細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

与党のマニフェスト

2009-06-24 22:34:50 | 国会活動
東国原騒動で、国会は騒然としています。自民党も、いよいよ来るところまで来たなという印象です。一連の動きは、麻生下ろしの一貫と見た方が良さそうです。

本来、総選挙において与党が問われるのは、前回の選挙からの「実績」です。ちなみに、前回のマニフェストは、郵政民営化で医療や年金も良くなるという無茶なものでした。与党が、「実績」と全く関係のない人を総裁にするのは、無理筋です。自民党の皆さん、そろそろ観念して下さい!


国会が騒然となる中で、静岡は燃えています。明日の16時から静岡市の青葉公園で、19時から富士市のマックスバリュ富士見台店前で、民主党主催の街頭演説を行います。青葉公園には鳩山代表が登場します。お時間のある方は、是非、足をお運び下さい。

国でも県でも事業仕分け、政権交代

2009-06-22 18:35:20 | 国会活動
昨日は菅代表代行、本日は、岡田幹事長が来静しました。今や、全国の目が静岡県に注がれています。地元で激しい戦いが繰り広げられている中ですが、国会での仕事も手を抜くことは許されません。

連日続く、マニフェスト検討準備委員会。今回のマニフェストは、鳩山政権の青写真そのものですので、これまでとは注目度も段違いです。

加えて、明日は14時から、民主党の「事業仕分け」のデモが行われます。ムダ遣いをなくす方法に、王道があるわけではありません。

先日、自民党の河野太郎衆議院議員のチームが、「アニメの殿堂」をムダと認定しました。ただ、与党として予算を通した直後に、執行停止というわけにはいかず、お蔵入りとなる模様です。個別の事業を見直す「事業仕分け」は、政権交代があってこそ、本格的に行うことが出来ます。

事情は県も同じ。16年続いた石川県政のムダを自民党が見直せるわけがありません。国でも県でも政権交代が必要です。

思想家とミュージシャン

2009-06-20 23:05:20 | 地元
昨日、三島で大物二人を迎えたイベントが開催されました。

一人は、私が師事する行徳哲男氏。私は、これまで何度も行徳先生に助けられてきました。先日、私が先生からいただいた言葉は、「天、その人に災いするは、天、未だその人を見捨てざるなり」です。

もう一人は、元X JAPANのTOSHIさん。行徳先生の電話一本で、三島に来ることを快諾していただきました。参加者は、彼の声とソールに聞き惚れていました。

若い人に、政治に関心を持ってもらおうと、企画してくださった。BE会の皆さん、伊豆未会の皆さんに、感謝です。


明日は、11時に菅直人代表代行が、三島駅南口に来て演説します。日本の未来を決める鍵は、静岡県民が握っています。是非とも、お立ち寄り下さい。

議員活動の自由

2009-06-18 23:23:14 | 国会活動
臓器移植法案は、A案が圧倒的な多数で可決されました。自民党の中山太郎議員、河野洋平議長などの存在が大きかったのでしょうか、自民党で白票(賛成票)が続いたのは、意外でした。青票(反対票)を投じた私としては、本当にそれで良いのかという疑念の思いと、結論が出てホッとした思いが交錯しました。


私は、悩んだ末に、臓器提供を12歳まで引き下げるB案に賛成することを決めていました。小学校4年生の娘の考え方を訪ねたところ、彼女なりの意見を聞かせてくれました。臓器提供の同意は、あくまで本人の意思が尊重されるべきです。

D案まで採決がもつれた時、賛成することも決めていました。親に判断を任せることに納得しているわけではありません。それでも、ここで結論を先延ばしすることは許されないと考えました。

子供の命を助けたいという親の気持ちは、無限大です。仮に、国内で子供の臓器移植が禁止されても、何らかの方法で海外流出が続くでしょう。その時、起こるであろう国際的・人道的非難。そして、起こるかもしれない臓器売買の危険性。我々は、これ以上、結論を先延ばしすることは許されません。


今回、考えたことがもう一つ。エレベーターの中で、会議の合間に。この一月ほどの間、与野党を超えて多くの議員と臓器移植について話をしました。それぞれが、苦しみながらの決断を迫られました。

議員になって9年間で、党議拘束が外されたのは今回が初めてです。もっと、それぞれの議員の自由な活動が認められるべきです。党議拘束を外して、それぞれが賛否を考えるのは、議員にとって大変な負担です。しかし、我々にはそれだけの責任が課せられているはずです。

川勝平太さんが言うとおり、「一に勉強、二に勉強、三に勉強」です。

臓器移植法案の重み

2009-06-17 12:39:01 | 国会活動
昨日、川勝平太氏の民主党推薦が決まりました。いよいよ、明日から県知事選挙が始まります。

知事選挙の第一の目的は、静岡県を良くすること。第二に、総選挙の前哨戦としての位置づけです。名古屋、さいたま、千葉とわたってきたバトンを都議選にしっかりつながなければなりません。


