細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

参議院補欠選挙の敗北 今日から再スタート

2013-04-29 22:30:06 | 国会活動

敗戦から一夜明け、民主党は立ち上がります。

巣鴨の商店街で海江田代表、蓮舫さん、原口さん、長妻さんと私が参加し、商店街を“歩いて”、皆様の声を“聴いて”きました。

全員参加で歩き、国民の声を聴くことから、再スタートです。

厳しい声を予想していましたが、商店街の人たちもお客さんも、温かく迎えて下さいました。若手の閣僚経験者が一緒に行動できたことも大きかったと思います。

  


TPP日米合意文書

2013-04-13 20:30:26 | 国会活動

昨日のTPPの日米合意文書を改めて確認しました。

日本は、手持ちの自動車と保険のカードを切ってしまったのに、米国は農業のカードを持ったまま。双方が「リクエスト&オファー」を繰り返す通商交渉としては、これだけ一方的な譲歩は異例です。交渉に入る時期を決めてかかったため、一方的にカードを切らされたのでしょう。総理は交渉に入ってから国益を実現すると発言したようですが、最強のカードを二枚切ってしまった日本が、更に譲歩を迫られる可能性があります。

気がかりなのは、非関税障壁とされた「規格・基準、衛生植物検疫」などです。安倍政権は、施政方針演説で「聖域なき規制改革」を掲げています。日米構造協議の歴史を考えれば、TPP交渉に入るこの時期に、このようなことを掲げるのは国益に反します。通商交渉で各国は、「国会の意思」を交渉材料に使います。

この件は、国益のために、国会でしっかり質さなければなりません。


アメリカ国務省と「ホソノ・プロセス」

2013-04-10 14:52:24 | 国会活動

船橋洋一さんの『カウントダウン・メルトダウン』が、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞しました。この本には、当事者であった私も知らなかった事実が幾つも書かれています。

下巻に「ホソノ・プロセス」という章があります。
日本側は、原子力安全保安院(当時)、原子力安全委員会(当時)、資源エネルギー庁、外務省、防衛省、文部科学省、そして東電。
米側は、NRC、エネルギー省、国務省、国防総省。当初、バラバラだった窓口を2011年3月22日に一元化する会議を立ち上げました。

この会議は年末の冷温停止まで続き、最後は密かに関係者が全員集まって解散式を開きました。国務省が「ホソノ・プロセス」と呼んでいたと聞いたのは、随分後になってからです。

会館の事務所には、国務省の関係者が持ってきてくれた「ホソノ・プロセス」のパネルがあります。あの時、私は日米同盟の厳しさとありがたさを痛感しました。特に、日米の4号機のプール論争は忘れがたい。原発事故を起こしてしまったわが国ですが、原発事故に立ち向かう作業員や専門家がいました。

あのプロセスがなければ、米国、そして世界に更に大きな不信感を与えることになったと思います。ただ、最近の停電や汚染水のトラブルをみても、課題は山積しています。福島のために、更に頑張らなければなりません。