【ネット情報リテラシー教育】について。子どもなどへのSNS規制は待ったなし!ネット中毒の悪循環の要因
SNSの子どもなどへのSNS規制は必要
オーストラリアなどでの16歳未満のネット交流サービス(SNS)使用の禁止は、せざる得ないと意義を私は考える。
SNSの登場以来、子どもも含めて我々の生活環境は大きく変わった。SNSによって我々というより、子供は過剰な自意識や恥の感情を増幅させている。
SNSの中毒のようになっている子どもの内の相談には「自分は太っている(標準体重以下なのに)」「自分はブスだ」「自分の顔は化け物みたいだ」などと相談してくる子どもが多数、いるのだとか。
SNSは誇張され、嘘も多く、ささいなことでも伝わり、心理的に追い詰められる。
最悪のケースが自殺である。子どもに限ったことではないが、SNSでは過激な誹謗中傷が目立つ。
しかも、16歳未満の子どもは成長過程であり、傷つきやすい「ガラスのハート」であり、スポーツや勉強や外見など常に世間の目(というよりSNSの目・評価)を気にして生きている。
些細なことでリストカットや過剰薬物接種(オーバードーズ)や自傷行為に走る可能性が極めて高い。
むろん、そうしたSNSの利用に(精神的な成長が早く)上手に向き合える子どもなどもいる。
だが、総体的にはSNSに向かない子どもなどの方が大多数である。
だからこそ、日本でも16歳未満のSNS使用の禁止を含めた規制が必要なのだ。
馬鹿な「逃げ場」はいらない。「情報リテラシー教育」で冷静な判断力を作り出せ!
大人にはいろいろな人もいて、「(SNSは)危険でもあるが貴重な「居場所」」「子供たちなどから「居場所」を奪わないで」というひともいる。
子どもにはスクールカーストがあり、望まぬキャラ化され、「居場所」をなくした子どもが、SNSに匿名で不特定多数と交流して貴重な「居場所」になっている……というのだ。
まあ、ハッキリ言えば「逃げ場所」である。
SNSでは生きづらさを抱える子どもや大人が集まる。それはそれでいいだろう。
だが、問題なのは「中毒」になってしまうことだ。
昔、散歩中の私に「キモイんだ、馬鹿」と罵声を浴びせかけた男子児童も、聞けば授業中も携帯(ガラケー)をいじりまくっていた中毒者だったというし。
また、友達ではないがネットで知っている輩(アラフィフのおじさん)は、SNS中毒で、SNSへの出鱈目投稿をそれこそ毎日、数分おきに早朝から深夜遅くまでやらかしている。一円にもならないのに、だ。
しかも、彼はその一円にもならないことをわかっていてやめられないのだとか。
「一円にもならない」とわかっても、数時間、その質問SNSをやらないとイライラして頭が真っ白になるのだとか。
完全に、タバコ中毒やアルコール中毒みたいなSNS質問中毒で、ある。
こういうネットSNS中毒に対する処方箋というのは確実にある。それは「情報リテラシー教育」である。
どういうことを書き込めば誹謗中傷の犯罪になり、どう書けば犯罪にならないか? きちんと教え込むこと。
ただ、規制をかけるだけでは片落ちである。「情報リテラシー教育」を徹底的に小学校から大学まで、またはそういう中毒大人のためにも、精神科病院でも、地域コミュニティでも「情報リテラシー教育」を教え込む。
精神科医もご苦労なことだが、そういう馬鹿な中毒大人も実は大勢いるから、これは必要である。
学校でも社会でも「情報リテラシー教育」を徹底すれば嘘に騙されない、誹謗中傷をしない、そういう子どもや大人も多くなるだろう。
SNS中毒とは、まあ、病気なんだからそこは本気で取り組まなければ、馬鹿は馬鹿のままになる。
「情報リテラシー教育」を本格導入することでしか、この問題は解決しない。これをすれば情報に冷静に対応できる子どもや大人が増える。もうこれしか処方箋はない。今こそ、やるべき時だ。
時は今、である。
長尾龍虎 2025年3月24日午後5時35分