明日の告示日に、臓器移植法改正案の採決が重なりました。静岡県にとって大切な日ですが、現職として採決に欠席することは出来ません。

これまで、双方の意見をお持ちの方から話を聞き、夜な夜な臓器移植を扱った書籍を通読し、各意見書に目を通すなどしてきました。4つの法案を散々吟味しましたが、採決には、いまだに迷いが残っています。

すでに結論が出ているのは、脳死を人の死とすることには、賛成できないということです。日本人の死生観とも、私のそれとも合致しません。

人間には様々な可能性があります。植物状態にあったり、重度の障害を持ちながら頑張っておられる方々にもつながりかねないという点で、我々は「滑りやすい坂道」に差し掛かっていると思います。

脳死が人の死でないとすると、臓器移植は、患者の自己決定に委ねるしかありません。迷っているのは、子供の臓器移植の判断を親に委ねることの是非です。当たり前のことですが、子供は一つの人格であり、親の所有物ではありません。家族のかたちは様々であり、価値観が同じであるとは限りません。提供する側に立つと、安易な条件緩和には、大いなる躊躇を感じます。

臓器移植を待つ人たち、特に未来のある子供たちのことを考えたとき、出すべき結論は何か、あと一晩、しっかり考えたいと思います。

麻生政権はすでに崩壊?

2009-06-13 22:07:22 | 国会活動
鳩山総務大臣の辞任(罷免?)が永田町に及ぼした衝撃は絶大です。

ところが、この週末、麻生総理はわざわざ長野まで行って、衆議院選挙の遊説を始めています。主催者が喜んだかどうかは定かではありませんが、麻生総理の強気も、ここまで行くと立派なものです。

もはや、求心力の源泉は解散権のみですが、任期満了が近づいていますので、うかうかしていると、天下の宝刀もさびついてしまいます。総理は、早めに解散を打ってくるかも知れません。

こっちも、うかうかしていられません。

川勝平太氏とは

2009-06-08 11:11:46 | 地元
これまでの静岡県政は、「官僚政治からの脱却」「箱物から人へ」「東中西の対立」などが争点でした。いずれも大切なテーマではありますが、私の中では、それだけで良いのだろうかという思いが、消えませんでした。


まさか、あの川勝平太氏が民主党推薦で立つとは。永田町では、歴代政権のブレーンの決断に激震が走っています。我々の前で、熱弁をふるった川勝氏の迫力は圧巻でした。

田中角栄元総理が打ち出した「日本列島改造計画」以降、わが国には、国土のあり方についての明確な構想が存在しませんでした。独自の海洋史観に基づいて、「ガーデン・アイランド」(私流に解釈すると、「自然と共生する島国」)を打ち出した構想力、そして自ら実践した行動力。

歴史家である川勝平太氏の最大の魅力は、これまでのコップの中の争いに収まらないスケールの大きさです。今の政治に最も欠けている「理想」と「夢」を川勝氏は持っています。


豊かな歴史と自然、産業基盤を有する県東部に、今ひとつ元気がないのはなぜでしょうか。

私は、問題の一つに医療体制があると考えています。川勝氏は、東部地域にこそ、医学系の大学を誘致するべきであると提案しています。政令市が誕生していない静岡東部にこそ、もっと知事の目が向けられるべきです。

安心して生活できる環境を整えることで、川勝氏であれば、静岡東部の可能性をフルに引き出してくれるはずです。


国政で政権交代が必要であるのと同じように、県政でも政権交代が必要です。私は、川勝平太氏と共に、静岡に“日本の理想”を創るために立ち上がることにしました。

公開討論会および街頭演説のお知らせ

2009-06-07 22:31:05 | 地元
民主党静岡県連と「夢ある静岡創造会議」は、川勝平太氏の推薦を決定しました。歴史家である川勝氏の静岡に対する情熱は並々ならぬものがあります。

10日19時から、三島市ゆうゆうホール(三島駅南口すぐ)で、公開討論会が行われます。その前の18時には、三島駅南口で、民主党県連主催の街頭演説会を開催する予定です。

静岡の未来を決める重要な決断が迫っています。その決断をする上で、重要な判断の機会ですので、多くの方に足を運んで頂きたいと考えています。

国会延長で総選挙モードへ

2009-06-02 12:09:21 | 国会活動
国会は7月28日までに決まりました。法案は6月半ばに成立するにも関わらず、延長する理由は二つ。

第一に、「解散」です。国会会期中でないと、実質的には解散は難しい。会期を7月28日までにしたことで、都議選との同日で7月12日投票、サミット前解散の8月2日、都議選後解散で9日、会期末解散で30日、9月6日と、複数の選択肢を可能性としては残しました。いずれにしても、麻生総理が解散権を行使することは間違いなさそうです。

第二に7月8日から始まるサミットです。6月早々に国会を閉じてしまえば、選挙(解散)を先延ばしする理由がなくなってしまいます。国会をダラダラと続けることで、総理が居座っているという批判をかわせると見たのでしょう。

衆議院で関連法案が通る来週以降、一気に総選挙モードに突入することになりそうです。暑い夏の到来です。