五月晴れの18日の日曜日、堅曹さん夫婦のお墓とモニュメントがある取手の瑞法光寺で、お餅つきがありました。
最近では珍しいし、なにより撞きたてのお餅がとってもおいしかったので、ブログに載せちゃいます。
毎年5月に瑞法光寺では、鬼子母神さんのお祭りをします。ご祈祷の神様なので、祈祷会(きとうえ)となります。
ご祈祷を受けにいらした御檀家さんに、お餅を食べていただこうと企画されました。
まずは前日から。20キロのもち米を研いでたっぷりの水につけておきます。
一気に10キロのお米を研ぐのは、結構大変で、手がふやけます。
木の臼には水を張っておき、乾燥した木に潤いを与えておきます。
その他、あんこやら、黄な粉やら、餅をいれるパックやら、なにやかやとそろえます。
当日は朝早くから、前日に研いで水につけておいたもち米を、今度はざるにあけてしっかり2時間ほど、水切りをします。
その間に、臼にまた、お湯をはったり、杵も水につけておきます。
ガスボンベにお釜の準備をしたり、黄な粉に砂糖や塩をいれて、味を調整したり、そうそう、餅取り粉も忘れずに用意。
さあ、お米をお釜にいれて、この入れ方にもコツがあるそうで、真ん中をへこますようにします。そして蒸しはじめます。
大体の時間で、加減は菜ばしを立てて蒸しあがりを確かめます。そしてちょっと食べてみて。
すべてベテランの人たちの勘ですすめられていきます。
蒸し上がったもち米を臼にあけて、餅つきのはじまり!
最初が難しい。
腰に力をいれて、杵をギュッ、ギュッ、と米粒をつぶすようにして回りながら押していきます。2人でやります。
だいぶ潰れたら、搗きはじめます。今度は返し手をいれる人とのコンビです。
臼の真ん中に、杵の重さでスッと落としていく。力任せに叩くのではなく。
このコツがはじめてやる人には難しいらしい。
長年やっている人や、昔やったことのある人は、体がおぼえていて、うまいですね。
どんどん臼の中で、お米がつるつるのお餅になってきます。これがいわゆるもち肌。
この頃には、ご祈祷のお手伝いにきたお上人たちが団扇太鼓でお囃子をいれてくださり、にぎやか、にぎやか。
つきあがったお餅は、粉を引いた台にうつされ、女性陣で丸められていきます。
中には前日に作った丸いあんこがはいります。
餅を手でちぎって、ちょっとのばして、くるっと包みます。
黄な粉のまぶしたのもつくります。
パックに2個づつ詰めて、できあがり。
20キロのもち米で、7回臼で撞きました。
準備したパック200個全部につめ、余ったのはのし餅にして、たくさんお檀家さんに配られました。
おいしかった~。
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