細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

総理の「二言」

2008-09-30 22:49:27 | 国会活動
昨日の総理の所信表明演説のキーワードは「民主党」でした。国会運営、消費者庁、安全保障まで、重要課題で民主党の見解を質す麻生氏の姿は、総理というより、野党・自民党総裁そのものです。

「わたしは決して逃げません」と宣言した麻生総理。総理に二言がない限り、補正審議採決後、即解散なのですが、米国発の金融不安で雲行きが怪しくなっていました。

米国で金融法案が否決され、世界中で株が暴落しています。政府と議会幹部が合意しているにも関わらず、大量の造反が出ました。日本の国会では考えられない風景です。今回の否決の是非はさておき、個人の判断が優先する米国連邦議会らしい現象です。議員個人の責任の重さは、わが国とは比較になりません。わが国の国会のあり方も考え直す必要があります。

麻生総理は、ここまで来て、消費者庁、テロ特措法を持ち出して来ました。「逃げない」と言っていた総理が、早くも「逃げ」に入った背景には、事前の電話調査の結果が自民党に芳しくないということがあるようです。これを「渡りに船」とばかり、麻生総理は解散の先延ばしを画策しています

明日は小沢代表の代表質問。国会は我々の力も見せ所。麻生総理が逃げれば逃げるほど、自民党は苦しくなります。

自由民主党はどこへ

2008-09-27 22:27:01 | 国会活動
中山大臣は、辞任を決意したようです。

失言の揚足を取るのは趣味ではありませんが、「日教組は解体する」という発言は、あまりにひどすぎました。

自由主義・民主主義を基本とするわが国では、憲法21条で結社の自由が認められています。非合法団体であれば別ですが、権力者が気に食わない思想を持つ団体を解体するなどというのは、ファシズムそのものです。

麻生総理の任命責任が指摘されるのは当然ですが、私はそれ以上に深刻な事態が生じているような気がして仕方がありません。

こんな発言が飛び出すようでは、「自由民主党」という看板も下ろした方が良さそうです。私には、麻生政権というより、自民党そのものが瓦解しつつあるように見えます。

自民党は、参議院選挙で惨敗して体調を崩した安倍元総理、政権を維持する気力を喪失した福田前総理を簡単に見放しました。出鼻を挫かれ、支持率が低迷するようなら、自民党は麻生総理も簡単に見捨てるかも知れません。

麻生総理が権力を維持する方法は唯一つ。解散を打って、勝つしかありません。我々は、受けて立つ覚悟が出来ています。

民主党が政権を取るか、麻生総理が権力を維持するか、国民に聞くべき時が来ました。

麻生暫定総理の取るべき道

2008-09-23 22:35:52 | 国会活動
明日の首班指名で、麻生暫定総理が誕生します。

自民党は補正予算を取引材料にしたいようですが、中小企業金融をメインとする補正予算に我々が反対する必要は全くありません。早期に審議して成立後、即時解散するのが、麻生氏の取るべき道でしょう。郵政選挙の議席を根拠に、4人目の総理が長く居座ることは、許されません。

このところ、連日、地元の医療関係者から話を聞いています。次の選挙の最大の争点の一つは、医療だと確信しました。医師不足の解消と、産科・小児科・急性期医療の診療報酬の引き上げが必要です。

闘いに向けて、気合十分です。

汚染米に象徴される馴れ合い政治

2008-09-18 23:13:34 | 国会活動
農水委員会で汚染米に関する質疑が行われました。96回も立入り検査を行っていながら、三笠フードの食用への流用をとめられなかった農水省。

検査は、業者に対して事前に通知をしたうえで行われいましたので、隠蔽するのは難しくなかったのでしょう。内部通報が行われた後も、全く漫然とかたちだけの立入り検査を続けた事実からすると、善意に解釈しても、業者と農水省の間に、「暗黙の了解」があったとしか思えません。

今日は与党サイドからも、農水省の官僚に対して厳しい質問がとんでいました。あの手の質問を見ていて私が違和感を覚えるのは、自分達の責任をどう考えるのかということです。

企業に例えるならば、官僚は社員、国会議員である大臣や副大臣、政務官が役員にあたります。与党、特に役職経験者が国会で官僚を叱責する姿というのは、顧客の前で役員が社員の悪口を言うようなものです。顧客からすれば、「自分の責任を棚に上げて」という話でしょう。最も責めを負うべきは、自民党です。

今年は米の豊作が予想されています。外国産の汚染米、しかも行政の大失態が原因で米価が下落するようなことがあったら、一体誰が責任を取るのでしょうか?


