「にゃんこのこころ」(2)
―虎次郎仏壇を拝む―
虎次郎 「朝のお勤め(=おじいさん・おばあさんの仏壇を拝む)は、終わったし…」
虎次郎 「さて、今日は何をしようか?」
虎次郎 「お~!心地よい風が吹いてきたあ~!」
虎次郎 「まずはひと休みひと休みっと。」
虎次郎 「でも…、慣れない土地でこのまま外にも出してもらえず、家の中で余生を送ることに甘んじていていいのだろうか?」
虎次郎 「南無阿弥陀仏。色即是空。」
(迷いながらも、諦めと共に飼い主を癒しながらこちらで骨をうずめる覚悟を決めた虎次郎であった。)