徒然なるままに ~ Mikako Husselのブログ

ドイツ情報、ヨーロッパ旅行記、書評、その他「心にうつりゆくよしなし事」

ドイツ・ボンの桜並木を歩いてみた

2017年04月09日 | 日記

ボンに住んでもう25年以上になりますが、80年代に旧市街のリニューアルの一環として植林された日本産の桜約300本をまじまじと見に行ったのは今日が初めてです。

ボン市のウエブサイトによれば、市庁舎(Stadthaus)の裏手一帯には3月半ばから4月半ばにかけて様々な種類の桜が順々に咲いていくらしく、最後のハイライトを飾るのがHeerstraße(ヘアシュトラーセ)とBreite Straße(ブライテシュトラーセ)の八重桜の一種「関山(カンザン)」だそうです。今日見てきたのはその二つの桜並木通りです。

Heerstraßeの桜並木が始まるところには「Welcome Cherry Blossom Bonn 桜 ボン」と書かれた旗がはためいていました。

このHeerstraßeは2012年にFacebookの「Places to see before you die」というページに掲載され、世界の美しい並木通りのトップ10にランキング入りして以来、日本人を始めとするアジア系の観光客が満開期に80%以上も増えたとか。確かにかなりの人混みでした。

もう一つのBreite Straßeの方も、Heerstraße程ではありませんが、結構な人出でした。

 

残念ながら、日本的な本格的な「お花見」をする場所はありません。カフェやバーの外に出されているテーブルについて、コーヒーやビールを一杯やりながら桜を見るというのがせいぜいですね。何せ基本的にごく普通の住宅街ですから。

Breite StraßeからHeerstraßeの方へ戻ろうと脇道へ入ったら、マンガ屋さんを発見しました。アニメのフィギュアでしょうか、そうしたものが前面にあり、マンガは奥の方にあるみたいでした。日曜日なので、当然閉まってましたが。
写真では見づらいかもしれませんが「NIHON MANGA」の上に紫色の文字で「THE OTAKU SHOP」と書かれているのが笑えます。「オタク」は本当に国際語なんですね。 


近所の森ばかりではなく、たまには街中を散歩するのもいいですね。でも人混みはやはり疲れます。