細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

不或

2011-01-29 23:10:29 | 国会活動

総理のダボス会議出席の間隙をぬって、福岡県の統一地方選挙の候補者の集会をはしごしてきました。

一人は、にえだ元気氏。学生時代に私の選挙を手伝ってくれた彼は、その後、神戸製鋼を経て、松下政経塾を卒業。菅総理の秘書を経験してから、31歳で福岡市の西区から挑戦します。何となく頼りなかった彼も、随分とたくましくなり、素晴らしい皆さんに支えられていて、ホッとしました。

もう一人は、井上ひろたか氏。25歳で大野城市会議員に初当選。県議選2回の落選を経験して、捲土重来を期して活動する32歳。長身のナイスガイで、フットワークも軽く来場者と接していました。

ここへ来て、続々と私よりも若い政治家が出てくるようになりました。新たなチャレンジャーを心より歓迎したいと思います。

私も気がつけば、今年で40歳。いわゆる「不惑」の年齢になりましたが、まだまだ、政治家として迷いが消えません。先日、読んだ論語解釈(安田登氏著の身体感覚で「論語」を読みなおす)によると、孔子の時代には「惑」という文字は存在せず、「或」という文字があてられていたのではないかということです。私は、「或」にとらわれることなく、「しなやか」に時代を見極める40代を過ごしたいと思います。

依然として、我々を見る目は厳しいものがあります。ただし、心なしか、年末のような憎悪の念を感じることは少なくなりました。年が改まり、「もう少し時間をやるから、結果を出してみろ」といったところでしょうか?

おそらく、国民が待ってくれる期間は長くはありません。菅総理が帰国する明日からは、予算委員会の準備に入ります。国会で野党の皆さんに協力頂けるよう、一歩、一歩、謙虚に進んでいきたいと思います。


首相補佐官

2011-01-20 09:36:44 | 国会活動

補佐官に就任して三日目。国会や議員会館とは全く文化が異なる官邸には戸惑うばかりですが、来週から通常国会が始まりますので、のんびりしたことは言っていられません。

私の主な役割は、藤井官房副長官のサポート。副長官は、議院運営委員会や国対、総理答弁の陪席など、国会回りの仕事をこなさなければなりません。異例のベテラン副長官に過度な負担をかけないようにと、私が補佐官に指名されました。

藤井副長官は税と社会保障を主に担当されますので、必然的にそこにも関わることになります。過去、民主党のマニフェストづくりや消費税の論議には関わってきましたが、社会保障全般の議論は未体験ゾーンです。大事な局面ですので、しっかり務めたいと思います。

年初は、自由な時間を自らのビジョンや理念を練ることに使おうと思っていました。今しばらく、無役で修練したかったという思いはありますが、こうなったからには、政権を前に進めることができるようにベストを尽くすつもりです。


アメリカ CNAS(新安全保障センター)での議論

2011-01-07 20:15:06 | 外交

先ほど、ワシントンDCから帰ってきました。今回は、米国のCNAS(新安全保障センター)の招きで、シンクタンク関係者、国務省・国防総省関係者などと議論をしてきました。実質3日間で行ったミーティングは合計17。実に、充実した時間を過ごすことができました。

オバマ政権になって、ワシントンDCに数あるシンクタンクの中でも、CNASの影響力は強まっています。安全保障政策を統括しているミッシェル・フローノイ国防次官、日本ではお馴染みの東アジア外交の責任者であるカート・キャンベル国防次官補の二人はCNASの創設者。日米同盟をどのように深化するかについて、政策のキーマンと議論できたことは、大きな収穫でした。

中間選挙でねじれた米国の連邦議会は、6日が開会でした。オバマ政権と菅政権の今後が、何度も話題になりました。米国関係者は、菅総理大臣、前原外務大臣になって、日米関係が落ち着いてきたと評価する一方で、日本の政局に対する懸念は強まっています。

5日も日本を空けると、目まぐるしく動く国内政局からは「浦島太郎」になります。来週が山になるでしょう。一刻も早く、本業に戻って政策を前に進めたいものです。


謹賀新年

2011-01-01 19:08:29 | 沈思黙考

元日は、「朝なま」からスタート。寒空の中、三日、街宣車から声をからした後の完徹はヘビーでした。それにしても、4時間半は長かった。時に、パネラーと喧嘩腰のやり取りをしながら、最後まで集中力を切らさない田原さんは凄い。

討論を通じて、ウィキリークスやツイッターが政治家に変化を迫っていることを痛感しました。もはや、情報管理は無理だという前提に立って、政治を動かしていかねばなりません。これは、好き嫌いを超えた現実です。

難しいのは、ソーシャルメディアとの付き合い方です。クイックレスポンスが求められるネット社会と、熟慮が求められる政治をどうやって融合するか、私は未だ判断を保留しています。今回の討論を通じて、もう一度考えてみたいと思います。

 

一年の計は元旦にあり。無役でのスタートなった今年は、私自身の政治理念と国家ビジョンをまとめることを第一目標に掲げたいと思います。ブログでも、折に触れて私の考えをご紹介します。

昨年は下り坂を転げ落ちた民主党と菅政権については、元旦を「底」にしなければなりません。そのために、私も全力を尽くします。