茶雅馬茶道教室 ~MIHO企画~

茶と文化そして美
茶文化、芸術、職人・・・
大事!
もっと楽しく茶文化を!

成田山新勝寺 釈迦堂

2010年03月14日 | Weblog
成田山釈迦堂は安政5 年(1858)建立で国指定重要文化財です。
前本堂。釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩、千手観世音菩薩、弥勒(みろく)菩薩が奉安されています。
堂の周囲には五百羅漢(らかん)や二十四孝の彫刻がはめこまれ、江戸時代後期の特色をいかんなく発揮したお堂で 開運厄除け御祓い祈祷所となっています。
この五百羅漢が見事でした。
絵師の五百羅漢をもとに作成された堂々たる羅漢さんは一体は必ずどなたかに似ているお顔があるといわれています。
お堂のまわりを一周して羅漢さんの顔をじっくりとご覧なっている方々が多くいらっしゃいました。
そもそもこちらの新勝寺の開祖の寛朝大僧正は、宇多天皇の皇孫で、敦実親王の二男として916 年に誕生。
幼少のころから聡明で11歳のときに出家得度されました。僧正は32歳のときに京都仁和寺の寛空僧正より伝法潅頂を授法し、仁和寺・東大寺・東寺・西寺などの別当、高野山の座主を歴任されました。また朱雀・円融・花山三天皇受戒の戒師、円融・花山両天皇出家の戒師及び潅頂の阿闍梨を勤め、行基菩薩・良源大僧正に次いで我が国3人目、真言宗初の大僧正となられました。寛朝大僧正は、顕密の奥義を極め事相に通達し、声明をよくし東密声明道の中興と称され、殊には雅楽に堪能であったと伝えられております。
大僧正は、不動明王に常に篤き信仰を持たれご霊徳が種々伝えられておりますが、長徳4年(998 年)83歳で入滅されました。
成田山新勝寺の御本尊不動明王は、平安の昔、瑳峨天皇の勅願により、弘法大師が一刀三礼敬虔な祈りを込めて敬刻開眼された御尊像です 。
成田山は、弘法大師が自ら敬刻開眼された御尊像を御本尊とし、大師が伝来され奉修された真言密教の護摩法の正系を伝えています。

菊の御紋が目に付いたところがあってなぞが解けた気がしました。
五百羅漢、ちょっとこれからブームです。
みなさまもどうぞ宜しかったら足を運んで下さい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。