みちくさ茶屋

いらっしゃいませ。どうぞごゆるりと。

江原啓之さん講演会

2010-04-20 | people
義姉のK子と、江原啓之さんの講演会に行ってきました。

生きてる間に拝んでみたかったナマ江原。ありがとう、K子!
登場したときから、なんというか、びかびかとしたオーラを感じました。
シックなお着物をお召しになってらして、テレビで拝見するよりさらに大柄に見えました。
そしてにこにこ、にこにこ、始終笑ってらして、なんとまあ福々しい。

全体の感想としては、江原さんって「話がうまい」ということ。
間のとりかたとか、声の抑揚とかも、噺家さんみたい。
いっぱい笑わせてもらって、単純に、おもしろかったです。
会場の客層に女性が多かったせいか、とりわけ「主婦いじり」が多く、
K子が「綾小路きみまろみたいだよね……」と言っていたくらい。
私は、立川志の輔さんに通ずるものがあるな~と思って聞いてました。


初級者向けのやさしい内容でしたが、心に残ったことをいくつか。

●雨は「浄化」。憂鬱になるのは人間の傲慢さ。
●「いってらっしゃい」は守り、「おかえりなさい」は除霊になる。
●塩は「訣別」の意味・効果がある。
●おみくじは結ばないでいい。吉凶よりも内容が大事なので持ち帰って読み返す。
●「前向き」とは、やみくもに前進することではなく、まず靴紐をしっかりしばること。
●お賽銭は神様ではなく神社に払うもの。祈願とは関係ない。
大事なことをお願いするからといって多めにお賽銭を払おうとするのは、かけひきの表れ。
●人間は、頭ではつらいことはいやだと思っているけれど、魂では、乗り越えることに喜びを感じている。

あと、この世が旅であることは江原さんはいろんなところでおっしゃっていますが、
「『がんばっておいで、やさしい人になっておいで』と送り出される」
という、「やさしい人」という言葉が妙に心に響きました。
私もやさしい人でありたい、とシンプルに思いました。

最後に「心理テストです」とじゃんけん。
勝ち負けではなくて、何を出したかでその人の性質がわかるというもの。
私はグーを出したのですが、それは
「がんこな人」。
私は職人かたぎの「がんこ」というようなカッコイイ素質は持っていないのですが、
「かたくなで自分の殻に閉じこもりがち」という江原さんの見解には納得。
もっと柔軟性を持たないとな~と……。


ほかにもたくさん、テレビや本でおっしゃっているような説法を聞いて、
あらためて「そうだよな」とか「なるほどな」とか思ったのですが、
ここで私が100パーセントのエハラーになりきれない「でもね」という疑問も。
たとえば、
「あいつなんか嫌いだ、あっちへ行け、という思いは自分に返ってくる(だから思わないほうがいい)」
というのはすごくよくわかるし、私だってそんなこと思いたくないけど、
でもね、思いたくなくても思っちゃうんだよ~、
だからどうしたらいいのか教えてほしいんだよ~。
江原さんの言うことって、「わかっちゃいるけど……」ということが多くて、
その次の「じゃあ、どうすれば?」というのを知りたい私としては、
ご本人におうかがいしたいことがたくさんあります。

きっとその「じゃあ、どうすれば?」というのが「学び」なんだろうなぁ。
誰も教えてくれないこと、自分で見つけていかなくちゃいけないこと。
私の修行の旅は、まだまだ、まだまだ、続くようなのです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