熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

老老介護

2017-07-19 20:08:17 | Weblog
認知症を患っていた大山のぶ代さんを献身的に介護していた砂川啓介さんが死去しました。

老老介護の問題を考える機会になるということで、朝の番組で取り上げられていました。

老老介護は深刻な問題で、砂川さんのケースのように、介護をしている方が先になくなり、介護を必要としている人が残されるということが多くなってきているそうです。

私も母の介護を体験しましたが、老老介護は大変な労苦を伴います。

何でも政府は、在宅介護を進めるといっていますが、介護の大変さが分かっていないのではないでしょうか。

お金がある人は、有料施設に入居したり、私費でヘルパーを雇ったりできるので、問題はありません。

問題となるのは経済的に豊かでない人です。

在宅介護を進めるのは、財源の問題なのでしょうが、介護者の負担を軽減する具体的な措置が明らかでない現状では、悲惨な在宅介護になることは明らかですね。

財源不足の解消は、増税か経済成長による税収増加(借金は除く)のどちらかでしょうが、経済成長は見込めないことは明らかなので、増税をするしかありません。

増税は反対が多いのですが、参考になるのは北欧の増税のケースです。

消費税を段階的に増税するのですが、増税分の使い道を具体的に明らかにしておき(福祉に使うというような抽象的なものでなく、特養を何棟建てる、保育施設を何棟建てる等の具体的な使い道)、増税の効果を実感してもらい、次の増税に対する嫌悪感を和らげるというものです。

このような具体的な使い道を決めておかないと、不要な施設を建設したり、天下り団体を作ったりという本来の目的以外に税金を使用することがありますからね、

国民から信頼される政府(官僚、政治家)にならないと増税はできません。







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