細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

予算委員会 政治家の念

2010-01-31 22:28:01 | 国会活動

予算委員会の弾込めをして、時の政権に堂々と論戦を挑む。野党時代、2月と言えば攻め時でした。

野党から見た場合、今の鳩山政権は攻めどころ満載と言えそうです。ただ、論戦を通じて国民の支持を得るためには、質問者の「念」の強さが必要です。国民は、政治家の「念」の強さを敏感に感じ取ります。何を問題と考え、どのように変えようとしているのかが明確でなければ、大臣を論破したところで単に政権の足を引っ張るだけに終わってしまいます。今のところ、野党自民党の質問者からは「念」の強さを感じません。

一方、我々は、ようやく政権を取って成果を出すべき立場にあるだけに、ここは何としても鳩山政権を支えなければならないという強い「念」を持っています。

与野党ともに勝負の2月。厳しい戦いの始まりです。


阪神淡路大震災から15年

2010-01-17 21:09:39 | 沈思黙考

あの時、私は京都で一人暮らしをしていました。大きな揺れを感じて、ベットで目を覚ますと、隣の本棚がまさにこちらに倒れんとしています。飛び起きて、背丈ほどの本棚を抑えましたが、中の本は飛び出してきます。その間、十数秒。今でも、阪神淡路大震災の朝のことは鮮明に覚えています。

多くの知人が被災し、神戸の復興のボランティアをしなければ、私は政治家にはなっていなかったでしょう。

あれから15年。わが国の危機管理体制は格段に整備されました。ただ、決断が遅れて多くの死者を出した政治、そして政治家は、良くなっただろうか?犠牲者のご冥福を祈りつつ、政治家となった自らの責任を痛感しています。

合掌


賀詞交歓会

2010-01-08 23:15:09 | 国会活動
例年、この時期は毎日、賀詞交歓会をはしごします。今年は、民主党の企業団体対策委員長として、東京で各種団体の賀詞交歓会に出席する機会が増えました。その分、地元の会合に行けないのは気がかりですが、やむを得ません。

総選挙で支援をいただいた団体はもちろん、政権交代が現実となった今年は、これまでに民主党が呼ばれなかった団体からもお呼びがかかっています。

今日は、ある団体で自民党を代表して谷垣総裁が来られていました。驚いたことに、スピーチは私が先。恐縮しつつ、私は自民党に配慮した挨拶をしたのです(もちろん、民主党の考え方は明確に申し上げました)が、谷垣総裁からは鳩山政権に対する辛辣な言葉が続きました。自民党も立派な野党になったものです。

乾杯が終わると、次々と役員や会員の方々が名刺交換に来られます。ありがたいことです。それもこれも、政権党の企業団体委員長という役職があってのことですから、天狗になってはいけません。

団体の支援ばかり気にしては、国民から見放されかねませんが、要望を実現できるものは努力して、民主党を応援しもらいたいというのが正直なところ。最大の政治決戦、参議院選挙まで企業団体対策の責任者として、気を抜くことができない日々が続きます。

伊豆大島に行ってきました

2010-01-05 22:19:39 | 地元
南国・伊豆大島は、寒かった!企業団体対策委員長として、月末に行われる都議会議員候補予定者の補欠選挙のテコ入れで、各種団体・企業を回ってきました。

本州とのアクセスの確保、社会インフラの整備、観光・農業支援など、離島が抱えている課題の多くは、政治と直結しています。多くの方から聞いた話を新しい2010年の手帳にメモしてきました。現地に行くと、地域の置かれている現状が良く見えてきます。取り組むべき課題はたくさんあります。

テコ入れをしなければならないのは、私の地元も同様です。夕方は、大島から取って返して裾野市に入りました。裾野では、市長選挙と県議会の補欠選挙、そして市議補選が同時に行われます。市長選には民主党推薦候補予定者(写真は原文雄さん)、県議補選には公認候補、市議補選にも後援会の主力を担ってくれた若手が選挙の準備を進めています。

現時点で「民主党ブランド」がどこまで通用するかも気になりますが、地方選挙で最後にものを言うのは地上戦です。党本部から派遣される各種団体の賀詞交歓会へも出席しなければならないのが厳しいところですが、ここは、地上戦を勝ち抜いて結果を出したいと思います。

結果が求められる2010年

2010-01-01 00:34:19 | 国会活動
新しい年がスタートしました。

政権交代が実現した2009年は変化の年でした。政治主導の仕組みが整い、事業仕分けや埋蔵金の発掘が進みました。ただし、ガソリンの暫定税率撤廃など、マニフェストの一部を断念せざるを得なかったことについては、総選挙を戦った我々一人一人が、お詫びしなければなりません。時間不足で無駄遣いへの切り込みが不足した上に、税収が想定を大きく超えて落ち込み、苦しい対応を迫られました。見込みが甘かった点は、率直に反省しなければなりませんが、我々の戦いは、まだ始まったばかりです。

2010年の最大の課題は景気対策です。中小企業や雇用を守ることで景気が二番底に陥るのを防ぐと同時に、環境、農業、医療介護などを国内の成長分野に育てていかなければなりません。アジアに視野を広げれば、温暖化対策、社会基盤整備、中間層向けの製品開発など成長分野が見えてきます。鳩山総理が提唱した東アジア共同体構想は、近隣諸国との新たな関係を模索する壮大なビジョンですが、「アジアの内需」を考えると経済的にも大きな可能性を秘めています。

「コンクリートから人へ」のキャッチフレーズの下で、国民の生活を第一に考えた政策も大切です。特に、子供手当に代表される子育て支援、地域医療の再生、消えた年金問題などへの対応が急がれます。国民の期待を背負ってスタートした民主党政権。2010年には「成果」を出すことが求められています。

私は、党役員として鳩山政権をバックアップする役割を担います。7月に行われる参議院選挙で勝利し、政権基盤を強化すれば、内政外交両面で政策を着実に実行することができます。企業団体対策委員長として各種団体との関係を強化し、組織委員長として党の地方組織を強化することで、参議院選挙の勝利を目指します。党役員となり、地元に戻る時間は限定されますが、静岡5区の代表として地元のことを忘れたことはありません。皆さんの声に謙虚に耳を傾ける姿勢は決して忘れず、一年間努力してまいります。

本年もよろしくお願い致します。