今朝は久々に永田町に行きましたが、総裁選挙は全く話題にならなくなりました。汚染米に金融危機と来れば、結果の決まっている総裁選で大騒ぎをしている自民党は、いったい何なんだということでしょう。

自民党政権はすでに限界です。麻生暫定総理に、さっさと解散してもらいましょう。

敬老の日の目標達成

2008-09-15 22:49:20 | 地元
昨日、街頭演説500回、本日、後援会訪問5000軒の目標を達成しました。自らを鼓舞する意味もあって設定した500、5000という目標でしたが、HPやメールで見た多くの皆さんから激励を頂き、ありがたいという思いと、目標を達成しなければというプレッシャーとが交錯して来ました。


500回目の街頭演説は、広小路駅で行いました。地元の町内会長の応援演説を頂くというありがたいハプニングもあり、記憶に残るフィナーレとなりました。

演説の中身を試行錯誤する中で、「民主という選択」という言葉に行き着きました。医療、年金、税金のムダ遣い、そして汚染米・・・。政権を交代することで、政策の誤りを認め、改革を行うことが今の日本には必要です。他党を支持してきた方にこそ、今回は「民主党という選択」を訴えます。


後援会訪問では、最終日、三島の農村地帯である錦田地域を回りました。4980軒目の酪農を営むお宅では、大ベテランの酪農家から話を聞くことができました。乳価を巡って農水省と戦ったこと、牛乳を運ぶトラックを仲間と購入した苦労話、農協との葛藤など。昨年来、農政に関わってきた私にとっては、いずれも興味深い話ばかりでした。

話を聞かせていただいたことと、これまでのご苦労に、心より頭を下げて、お宅を失礼しました。私にとっては、記憶に残る「敬老の日」となりました。


目標達成以上に、収穫があったのは、地元の皆さんが何を求めているか、自分自身が何を訴えかけるべきかが見えてきたことです。本当の勝負は、ここからです。

総裁選挙の本質

2008-09-12 21:38:26 | 地元
街頭演説480回。後援会訪問4807軒。目標達成まで秒読みに入りました。ようやく、ここまで来ました。

意外なことに、自民党の総裁選挙についての声は、ほとんど聞こえてきません。ただ一人、「麻生さんは、安倍さんと福田さんのときに幹事長をしていたんだから、政権を投げ出したことを国民に謝るべきだ」と話した人がいました。ごもっとも、のひとことです。

討論番組を見てみました。本命麻生候補に、他候補が論戦を挑む姿はほとんど見られません。医療や年金で本格論戦が行われていないのももの足りません。納得がいかないのは、5人が揃って民主党に対する批判を繰り広げていることです。候補者同士の議論を避けて、民主党に矛先を向けているところに、総裁選の本質が透けて見えます。

民主党の一次公認も発表されました。出来レースはさっさと終わりにして、国民の声を聞くべきです。

小沢代表再選

2008-09-07 22:48:58 | 国会活動
明日、民主党の小沢代表の再選が決まります。

私も、小沢代表の推薦人に名前を連ねることにしました。ここは、結束して政権交代と腹を決めての大勝負です。

候補者乱立の自民党とは対照的な姿になりました。総裁選挙で政策論争が行われるのは結構ですが、自民党の総裁選挙は、あくまで総理の予備選挙です。総裁候補の乱立で自民党の支持率は上がっているようですが、政権交代を求める声は、決して弱まっていないと、私は感じています。

ここはジタバタせず、総選挙で訴える政策と地元をしっかり固めて、天下分け目の決戦に臨みます。

マジック点灯

2008-09-03 20:35:30 | 地元
9月末までに設定した目標達成にマジック点灯です。500、5000の目標達成までに残された数字は、街頭112回、後援会訪問780軒。

当初は国会開会前までにというイメージ持っていたので、福田総理の辞任で日程的には若干の余裕が出てきましたが、同時に、解散までのマジックも点灯しました。急がねばなりません。

今日あたりから、総裁選挙に向けた動きが激しくなっています。思い出すのは、森政権が崩壊した後の小泉劇場です。今後の政局に最も影響するのは、国民が総裁選挙に喝采をおくるかどうかです。

私が不可思議に思うのは、「開かれた総裁選挙」を歓迎するムードが漂っていることです。景気低迷、北朝鮮問題など内外に懸案を抱えているこの時期、3週間もの「権力の空白」をどう考えるのか?

政権を投げ出す以上(しかも2回も!)、憲政の常道から言えば、民主党に政権を渡して小沢政権で即時解散総選挙です。次善の選択は、麻生氏に(?)禅譲して解散総選挙。あえて三善の策を示すとするならば、総裁選挙の期間を出来る限り短縮して、新たな政権を誕生させて、解散総選挙です。

この局面、最後は、麻生総理に落ち着くとみて間違いないでしょう。総裁選挙は、自民党の存在感を高めるショーそのものです。

権力も持つ者には、国民生活を守る最低限の責任があるはずです。国民の生活を犠牲にし、霞ヶ関に政治を丸投げして、自民党の人気取りのショーに奔走しているところに、政権政党・自民党の終焉を感じます。

我々に出来ることは二つ。原油高を始めとした緊急性の高い国民的課題に対応する政策をつくることと、自民党が東京で空中戦を繰り広げている間に地元で地上戦を展開することです。

ここは我慢。国民を信じて進むしかありません。