わくわく記録帳

一日に見聞きすることをすべて記録すると文庫24冊になるらしい。
そんなに!?
記録しておかないのはもったいないよね。

スイーツの威力に違いない話。

2012-05-16 01:13:30 | カイシャ・シゴト
昨日は体制変わって初の役員会でした。
グループのガバナンス体制が変わって、当社は取締役会非設置会社となったので、正確には「ボード会」といいます。ただ、これがまた複雑で、親会社の執行役員の最終承認が必要なので、ボード会で決議、審議した内容は、執行役員(当社の前社長でもある)に答申に行かねばならないのだそうだ。

ま、そんな話はさておき。


昨日は、収支計画の承認やら、前半期の業績報告並びに賞与月数の確定やら、今期の業績目標の設定やら、なかなかにヘヴィな案件が目白押し。


だから、ってわけではなく、最近はデフォルトになっているスイーツ差し入れ。
今回は初夏を意識し、枝豆、で行ってみました。
ずんだ餡にして、ケーキを焼いてみた、ちょっと余ったのでレアチーズケーキも。


資料を配布し、お菓子をお一人ずつの席に配置。
着席したおぢが「お!この会議はお菓子が出るのか!?」とびっくりしていた。そりゃそうだ。フツウ、役員会なんてぴりぴりしたムードのところにスイーツは出ないよねー。お茶は出ても。


今まで出席していたおぢにとってはアタリマエになりつつあるんだけど、こんなチャンスもないので、「役員会も”場”のひとつなので、わたしなりのしつらえなんですよ。季節を意識したお菓子になってます」と説明。
今日は何?と訊かれたので、「ビール飲みながら閃いたんですけど、枝豆を餡にして一緒に焼いてみました。ただ、あまりにもなじんでしまって、枝豆の味はどこかに行っちゃったんですけど」とお答え。
「へぇ~、次も出るのかな?これからも続けてほしいなぁ」と言われちゃ、社交辞令でも嬉しいよねー。


あらためて、
手作りスイーツを差し入れてるのは、あたしなりの場作り、でもある。単に甘いものを出すだけ、小腹を満たすため、ではなくって、そこには「季節」や「意外性」も取り入れてる。
そして手作りにこだわっているのもの、「お!」という驚きと「手間をかけている≒だいじに思っている」というアピールからでもある。


それでも殺伐とした役員会がスイーツひとつで「ありがとな」からスタートして、場がいい感じで緩むのは悪くない。もちろん審議はガチだけど、重箱の隅をつつくような議論はなくなった(気がする)。少なくとも、「敵対」みたいな構図はない。


スイーツで役員会の場が変わるのか?審議に影響あるのかと問われればそんなことはない。議論はガチで敗訴!なときもたくさんある。
直接的な効果は着席したときの『お!』というサプライズ感、それだけなんだよな。


けど、差し入れに『もてなし』を感じてくれると、起案者や事務局と距離が近くなることは間違いない。
決める⇔決めてもらう、の関係から、役員会という場に『集う』仲間(という表現も青臭いですが)に変わるような気がするよ。


手間ひまもかかるし、コストもそれなりにかかる。酔狂だよなーと思うけど、なんでやってるのかって言われたら、役員会をスムーズに進行させる、という使命感ももちろんあるけど、おぢらのことが好きなんだよなー。喜んでくれる、ありがとな、って言ってくれると次もがんばろ、って思っちゃう。単純なんだよね、動機なんて。


というわけで、次回もがんばりますー。


そうそう、おまけな話として。
差し入れに直接結び付くわけじゃないんだけど、しゃちょー秘書にインタビューをしたいので紹介いただけないかと依頼され、当社の前社長(親会社における執行役員)秘書にかくかくしかじか、と相談したらば、その方からは「わたしなんて役不足です」と断られちゃったんだけどね、周り回って親会社の前CEO(現相談役)の秘書のYさんにお受けいただけることになりました。なんでも、あたしが依頼した秘書のOさんが、前社長のSさんに相談したらしく、Sさんが直々にYさんに依頼してくださったそうです。Sさんにお願いされたら断れませんよ、と。いやー、びっくりですわ。
確かに前しゃちょーには可愛がって(女子的な意味合いでも)もらってたけど、めっちゃお忙しい方が仕事以外のことで、あたしなんぞの依頼を働きかけてくださったなんて感激ですよー。
これは差し入れの効果に違いない、と思っておりまする。そう、今までもこの手のことを突撃的に役員にお願いしているんだけど、皆さん、ひめが言うならなぁ、的に動いてくださる。決して見返りが欲しくて差し入れてるわけじゃない。だからこそ、なのかもしれないねー。
コメント
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