徒然なるままに ~ Mikako Husselのブログ

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ベルリン・バロックソリストケルン公演

2016年12月06日 | 日記

しばらく副業の翻訳が忙しくて、まとまったブログ記事を書いてる時間がなかったのですが(実は今も本当は時間ない)、昨晩コンサートに行ったので、その印象が薄れないうちにブログに書いておこうかと思います。

古典ですので、フルオーケストラとは全く違い、指揮者なしの室内楽的な舞台でした。会場はケルン・フィルハーモニー。演奏はベルリン・バロック・ソリストというグループで、1995年に17・18世紀の音楽を芸術的な最高水準で演奏することを目的に結成されたそうです。

リーダー及びヴァイオリン:Daniel Gaede ダニエル・ゲーデ
ヴァイオリン: Kotowa Machida, Zoltan Almasi, Rüdiger Lebermann, Raimar Orlovsky, Christoph Streuli Bastian Schäfer
ビオラ:Walter Küssner, Tanja Christ
チェロ:Kristin von der Goltz
ヴィオローネ:Ulrich Wolff
チェンバロ:Léon Berben
リュート:Björn  Colell 

このグループにプラスチェロソリスト、Alban Gerhardtが客演で、チェロのソロを演奏しました。

  

演奏家たちの写真は一瞬のスキを使って撮ったものなので、残念ながらピンボケ(´;ω;`)

プログラムは以下の通り。

Tomaso G. Albinoni: Concerto a cinque g-minor op. 2 no. 6 (1700)
Antonio Vivaldi: Concerto for violoncello, strings, bass c, a-minor, RV419
Arcangelo Corelli: Concerto grosso d-major op. 6 no. 7 (1714)
Antonio Vivaldi: Concerto for violoncello e-major, RV269, "La primavera"

pause

Francesco Geminiani: Concerto grosso no. 12 d-minor (1726)
Antonio Vivaldi: Concerto for two violins, two violoncelli, strings & bass c., g-major, RV575
Domenico Gallo: Sonate a quattro no. 12 g-minor "La Follia"
Antonio Vivaldi: Concerto for violoncello, strings, b.c., h-minor, RV424  

前半に演奏された、ヴィヴァルディの「春」は知り過ぎてる曲と言ってもいいはずなのに、フルオーケストラではなく、この古典的・室内楽的人数で演奏されると、また違って聞こえるから不思議です。季節には合いませんが、演奏家同士の対話が森の中の小鳥たちの春のさえずりのやり取りのようにも聴こえてくるような感じでした。

後半に演奏された、ジェミニアーニやガロ(ガッロかな?)は初めて聞きましたが、バロックですね~。パッと聴いた感じでは、ヴィヴァルディとの違いがあまり分からない感じでした。でもガロのソナタはとてもダイナミックでした。

チェロのデュオ(ヴィヴァルディ)もとても対話的で、ダイナミック。息もぴったりで、おお~~~!(言葉が浮かばない)

他のコンチェルトも素晴らしかったです。でも最初のアルビノーニと後半部最初のジェミニアーニでは数秒くらいだと思いますが、寝落ちしました。退屈、ということではなく、それだけ心地よかったのだと思います。寝不足が続いてますので、隙あらば寝落ちする状態の私です。今日もそんな感じです。( ̄∇ ̄;)

 

コンサートが終わった後、駐車場の混雑を避けるため、なんか温かいものでも飲もうということになり、フィルハーモニーのお向かいのカフェ・ビアガーデンを見たら満杯。仕方ないので少し歩いたら、ケルンのクリスマスマーケットの一つに出くわしたので、思わず写真をパチパチ。でも、夜10時過ぎていたので、閉まってました。

ようやく開いてる暖かそうなところに入ってみたら、そこはビール醸造兼酒場(Brauhausという)だったので、「ビール飲まない」と言ってお店の人に顰蹙を買ってしまいました。まあ追い出されはしませんでしたが、サービスする気もなさそうでしたので、結局何も頼まずに退散することに。

そんなこんなで戻ったらもう駐車場ががら空きになってたんで、そのまま帰宅しました。