イースターとは
イースターの日本語訳は「復活祭」。十字架にかけられて処刑されたイエス・キリストが3日目に復活したことを記念する祝祭で、キリスト教においてはクリスマスと並ぶ重要な行事です。
イースター(Easter)の名称は、春の女神エオストレ(Eoster)や春の月エオストレモナト(Eostremonat)に由来するといわれ、春の祭りとキリスト復活のイメージが結びついたと考えられています。ちなみに、春の女神は太陽とともにやってくるため、太陽が昇る東を「イースト(East)」と呼ぶようになったそう。イースターは、キリストの復活と春の到来を祝うお祭りなのです。
キリストが復活したのが日曜日だったということで、イースターの日にちは春分の日以降、最初の満月から数えて最初の日曜日と定められています。
具体的な日にちは決まっていないのです。
今年はというと、日本を含めて世界で一般的に使われているグレゴリオ暦では、2021年は4月4日がイースターの日となります。
ちなみに来年2022年は4月17日です。毎年変わるので、春が近づいてきたらチェックしてみましょう。
イースターエッグ
キリスト教では卵は生命のシンボル。復活祭というだけあって、イースターではその生命のシンボルである卵をきれいにペイントします。
本場ではゆで卵や中身を抜いた卵が使われますが、最近ではプレゼントや食べること前提で、卵型のチョコレートを使うことも多いのだとか。
食べ物にペイントしたくないという人は、卵型の発泡スチロールでもOKです。
イースターバニー
子どもをたくさん産むうさぎは、豊穣(ほうじょう)や繁栄の象徴。
また、イースター前夜にいたずらうさぎが卵を隠したという言い伝えから「エッグハント」が生まれたという説もあり、うさぎもイースターのシンボルになっています。
卵を持ち踊っているうさぎの置物などが、雑貨屋さんによく売られています。
イースターエッグの作り方
1. 卵を覆うほどの水を入れた鍋の中に生卵を入れ、火にかけて沸騰したら、火を止めて蓋をしたまま12~13分放置します。出来上がったら、よく冷ましましょう。ポイントは、殻にひびが入らないように固ゆでにすることです。
2. 耐熱性の容器に好きな色の食紅20滴ほどと熱湯240ml、酢小さじ1を入れて混ぜ、1を漬けます。長く漬けるほど色が濃くなります。
3. 色づいた卵に、サインペンやシールなどでデコレーションすれば完成。
ところで、今のドイツでは―
ドイツ政府は23日、新型コロナウイルス対策のロックダウンを3週間延長すると発表した。流行の第3波に対応するため、イースター(復活祭)の休暇期間もロックダウンを実施する。
アンゲラ・メルケル首相は地方自治体のリーダーとの会議後、ドイツは現在「非常に深刻な」状況にあると説明した。
ロックダウンに伴う制限は、イースター休暇の4月1~5日にさらに厳しくなる予定。ほとんどの店舗が営業停止となるほか、集会も制限される。
欧州ではここ数週間で新型ウイルスの流行が再燃している。一方で、ワクチン接種事業には遅れが生じている。
(2021年3月24日 BBC NEWS JAPAN より)
日本はと言えば…。
自己防衛、自己責任の国です。
本当は、お花見に行きたいんですが。
我慢して、お家でイースターエッグでも作ってみようっと。