わくわく記録帳

一日に見聞きすることをすべて記録すると文庫24冊になるらしい。
そんなに!?
記録しておかないのはもったいないよね。

対話するひめくりカレンダー6日目

2019-03-06 13:04:14 | カレンダー

 

リアルってどういうことだろ?本音で話すってこと?

 

とある講座で、参加者から「(参加者同士が)本音で話していない」って発言があって、ちょっと違和感を感じたことがある。

 

なぜ違和感を感じたのか?

それは、この方が、本音で話せていない状態はよろしくない、という前提に立っていたから。そして、対話(グループディスカッション)とは、本音で語ること、と定義されていたから。

 

なぜ?「本音で話せていない状態はよろしくない」、確かにそうだよね。と多くの人が思うかもしれない。

けど、ビジネスパーソンが集まる場で、本音で語ること=対話が促進されているという公式は当てはまるんだろうか?ちょっと違う気がした。

 

本音で話せるほどに安心・安全な場ができていたのだとしたら、それは素晴らしいことだ。けど、わたしたちは少なからず、本当の自分になんらかの鎧やヴェールをまとっている。嘘や虚構とは違う。よく見せたい、という思いとも違う。役割意識もあるだろうし、その場に居る理由付けによって振る舞いがかわることもあると思う。それによって、「本音」で話せないことも出てくることは仕方がない。ある意味、当然のことだと思う。

 

ビジネスパーソンが赤裸々になんでも告白することがよいことだとは思えないんだよなぁ。秘密の打ち明け合いをする少女とは違うんだもの。

そう、秘密の共有をしていることが友情の証的な発想に違和感を感じたのだ。

 

 

そして、対話の場には、あまり話をしないで聞いている人の存在を許さない空気も少なからずある。話す割合が低い人を「何を考えているかわからない」=「本音で話していない」と否定していないだろうか?聞き手がいて、話は成立する。話していないからといって考えていないわけではない。深淵なる思考がその人の中では起こっているかもしれないのに、アクションとしての「話す」がないと、対話に参加していないかのように捉えていないだろうか?ファシリテーターでも、あまり発言がない人に発言を促しがち。自戒を込めて、それって本当に必要なんだろうか?対話が促進されている状態っていうのは、思考が活性化されている状態でもあるわけで、人の話を聞くってことでも十分に達成できると思うのだな。

 

 

じゃあ、リアルなトークってなんなの?

これもLearning Barやラーニングイノベーション論でよく中原先生が仰っていたけど、「主語は自分」で語る、ってことな気がする。これが、ビジネスパーソンにおける「本音」「リアル」なんじゃないかな、と。

秘密を打ち明け合うってこととは違う。そして、意外と「自分」を、「自分の考え」を主語にして語るっていうのは難しい。どうしても、一般論になってしまったり、自分の経験(事実)だけを語ってしまいがちだもの。

 

今年も、「対話の場」に関わって行くことになると思うけど、このへん、もうちょっと意識的に取り組んでいきたい。リアルなトークってなんだ?ってことを、考えて考え抜いていきたい。

そして人生は続くなっしー。(ちと古いw)

 

 

 

 

 

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