徒然なるままに ~ Mikako Husselのブログ

ドイツ情報、ヨーロッパ旅行記、書評、その他「心にうつりゆくよしなし事」

ボン・ベートーベンハウスで室内楽コンサート(カルテット)

2018年05月26日 | 日記

昨晩(2018/05/25)は女3人でボンのベートーベンハウスで室内楽コンサートに行って参りました。

演奏者は以下の通り:

Latica Honda-Rosenberg, Violine (バイオリン)
Peijun Xu, Viola (ビオラ)
Jens-Peter Maintz, Violoncello (チェロ)
Evgenia Rubinova, Klavier (ピアノ)

曲目:

Ludwig van Beethoven, Klavierquartett C-Dur WoO 36 Nr. 3 (ベートーベン、ピアノカルテット、ハ長調、作品番号なし36、第3番)
Gabriel Fauré, Klavierquartett g-Moll op. 45(フォーレ、ピアノカルテット、ト短調、op. 45)
Johannes Brahms, Klavierquartett g-Moll op. 25(ブラームス、ピアノカルテット、ト短調、op. 25)

ピアノカルテットを間近で聞いたのは初めてだったので新鮮でした。特にオーケストラの中ではほとんど目立つこともないビオラの音がまともに聞けて、その温かな柔らかさに感動しました。Peijun Xu(简历)さんは背が高くてスレンダーでかっこいい!と思いました。中国人だろうな、と辺りをつけていた通り、上海出身の方でした。

ピアニストのEvgenia Rubinovaさんは小柄でほっそりしているのにどこからそんなパワーが出て来るのかと不思議に思うほどパワフルな演奏で、しかも楽しそうに弾いている感じなのが好印象でした。現在ドイツを拠点に活動しているようですが、元はウズベキスタンのタシュケント出身で、主にロシアで音楽キャリアを積んだようです。「ユージニア・ルビノヴァ」という名はスラブ系でもロシア人ではなさそうな感じだったのでどこの人なのか不思議に思ってましたが、ウズベキスタンということでなんとなく納得しました。

このお二人の演奏が特に気に入ったのでCDを買っちゃいました。

バイオリニストのLatica Honda-Rosenbergさんはドイツ人で、実は予定されていたアレキサンダー何とかというバイオリニスト(上の写真の左下の男性)の代打で入ったようです。ベルリン芸術大学の教授とのことで、演奏技術は文句のつけようがありませんが、でも特に「お~!」と感動するようなこともありませんでした。

チェリストのJens-Peter Maintzさんもドイツ人で、ハンブルク出身。やはりベルリン芸術大学の教授です。この方が代打のバイオリニストを引っ張ってきたのかも知れませんね。安定した素晴らしい演奏でした。