細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

安倍政権は危険水域

2007-06-16 10:56:35 | 国会活動
28.8%。時事通信の世論調査の結果が、衝撃を持って受け止められています。政権の支持率は、30%を下回ると危険水域と言われています。自民党内では、参議院選挙後を見越した名前も取り沙汰されているそうです。安倍政権は発足以来、最大の危機を迎えています。

このところの安倍総理を見ていると、「消えた年金」問題に正面から向き合うことをことさらに強調しています。逃げない姿勢を見せることで、国民の支持を取り付けようという意図が見えます。

安倍総理の最大の失敗は、長妻議員が「消えた年金」の調査を提案した時に「国民の不安を煽るべきではない」として、調査を拒否したことにあります。さらには、安倍総理本人が、菅直人代表代行に責任をなすりつける発言をしています。

最初から逃げない姿勢を貫いていれば、ここまで国民の不安が高まることは無かったでしょうし、安倍政権の支持率もここまで落ちることはなかったでしょう。自省も込めて、そして若干の同情も込めて言うならば、この手の問題で、発言の「ブレ」は致命傷となります。この点で、良くも悪くもブレなかった小泉総理とは、決定的に異なります。


安倍総理は、会期を延長して「天下りバンク」を通すつもりのようですが、私は、今回の中央突破は「凶」と出ると見ます。我々は延長には反対しますが、仮に延長されれば、日本の年金の信頼を取り戻すために、社会保険庁と消えた年金問題、そしてあるべき年金制度について、徹底的に論戦を挑みます。

国民にとって、年金制度改革は待ったなしです。民主党の目下の最大の使命は、政権交代で年金制度を立て直すことです。

また、天下り問題も、審議を聞いて頂ければ、民主党の提案する天下りの根絶法案か、安倍政権の天下りバンク法案か、優劣ははっきりします。暑い夏になりそうです。


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