敗戦の総括

参議院選挙の総括作業が続いています。都道府県連の代表、ブロック別の現職議員、そして落選した候補者の皆さんから話を聞くにつけ、我々の犯した失敗の重さを感じています。

私自身も、個人的に参議院選挙の総括をしています。

第一に、消費税発言の影響
消費税問題を軽く扱いすぎました。選挙戦がスタートする段階で、執行部・閣僚の間ですら消費税についても共通の認識がありませんでしたし、候補者の発言がばらばらになり、一体感の無い選挙戦となりました。

第二に、マニフェストの問題点
マニフェスト作成の最終段階で代表が交代し、党内のコンセンサスが不十分なものとなりました。本来、参議院選挙では、この１０カ月の実績を明示し、各政策の方向性は変わらないということを明確にし、変更点については、丁寧な説明が必要でした。

その他にも、強硬な国会運営への批判、民主党政権の不安定さなどが敗因として挙げられます。一人区で自民党に競り負けたことが大きかった。

２９日には、両議院議員懇談会が開かれます。敗戦の総括は辛い作業ですが、出直すためには、しっかりやらなければなりません。

参議院選挙を終えて

厳しい戦いの結果が出ました。参議院選挙の総括をしながら、来年度予算の編成、ねじれ国会への準備を進めねばなりません。我々に立ち止まる時間はありません。

特に、ねじれ国会をどうやって乗り越えるのかという点については、与野党で知恵を出し合わねばなりません。他党の言い分にも良く耳を傾けて、政権運営に臨めというのが、有権者の声なのですから。

敗戦の責任を考えると複雑な思いですが、代表選挙がある９月までは、役職を全うしようと思います。