細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

第二幕に向けて、出発の日

2013-08-21 23:05:45 | 国会活動
参議院選挙からひと月が経ちました。選挙総括を行いながらではありますが、等身大の地元活動と日常生活に戻ることができ、今後の活動について考える時間も与えられました。

野党時代のプロローグと与党になってからの政治家としての第一幕は終わりました。3.11からの二年半の年月は、この国にとっても、私にとっても苦難の日々でした。私自身、全力を尽くしたという思いがある一方で、数多くの後悔や反省が頭に浮かびます。

政治家としての第二幕に向けて全力を尽くしますが、過去の単純な延長線上に次はあ...りません。社会に根を張り、幹を太くして飛躍しない限り、第二幕は開きません。

これまでの私は、政治活動に特化することで結果を出したいと思いが強く、政治以外の領域に踏み込むことには控えてきました。しかし、災害復興に取り組む中で改めて感じたことは、政治の役割は大きいものの、政治だけでやれることは限られているということです。この国と地域社会を良くしていくために、永田町以外の活動領域を広げたいと思っています。

第一に福島です。福島こそ、私の政治家としての最大の使命です。間もなく、NPO法人「みらいふくしま」が立ち上がります。日本中、世界中の人に福島に行き、福島のものを食べ、福島の今を知ってもらいたい。特に、福島の子供たちに元気になってもらいたい。

3.11以降、福島で頑張っている皆さん、福島のために行動している全国の人たちと数多く知り合いました。これから、彼らと一緒に行動を起こしていきます。福島が元気なること、そしてそのメッセージが国内外に発信されることが、わが国の未来を切り開くことにもつながるはずです。

第二に若者、特に10代の若者と一緒に活動していきたい。中高生の時、選挙カーが大音量で「お父さん、お母さんによろしくお伝え下さい」と過ぎ去っていく姿を見て、有権者しか見ていない政治家に幻滅しました。政治家になってから中高生のディベートスクールを開いたり、街頭演説で中高生に語りかけたりしてきましたが、気が付くと、彼らとの年齢の開きが出て接点が少なくなっていました。

参議院選挙後、社会に対して強い関心を持ち、行動している若者が数多く存在することに気がつきました。その姿は、95年の阪神淡路大震災の時に行動を起こした我々世代と重なり合う部分があります。若者の社会に対する無関心を嘆く向きがありますが、現実には真摯に社会に向き合っている若者のすそ野は広がっているのではないかと感じています。すでに社会を変える行動を起こし、有権者しか見ていない政治家に厳しい視線を向けている10代の若者にも出会いました。我々大人が彼らから学ぶべきものが数多くあるのではないかと思います。

政治家として「未来への責任」を果たすために、国の財政や借金、環境エネルギーなど、若者に語りかけ、若者の声を聞きたいと思っています。また、地域社会の姿や日本の進むべき方向性について、彼らと議論していきたいと思っています。若者の声を聞くために、時間の許す限り、全国どこへでも足を運ぶつもりです。

今日は私の42歳の誕生日。第二幕に向けて出発の日にしたいと思います。
 
※この写真は今年の5月19日に福島で田植えをした時の写真です。


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