18:15:47 | Weblog
弁理士会国際活動センター主催の「米国判例セミナー」に参加してきました。

KSR事件判決後のCAFCにおける自明性判決例についての解説がありました。
機械・電気系と化学系の発明に分類して、機械・電気系6件、化学系4件、合計10件の判決例についての解説です。

KSR事件後の自明性判断は、機械・電気系の発明については厳しくなり(自明性が認められ易くなった)、化学系の発明はほとんど変化がないということらしいです。

機械・電気系の発明は、効果の予測性が高いので、阻害要因が認められにくく、自明性判断を回避するのが難しいとうのも止むを得ないですね。
機械・電気系の弁理士にとっては厳しい現実です。

今回のセミナーは、KSR事件判決によりCAFCの自明性判断が影響を受けているのか否かという、明確な問題認識に対する見解をまとめたもので、大変参考になりました。

化学系発明の解説をされた方が、CAFCの自明性判断を類別的に説明されていましたが、この方法は、概略を理解するのに適しています。
すなわち、この方法は、原則と例外を分類して説明するもので、基本的な構造を理解するのに大変適しています。
私もセミナーで話すときは、この方法を採用しています。


今回は、米国判例セミナーでしたが、今後の実務での重要性を考えると、中国特許判例、インド特許法解説等のセミナーの開催が望まれます。

主催者の企画に期待しましょう。



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