細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

低線量被ばく 20ミリシーベルト/年

2011-11-27 23:20:30 | 国会活動

20ミリシーベルト/年をどう考えるか?

子供や妊婦への影響は?

11月9日から、「低線量被ばくのリスク管理に関するワーキンググループ」を開催してきました。この会議は、私が周りを説得して設置したものですので、二時間の議論には、できる限りすべて出席するようにしています。

3月11日以降、政府は様々な判断を迫られ、私も、悩みながら議論に加わってきました。時には、十分な検討の時間が与えられず、判断を迫られたこともありました。ステップ2の終了を目前にして、ここからは、警戒区域の変更や健康対策などについて、腰を据えて判断していかなければなりません。どんなに悩ましい判断であろうが、ここで逃げることは許されません。

多くの方に議論の経緯を知っていただく必要があると考え、WGはフルオープンでやっています。これまで、放射線や疫学の専門家、福島で除染活動や医療相談を行っている専門家など、様々な立場の人が議論に加わっています。明日は海外からも専門家をお招きします。過去のアーカイブをアップしています(間に合っていないものもあります)ので、ご覧ください。毎回、本当に重要な、そして白熱した議論が行われています。

お願いしたいのは、議論の一部のみではなく、全体を聞いて判断していただきたいということです。


がれき広域処理 一歩、前へ

2011-11-07 23:25:00 | 国会活動

「積み上がった瓦礫を見ると、復興の意欲が沸いてこない」という被災地の声が、私の耳から離れません。

しかし、環境省が全国に呼びかけてる広域処理が進みません。安全への懸念が広がっているためですが、現実には、東京都が受け入れた岩手県宮古市の廃棄物は、灰になった後も133ベクレル/kg。岩手県と宮城県で発生している災害廃棄物のほとんどは、通常の処理を行って、全く問題のないレベルです。

都民から、多数の抗議が寄せられる中での、東京都の石原知事の決断には、心より敬意を表したいと思います。知事は、石原流で「日本人が駄目になった証拠だ」と言われたそうです。

原発事故の責任もある政府の立場からは、不安を持つ住民の皆さんにも、お詫びをしなければなりません。廃棄物の処理を担当する環境大臣としては、全国の自治体にお願いするのみです。安全性の説明が、これまで十分ではなかったかも知れない。全ての責任は我々にあります。

地震と津波と原発事故という危機は、国全体で乗り越えるしかありません。わが国の国民は、風評に惑わされることなく、真実を見極めて踏み止まれるはずです。

そのためにも、私自身が一歩、前に出ようと思います。